世界の固定酸化物燃料電池市場、2016年に5億3,000万米ドル規模へ
株式会社グローバル インフォメーションは、BCCリサーチが発行した報告書「Solid Oxide Fuel Cells: Technologies and Global Markets (固体酸化物燃料電池：技術および世界市場)」の販売を開始しました。
BCCリサーチによる当報告書では、世界の固体酸化物燃料電池（SOFC）市場は、2011年には3億8,000万米ドルの市場規模ですが、CAGR6.9%で成長し、2016年には5億3,000万米ドルに達すると予測しています。
世界のSOFC市場は、アプリケーション別に、CPU部門、発電機/リモート電源/付属電源（APU）部門およびその他の部門の3つに分類することができます。
CPU部門における2011年の市場規模は、1億4,000万米ドルでしたが、CAGR9%で成長し、2016年には2億1,500万米ドルへ、発電機/リモート・付属電源（APU）部門は、2011年には1億3,500万米ドル規模でしたが、CAGR3.3％で成長し、2016年には1億5,900万米ドルへ、そしてその他の部門では、2011年には1億500万米ドルの規模でしたが、CAGR8.2％で成長し、2016年には1億5,600万米ドルに達すると予測されています。
燃料電池は、補助電源、モバイル電源、定置用分散型・集中電源、携帯製品向け電源の候補として捉えられています。固体酸化物燃料電池は、最も効率的で費用効果の高い燃料電池です。作動温度が比較的高温であることがアプリケーションの範囲を制限しますが、定置型、モバイル型さらには携帯用製品にも適用可能です。技術は進歩していますが、進歩がさらなる課題を提示する場合があります。SOFCは、その技術の進化にともない、国によるエネルギー安全保障の確保、環境の向上、都市汚染の大幅な改善、生産部門における雇用の創出といった役割を担っています。またSOFCは、他の燃料電池、バッテリー、内燃エンジン、および石炭・石油火力熱エンジンに比較して費用効果が高く、パフォーマンスの良いライバルともなります。
固体酸化物燃料電池：技術および世界市場
Solid Oxide Fuel Cells: Technologies and Global Markets
http://www.gii.co.jp/report/bc210424-solid-oxide-fuel-cells-technologies-global-markets.html
出版日 2011年09月
発行: BCCリサーチ
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