合併買収により断片化する北米の軍用アビオニクス市場

株式会社グローバル インフォメーションは、Frost & Sullivanが発行した報告書「North American Military Avionics Market (北米の軍用アビオニクス市場)」の販売を開始しました。

Frost & Sullivanの最近の調査では、現在および今後の米国・カナダにおけるアビオニクスへの支出動向を分析しています。支出は航空機の種類により分類され、付随的な二次分類には兵役予算のカテゴリーやアビオニクスの種類も含みます。

Frost & Sullivanの航空機・防衛部門は、北米の軍用アビオニクス市場は2011年に134億8,000万米ドルの収益を上げ、2017年にはこれが133億1,000万米ドルに低下するとしています。

Frost & Sullivanのインダストリーマネージャー、Wayne Pluckerは次のように述べています。「過去のプログラムではまったく新しい航空機やアビオニクスの設計が盛り込まれることがよくありました。比較的数が少ない新型航空機モデルでは、その開発や製造を担える市場の参加者数を制限してしまうことになります。」

新しいプログラムの多くは、特定のミッションのために修正された一般的な機体に依存しています。こうした機体の一部は商用航空機の設計であり、航空アビオニクスのための商用アビオニクスを広く使用しています。しかし、統合アビオニクスがニッチサプライヤに新たな市場機会を提示しています。さらに、大手の部品プロバイダは市場で大きな力を持ち始めています。

全体として、アビオニクス市場のサプライヤの総数は合併買収により減少しています。しかしこうした合併買収が実際のところ市場の競合性を高めています。航空機のOEMはアビオニクスのインテグレータとしてのチャンスを強力に追及しており、一方でこれまでスタンドアローン型のシステムを提供してきた部品のサプライヤは今、統合ソリューションを提供するようになっています。

「こうした市場の力の結果、BoeingやLockheed Martinはより直接的なアビオニクス収益を生み、Northrop Grumman やRaytheonは、新たな大手市場参入者となっています。航空機のプログラムは国際化が進み、その結果数少ない新型航空機プログラムにおける役割の競争が活発化しています」とPluckerは述べています。

市場調査レポート: 北米の軍用アビオニクス市場
North American Military Avionics Market
http://www.gii.co.jp/report/fs255503-north-american-military-avionics-market.html
出版日: 2012年11月22日
発行: Frost & Sullivan

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