オラクルのデータベース・マシン「Oracle Exadata」を採用したケーズホールディングスの基幹系システム統合基盤が稼働開始
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)は本日、オラクルのデータベース・マシン「Oracle Exadata」が株式会社ケーズホールディングス(本社:茨城県水戸市、代表取締役社長 COO:遠藤 裕之、以下ケーズホールディングス)の基幹系システム統合基盤として稼働を開始したことを発表します。
ケーズホールディングスは、日本国内において約380店の店舗数とネットワークを擁する家電量販店です。堅実な成長を維持し、約8000億円の年間売上規模を誇ります。「がんばらない経営」というユニークな経営スタイルを貫きながら、厳しい経営環境の中で成長を続ける企業です。
ケーズホールディングスはビジネスの拡大や店舗数の増加にともない、同社の基幹系システムが取り扱うデータ量は大幅に増加し、システムに求められる性能が年々レベルの高いものになっていました。
そこで、同社では2007年、東芝情報機器株式会社(本社:東京都江東区豊洲、代表取締役社長:影山 岳志)の協力を受け、5カ年中期計画に基づくシステムの再構築プロジェクトを開始しました。本プロジェクトでは、基幹系システムを構成する売掛・発注、物流、顧客領域のシステムを統合することで、複雑化するシステムと巨大化するデータへの対応、パフォーマンスが高く堅牢なシステムへの移行、効率的な運用体制と管理のしやすい環境の整備を目標に掲げました。
ケーズホールディングスは、2010年8月、「Oracle Exadata」を基幹系システムの統合基盤として採用決定し、2011年9月に複数基幹系システムの一部稼働を開始しました。現在、中期計画に基づき基幹系システムを構成する全システムの統合を進めています。稼働を開始した新基幹系システムのバッチ処理では、従来、8時間以上を要していた夜間バッチ処理が約1.5時間に短縮するなど、大幅なパフォーマンスの向上を実現しました。バッチ処理時間の短縮は、万が一のエラー発生時への対応力を高めると同時に、在庫状況を割り出して自動発注するまでの時間を短縮し、発注の柔軟性向上、在庫管理のさらなる適正化を支援しています。また、さらに今後の計画では基幹系システムのバックアップを強化することにより、システムのBCP*対策を拡充します。
*BCP: 事業継続計画。Business Continuity Planの略。
●参考資料
・「Oracle Exadata Database Machine」製品概要
http://www.oracle.com/jp/products/database/database-machine/
・「Oracle Exadata Storage Server」製品概要
http://www.oracle.com/jp/products/database/exadata/
・「Oracle Database 11g」製品概要
http://www.oracle.com/jp/products/database/index.html
●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼動するよう設計します。オラクル(NASDAQ:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.comをご覧ください。
■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 小林、玉川
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