新日鉄ソリューションズと日本オラクル共同でハードウエアベンダ3社と協力し、統合基盤ソリューションの「RAC ソリューションセンター」を開設

新日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区新川二丁目20-15、代表取締役社長:棚橋康郎)と日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区紀尾井町4-1、代表取締役社長:新宅正明)は、急激な変革がおきている現在の企業ビジネスを支える、オープン系のミッションクリティカルな統合基盤ソリューションを両社共同で評価検証した上で提供していく事といたします。
ブロードバンドが進展し、情報システムの社会インフラ化がすすむ環境の下、柔軟な拡張性、可用性を担保するとともに高度な障害対応性を持った基盤システムの構築ニーズが高まってきています。そこで、オープン・ミッション・クリティカルで且つ大規模な基盤システムのソリューションを提供する為、データベースソフトのOracle9i Real Application Clusters *1 (以下Oracle9i RAC)を、サン・マイクロシステムズ、ヒューレット・パッカード、アイ・ビー・エムといった主要プラットフォーム上で検証・評価する「RACソリューションセンター」を新日鉄ソリューションズ社内に開設しました。

 *1 Oracle9i Real Application Clusters :
   共有ディスク型のクラスタシステムが従来もっていた問題点である、書
   き込み競合時の性能劣化を解消し可用性、拡張性を高次元で両立させる
   完成されたクラスタ・アーキテクチャ。

Oracle9i RACは,複数台でのリニアな性能拡張、拡張時にアプリケーション書換不要、待機系専用機不要等の特徴をもっており、適切なアーキテクチャ設計・実装をしていくことで非常に優れたコストパフォーマンスと高い信頼性を実現することができます。RACソリューションセンターではOracle9i RACを最大限に活かすため、新日鉄ソリューションズの中立的でマルチベンダなシステムインテグレータとしての知見を活用し、実際のシステムの利用形態や構成を反映させて検証を行います。その上で、各プラットフォームに依存するシステムの各種特性を把握して、よりユーザーの立場に立ったRACソリューションを提供していきます。

RAC ソリューションセンターの運営には、日本オラクルに加えて、サン・マイクロシステムズ株式会社、日本ヒューレット・パッカード株式会社、日本アイ・ビー・エム株式会社の主要ハードウエアベンダ3社が協力しています。また、今後協力パートナーを増やしていく予定です。

1.RACソリューションセンターのタスク

1)”Multi Platform”(複数環境への対応)
データベースを利用するユーザーのシステム環境には様々なプラットフォームが利用されています。そのため、特定のシステム環境に限定せず、主要なUNIXおよびWindowsプラットフォームにて検証を実施し情報を提供していきます。
また、プラットフォームを有効に活用するためにも、プラットフォーム毎にOSや、Oracle9i RACとの組み合わせの検証から明確にしていきます。

2)”Speedy”(提供の早期化)
正式出荷前の製品に対しても、日本オラクルからプログラム提供を受け、検証を実施していきます。早期検証の実施により安定した製品としてユーザーに利用していただけるようにします。
この早期実施実現のために、基本検証を共通テスト仕様に基づき、半月程度の短期間で実施していく予定です。また、ハードウエアベンダから最新機材の提供をしていただくことで、各プラットフォームでの早期・短期実施を実現していきます。

3)”Continuity”(継続性)
新日鉄ソリューションズと日本オラクルの10年来の協業で培った技術および実績をベースに、新機能のみならず、従来機能に対しても継続的なテストを実施していくことでその改善点をより明確にしていきます。今後のバージョンアップ製品においても、共通のテスト仕様を用いることで、一貫した視点での評価を継続していきます。

2.RACソリューションセンターを支える協業体制

1)日本オラクル
日本オラクルと新日鉄ソリューションズは、従来から密接な連携を行なっていますが、特にOracle9i RACについては、RACソリューションセンターに対し、従来より早いタイミングでの各種評価用プログラムの提供を行ないます。
2)ハードウエアベンダ3社
ハードウエアベンダ3社は、専任エンジニアによる技術協力のみならず、RACソリューションセンターに対して、検証・評価用の最新機材の貸し出し提供を行ないます。

3.実行スケジュール
RACソリューションセンターにおけるプラットフォーム毎の第一回検証・評価スケジュールは以下です。
(1)サン・マイクロシステムズ(Solaris)プラットフォーム→
本年5月上旬実行予定
(2)ヒューレット・パッカード(HP-UX)プラットフォーム→
本年5月中旬実行
(3)アイ・ビー・エム(AIX)プラットフォーム→本年5月下旬実行予定

尚、上記3つのプラットフォームに引き続き、Microsoft Windows NTプラットフォームによる検証・評価も予定しています。

【サービスに関するお問い合わせ先】
新日鉄ソリューションズ株式会社
基盤システムプロダクツ事業部 折原
http://www.ns-sol.co.jp/

日本オラクル株式会社
パートナー営業本部 森
http://www.oracle.co.jp/

【マスコミからのお問い合わせ先】
新日鉄ソリューションズ株式会社
総務部 広報担当 鬼塚、奥村

日本オラクル株式会社
社長室 広報部 真部、石川

Oracleは、Oracle Corporationの登録商標です。
UNIXは、The Open Groupの米国ならびにそのほかの国における登録商標です。
Windows、Windows NTは、米国Microsoft Corp.の米国及びその他の国における登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。

RACソリューションセンターの設立に向けて(各社からのご賛同文)

<サン・マイクロシステムズ株式会社>
 サン・マイクロシステムズ株式会社は「RACソリューションセンター」開設を歓迎します。本センター開設にあたり、Solaris オペレーティング環境上でのOracle9i RACの検証・評価テストがサンのサーバおよびストレージで早期に実施されました。
「RACソリューションセンター」で得られた RAC環境でのシステム設計、構築、運用における有益な情報が様々なプロジェクトで活かされ、サンのプラットフォーム上でのRACソリューションがお客様に幅広く展開されていくものと期待しています。

サン・マイクロシステムズ株式会社 代表取締役社長 菅原 敏明

<日本ヒューレット・パッカード株式会社>
日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下日本HP)は、今回の「RACソリューションセンター」の開設を歓迎するとともに、積極的に様々な支援を提供します。
日本HPは、ミッションクリティカル・システムの構築における様々な検証を行っており、多くのノウハウを蓄積し成果を積み重ねています。今回この成果を「RACソリューションセンター」に積極的に提供するとともに、経験豊富な専任エンジニアを派遣します。ハードウェアからソリューションまでの、ミッションクリティカルかつスケーラブルな環境の構築を新日鉄ソリューションズとともに行ない、お客様の厳しい要求に応えます。

日本ヒューレット・パッカード株式会社 常務取締役 ビジネスカスタマ事業統括本部長  飯塚 雅樹

<日本アイ・ビー・エム株式会社 Webサーバー製品事業部>
日本アイ・ビー・エム株式会社は、「RACソリューションセンター」開設を歓迎いたします。当社のUNIXサーバー、IBM pSeriesを基盤にした、データベースソリューションにおける幅広い選択肢をお客様に提供することができるようになるとともに、各ソリューションに対して、最新のOracle DBと組み合わせた稼動検証をいち早く提供することができるようになります。同時に、データベースソリューションの提供では多くの実績と高度なノウハウを持つ新日鉄ソリューションズとの協業は、UNIXサーバーの新規市場開拓にとって重要な役割を担うものであり、今後もさらに、その協業を推進していきます。

日本アイ・ビー・エム株式会社 Webサーバー製品事業部長 東上 征司

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