「素材の機能をデザインする」をコンセプトに 粒子コントロール技術を基盤とした ミネラル、ビタミン製剤の新工場を 三重県四日市市に竣工、7月より本格稼働
太陽化学株式会社(本社:三重県四日市市、代表取締役社長:山崎 長宏)は、2022年6月20日、南部工場内に「素材の機能をデザインする」をコンセプトとした各種ミネラル、ビタミン製剤の製造を行う新工場を竣工します。新工場ではIOTやAI等先端技術の導入によるスマート工場にも挑戦することで、高品質な製品をグローバルに供給することを目指します。
背景
平均的な日本人のミネラル、ビタミン等の微量栄養素は、厚生労働省の令和元年 国民健康・栄養調査および、日本人の食事摂取基準(2020年版)に示される摂取の目安と比較すると、多くの微量栄養素で摂取量が不足しています。
ミネラル、ビタミン等は、不足すると健康の維持が困難になる栄養素であり、昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大以降、注目が集まる免疫機能の維持においても、重要な役割を果たすことから、今後一層の成長が見込まれます。
バランスのよい食事を意識しながら、足りない栄養素をサプリメントや加工食品を通じておいしく、摂取しやすい環境をつくることは、社会から求められている役割と考えます。
コンセプト「素材の機能をデザインする」
そのままでは吸収されにくい不溶性のミネラル、ビタミン等の微量栄養素を、効率的に私たちの身体に届けることができる独自技術「NDS(ニュートリションデリバリーシステム)」のコア技術は粒子コントロール技術にあります。
この技術は機能性素材が持つ生理作用を活かしつつ、高タンパク飲料、スポーツ飲料、流動食等の飲料や、デザート等幅広い食品への利用を可能とします。
また、ミネラル、ビタミン等の微量有効成分のプレミックス化により、食品製造における微量成分の計量、均質化等の煩雑な処理を軽減し、製造プロセスの改善や稼働の効率化要望にお応えします。
新工場 施設概要
所在地 :三重県四日市市山田町800番 太陽化学株式会社 南部工場内
投資規模:約18億円
生産品目:ミネラル、ビタミン製剤
生産能力:約1,900t(鉄製剤として)
建屋概要:延床面積 1,081m2
太陽化学株式会社 概要
商号 : 太陽化学株式会社
代表者 : 代表取締役社長 山崎 長宏
所在地 : 〒512-1111 三重県四日市市山田町800番
設立 : 1948年1月
事業内容: 乳化剤、安定剤、鶏卵加工品、機能性食品素材等の開発、製造。
資本金 : 77億3,062万円
URL : https://www.taiyokagaku.com/
伝統的な天然素材から、最先端技術を応用した新規素材まで様々な食材・工業用途向素材を取り扱うと共に、研究開発型企業として、無限の可能性を秘めた機能性食品素材の創造に取り組んでいます。