セキュリティプリントサービス ヒドンワードII販売開始

デジタル技術で小ロット・在庫レスを実現し、用途拡大

 デジタルハイブリッドのトッパン・フォームズ株式会社(以下トッパンフォームズ)は、偽造防止効果が得られるセキュリティプリントサービス「ヒドンワードII」を6月23日から販売開始します。
 複合機などでコピーをすると「COPY」などの隠し文字が現れるセキュリティプリントは、これまでオフセット印刷で大量のベース(地紋)印刷を行い、その上に追加で文字などの可変印字をしていました。
 「ヒドンワードII」では、独自の版下作成技術を開発することで、デジタルプリントによる地紋印刷の実用度を高め、ベースと追加印字を同時にデジタルプリントするため、ベース印刷の工程および在庫保管が不要になりました。従来は割高感があった10,000セット未満の小ロット注文についても低コストで提供することができるため、セキュリティプリントが手軽に利用可能になります。地紋の色は3色(レッドグレー、ブルーグレー、イエローグレー)をラインアップし、自治体が発行する各種振興券・クーポンをはじめ、受験票・合格証、保険証券、DMなどさまざまな用途で活用いただけます。

隠し文字が現れるセキュリティプリントのイメージ

隠し文字が現れるセキュリティプリントのイメージ(右がコピー後)

従来方式とヒドンワードIIの違い

従来方式とヒドンワードIIの違い

背景

 社会のデジタル化進展により、必要な印刷物を必要なタイミングで提供し、在庫を極力持たないデジタルプリントへのシフトが着実に進んでいます。また、印刷物のニーズは多様化により小ロット化する傾向も強まっています。その一方で個人宛の通知は電子メールなどによるアプローチと郵便物との連動が増加しており、One to Oneのパーソナルプリントに対応することで電子と紙の情報連動も着目され、損紙や無駄な在庫が少なく、環境にやさしいデジタルプリント技術を生かしたサービスの提供による差別化が急務になっています。

特長

1)小ロット・短納期でセキュリティプリントの提供を可能にする新サービス 
2)納期は従来比半減が可能(ベース印刷から製造する場合)
3)白紙から全てを一度3)に印刷するため、ベース印刷の在庫管理不要 
4)可変フルカラーでOne to Oneのパーソナルプリントに対応 
5)偽造防止効果の地紋はイエローグレー、ブルーグレー、レッドグレーの3色から選べる                 

今後の予定

 トッパンフォームズでは、セキュリティプリントの用途拡大を狙います。必要なタイミングに合わせ、小ロット・短納期での対応が可能となったことで、これまでセキュリティプリントを加えてこなかった小ロットの振興券やクーポン券、DM、ギフト券などへの展開を目指します。ヒドンワードIIは官公庁・自治体をはじめ、旅行・宿泊、航空、教育、小売り・流通、クレジット、保険などの各業界に拡販し、2025年度までの4年間で17億円の売り上げを見込んでいます。  

「ヒドンワードII」の詳細についてはこちらをご覧ください。

  URL: https://solutions.toppan-f.co.jp/solution/33733/
以上
 
 
※「デジタルハイブリッド」「ヒドンワード」は、トッパン・フォームズ株式会社の登録商標です。
※その他記載された製品名などは各社の登録商標あるいは商標です。
※記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。  

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