犬のしつけは難しくて困ってしまいますよね。
言葉だけでしつけることができたら楽だと思いませんか?
そこで今回は、しつけに使える「言葉」について詳しくお伝えしていきます。

①犬のしつけに言葉を使うことができるのか?

犬に命令するときに、誉め言葉だけでしつけることができます。
専門的には、古典的条件付けという方法になります。
それだけでは「ん?何のこと?」となると思います。
その方法を使ったある有名な実験が分かりやすいので紹介します。
ある所に犬がいました。飼い主が犬に鈴を鳴らしてからエサを与えることを毎日繰り返しました。するとエサを見せずに、鈴を鳴らしただけで犬がよだれを出すようになったのです。
これは犬にとってエサ=ご褒美だったのが、鈴=エサをもらえる合図=ご褒美というように学習したことで起こった結果です。
この理論を応用すれば簡単にしつけができます。
例えば、飼い主であるあなたがペットの犬にエサをあげる前に褒め言葉を1つ決めて言い続けてください。するとあなたの犬は褒め言葉=ご褒美の考え方に変わってきます。すると褒め言葉を言うだけで、簡単にしつけができるようになります。
注意して頂きたいことが、様々な褒め方を行うことや、エサの前でなく後に褒めないでください。そんなことをすると犬にとって褒め言葉=ご褒美の方程式ができにくいので、しつけが難しくなります。

②褒めてしつけるために必要な考え方

先程紹介した古典的条件付けについてもう少し詳しくお伝えしていきます。
褒め言葉など、「言葉」を使ったしつけができれば飼い主も楽ですし、犬に不快な刺激を当たる必要がないため犬にとってもストレスが少ない方法になります。
しかし気を付けておかないといけない注意点もあるので、それをお伝えしていきます。

褒め言葉でしつけるときの注意点

褒め言葉は、犬が飼い主の思い通りに行動した時に使う言葉です。
褒め言葉の言い回しについては、その時々で「いい子!」や「ナイス!」や「よしよし!」など変えないほうがいいです。家族で面倒を見ている場合、それぞれ違う褒め方をついついしてしまいがちですよね。そうすると犬にとって褒められているという実感が湧かなくて、飼い主は褒めてしつけをしているつもりなのに効果がなかったりします。

呼び言葉について

呼び言葉は字のごとく犬を呼ぶときに使う言葉や音のことです。
よく使われるものに、犬の名前、クリック音、キッシングノイズがあります。
クリッカーなどで出す音がクリック音で、口を使って音を出すのがキッシングノイズです。
これらの音を使うことで犬は「何かエサをもらえるのか」と期待して飼い主の方へ向いてくれます。
注意点としては、他の言葉と犬が聞き分けやすいように呼び言葉以外で使わない言葉にしておくことです。

③言葉を使って叱るために必要な考え方

古典的条件付けは、褒めるしつけだけではありません。
古典的条件付けには反対に二次的罰という罰を与えることで犬の行動を修正するしつけ方があります。
二次的罰は、犬にとって不快ではなかった刺激にネガティブな意味を付ける事で、その刺激が犬にとって罰に感じるようにしてしまうことです。
間接的に犬が嫌がる刺激を与えることです。
具体的には、犬が良くない行動をした時に注意する言葉をかけます。そして次にしばらくの間犬を放置してください。すると犬は次から同じ行動を避けるようになります。
ポイントはまず注意の声掛けをして、次に放置するという手順を守ることです。これが反対にならないようにしてください。
犬にとって放置されることはとても不快な刺激になります。そして不快な刺激が起こる前に、言われた言葉だけで不快な刺激に感じるようになります。すると言葉だけでやめてほしい犬の行動を止めることができるようになります。
使いやすい言葉として解除語があります。これは犬の行動をストップさせ、飼い主の元に来るよう伝える言葉になります。例えば「ストップ!」や「NO!」などがそれにあたります。言葉自体は何でもかまいませんが、なるべく普段の生活で使う頻度の少ない言葉にしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?
犬にとって言葉の力はかなり強く働きます。
そのため飼い主であるあなたの言葉一つで良くも悪くもなってしまいます。ぜひ今回の記事を参考にして上手にしつけをしてみてください。