映文連アワード2019 審査員特別賞受賞 BS12スペシャル「核の記憶 89歳ジャーナリスト 最後の問い」

BS12 トゥエルビ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:森内譲)は、昨年8月に放送したドキュメンタリー「核の記憶 89歳ジャーナリスト 最後の問い」において、映文連アワード2019 審査員特別賞を受賞しました。
審査講評では、「“平和と愛”、核廃絶を願うメッセージは力強く、どうしても伝えたいと思う鈴木氏の執念、ジャーナリスト魂を映し出した力作である。」と高く評価されました。

公益社団法人映像文化製作者連盟(映文連):
日本における主として非劇場系の映像製作会社(プロダクション)で組織された団体で、その前身を1953年(昭和28年)に発足した教育映画製作者連盟にもち、1969年(昭和44年)には、映像をより広く産業・社会・文化の発展に役立てるべく、映像製作業界を包括する団体に改組し、社団法人映像文化製作者連盟となる。現在は「公益社団法人映像文化製作者連盟」として映像文化並びに映像産業の振興を通じて、わが国の教育・文化の向上、産業・経済の発展に貢献し、広く公益に寄与することを目的として事業を行う。(公益社団法人映像文化製作者連盟HPより一部抜粋)

■番組プロデューサー BS12 トゥエルビ 佐々岡沙樹コメント

闘病しながら人生最後の取材を続けていた鈴木さんは今年1月に亡くなりましたが、鈴木さんもこの受賞をきっと喜んでくれていると思います。なかなかこのようなドキュメンタリーは民間放送ではいろいろな面で放送が難しいとされる中、この番組の制作を後押ししてくれた方たちや鈴木さんが亡くなる直前までその様子を撮り続けてくれた向平さんをはじめドキュメンタリー新社の皆様に感謝しております。これからも亡くなった鈴木さんに叱られないように作品と向き合っていきたいと思っております。

■鈴木昭典について:現役最高齢のテレビドキュメンタリストとして走り抜けた生涯

朝日放送(現朝日放送テレビ)でドキュメンタリーの「ジャピンド」「日本この100年」シリーズなどを手掛けた。88年に制作会社ドキュメンタリー工房を設立後も「日本国憲法を生んだ密室の9日間」など昭和史の番組を中心に制作。今年1月、闘病生活の末、89歳で死去。昨夏BS12 トゥエルビで放送した「核の記憶 89歳ジャーナリスト 最後の問い」が自身の遺作となった。


1.番組概要

■番組名:BS12 スペシャル「核の記憶 89歳ジャーナリスト 最後の問い」
■放送日時:2018年8月4日 よる7時00分~8時10分 ※一部再編集し、2019年8月30日に再放送
■出演者:鈴木昭典(取材)、檀ふみ(ナレーション)
■制作会社:株式会社ドキュメンタリー新社

2.番組内容

「あの戦争を体験した者として、これだけは伝えておきたい」と現役最高齢のテレビディレクターといわれる鈴木昭典は、ニュージーランド、タヒチ、広島、長崎で核の脅威を取材していたが、鈴木自身の体に癌が見つかった。それでも鈴木は闘病しながら取材を続けた。この番組は89歳のディレクターが人生最後の仕事として3年半にわたり核被ばくの実態と向き合い続けたドキュメンタリーである。


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