犬の子宮蓄膿症とは?原因や症状、治療は可能なのかを徹底解説!

犬の【子宮蓄膿症】は、放っておくと死に至る大変危険な病気で、メス犬の4頭に1頭が子宮蓄膿症を発症すると言われているほど珍しくはない病気です。
今回は子宮蓄膿症について、原因や症状、予防方法や治療方法などを詳しく解説しておりますので、是非参考にしてください。

子宮蓄膿症について、どのような病気なのか、また発症する原因は何なのかをご説明いたします。

子宮蓄膿症とは?

子宮蓄膿症とは、メス犬特有の病気で、子宮内に膿が溜まってしまう病気です。
溜まった膿は、陰部から定期的に排出される【開放性子宮蓄膿症】と全く排出されず溜まっていく【閉鎖性子宮蓄膿症】の2種類があります。
子宮内で菌が増殖し、毒素が溜まりその毒素が原因で血栓ができたり、腎不全を起こして死に至るケースも珍しくはありません。

子宮蓄膿症になる原因

子宮蓄膿症は子宮内膜に細菌が感染して起こる病気で、その最近の中でも大腸菌が代表的と言われています。免疫力が低下している発情後期(黄体期)に細菌感染がおこりやすく、特にホルモン分泌バランスが悪くなっているとさらに発症しやすくなっています。
年を取るほど発症率が上がり、5歳ごろからその危険性が高くなっていきます。

子宮蓄膿症の症状

Curious dog and question mark on a blue background, faq concept.
Curious dog and question mark on a blue background, faq concept.

子宮蓄膿症の怖いところは、発症してすぐは無症状でそのまま重症化するまで飼い主さんが気づかないケースがある事です。
開放性子蓄膿症の場合

陰部から血液と膿が混じったモノが出てくる
多飲多尿
元気がなくなる
食欲低下
嘔吐

閉塞性子宮蓄膿症の場合

腹部が膨らんでいる
多飲多尿
元気がなくなる
食欲低下
嘔吐

閉塞性子宮蓄膿症の場合、陰部からの分泌物が見られない為、気づいたときには進行しているケースが多く、発見から約2週間で亡くなる例もあります。

子宮蓄膿症の治療方法

子宮内膜症には以下の2種類の治療法があります。それぞれどのような治療法なのかをご紹介いたします。

卵巣・子宮摘出手術
投薬

卵巣・子宮摘出手術

特に今後妊娠を希望していない場合は早急な卵巣・子宮を摘出する手術が必要となります。
しかし全身状態が悪い場合や高齢の場合は、手術のリスクが高くなるため、投薬治療に切り替える場合があります。今後妊娠を希望している場合も同様です。

投薬治療

投薬治療では、子宮を収縮させて膿の排出を促すための薬を使用します。
この治療方法では、閉鎖性子宮蓄膿症では使用できません。
また、投薬治療は再発する事も多く完治するわけではありませんので、理解しておく必要があります。

手術しても手遅れの場合がある

子宮蓄膿症の怖いところは、手術をしても手遅れの可能性があります。
手術で卵巣・子宮を摘出して子宮蓄膿症は完治する事はできますが、手術をするまでに、すでに毒素が血栓を作っていたり腎不全を起こしていた場合は、手術成功していても多臓器不全を起こし亡くなる場合もあります。処置が遅れれば遅れるほど、毒素が回る確率も上がりますので、早期発見がとても大切となります。

子宮蓄膿症の予防方法

Small cute dog examined at the veterinary doctor, close-up
Small cute dog examined at the veterinary doctor, close-up

子宮蓄膿症はできるだけ若いうちに避妊手術をする事で完全に予防する事ができます。
妊娠をさせる予定がない場合は、避妊手術を受ける事をおすすめします。
また、避妊手術は子宮蓄膿症を予防するだけではなく、乳腺腫瘍の予防や発情期のストレスを軽減、出血で部屋が汚れたりおむつ代がかかる事がないという事がメリットとなります。

まとめ

子宮蓄膿症についていかがでしたか?
子宮蓄膿症は子宮に膿が溜まってしまう病気で
・避妊手術をしていない
・黄体期の免疫力が低下している時やホルモンバランスの崩れが原因で細菌に感染
これらが原因で発症し、その確率は年をとるごとに上がっていくという事がわかりました。
そして、子宮蓄膿症の予防方法は避妊手術を受けるという事です。
愛犬と少しでも長く一緒にいられるように、避妊手術を受けていない人は一度検討する事をおすすめします。