デルと日本オラクル、「ファイルサーバー統合ソリューション・パッケージ」を発表

 デル株式会社(本社:川崎市幸区、代表取締役社長:ジム・メリット、以下デル)と日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新宅 正明、以下日本オラクル)は、企業内に散在するファイルサーバーの統合を実現する「ファイルサーバー統合ソリューション・パッケージ」を発表します。本パッケージは、中小企業を対象に、企業内のセキュリティや内部統制の強化と、システム運用・管理の効率化によるTCO(Total Cost of Ownership)削減を支援します。

 現在、通称日本版SOX法の施行に向けて、企業の内部統制強化が重要な課題となっています。内部統制を強化する際には、「ITの活用」が基本的要素に盛り込まれ、厳格な社内文書の管理を実現するIT基盤の整備が必須となっています。デルと日本オラクルでは、こうした要件への企業の取り組みを支援し、社員数500人程度までの中小企業に向けたソリューション・パッケージを実現しました。同パッケージは、ファイルサーバーでは難しかったデータへのアクセス権管理の設定や、コンテンツのセキュリティを保持するといった内部統制上必須の要件に迅速に対応します。

 「ファイルサーバー統合ソリューション・パッケージ」は、日本オラクルのコラボレーティブ・アプリケーション「Oracle Collaboration Suite 10g」の主要コンポーネントである「Oracle Content Services」と、あらかじめサイジングをほどこした()デルの高性能IAサーバー「PowerEdge™(パワーエッジ)」やDell|EMCストレージ製品などのハードウェアを、パッケージ化したものです。ハードウェアは、あらかじめ想定される設定をもとにベンチマークテストを済ませており、顧客からの発注と同時にセットアップと導入が可能です。サーバー、ストレージに加え、ソフトウェアライセンス、システムの導入、保守までの全てをパッケージ化することで、短時間、容易、安価なシステム導入と稼動が可能となります。
)ハードウェアを中小企業に最適な設定にあらかじめ調整

 「Oracle Collaboration Suite 10g」は、企業内のファイルサーバーやパソコン上に散在しているデータをセキュアに一元管理するコラボレーティブ・アプリケーションで、ユーザー間でのデータの共有や活用を行う機能である「Oracle Content Services」を備えています。「Oracle Content Services」は、コンテンツをデータベースに格納するため、ファイルシステム上にコンテンツを保持するファイルサーバーと異なり、コンテンツのセキュリティをOS(オペレーティング・システム)から切り離すことができます。さらに、コンテンツの一元管理やアクセス権管理が容易にできるので、散在しているファイルサーバーのどこにコンテンツを置いたか分からないということもなくなります。これにより、管理者や責任者は、監査時に提示すべきドキュメントなども即座に提示可能となります。

 デルは、日本オラクルのオンライン営業拠点「Oracle Direct」と共同で、「Oracle Collaboration Suite 10g」による「ファイルサーバー統合ソリューション・パッケージ」拡販を目指します。

■パッケージ構成(100ユーザー推奨構成)
PowerEdge 2800
・CPU:インテル® Xeon®プロセッサー 3.2GHz(2MB L2キャッシュ、800Mhz FSB)×2
・メモリ:6GB 6x1GB 1R PC3200 DDR2/400
・HDD:73GB 10Krpm U320 SCSI HDD×2
・RAID:オンボードPERC4e/Di RAIDコントローラ
・NIC:オンボードインテルデュアルポートGigabitネットワークコントローラ
・OS:Red Hat® Enterprise Linux® ES v.4 日本語インストールガイド、32bit/EM64T版メディア、3年間DirectLineサポート付(32bit版工場インストール)
・サポート:[ゴールド] 3年間 当日4時間プラス対応オンサイト(24時間365日)、TAM、ゴールド電話サポート
・ソフトウェア:Oracle Collaboration Suite 10.1.2(ライセンス、メディア、ソフトウェア保守)
・基本導入サービス

■価格・受注開始日
価格:2,572,000円(税込、配送料別)
受注開始日:2006年4月20日

■「Oracle Collaboration Suite 10g」について
「Oracle Collaboration Suite 10g」は、「Oracle Fusion Middleware」を構成するアプリケーションの一つで、「Oracle Database 10g」と「Oracle Application Server 10g」を基盤に構成されています。IdM(アイデンティティ管理)とも連携し、アクセス管理をはじめとして、各種コンテンツのセキュリティを高める機能を実装しています。さらに、現バージョンより、「Oracle Records Management」機能も追加され、データの記録管理が可能となりました。

<ユニアデックス株式会社からのエンドースメント>
ユニアデックスは、デル株式会社と日本オラクル株式会社による「ファイルサーバー統合ソリューション・パッケージ」販売の発表を,心より歓迎いたします。このソリューション・パッケージは,内部統制やコンプライアンス強化のIT基盤を,お客様にタイムリーにご提供するものと思います。
当社は、PowerEdgeサーバー、DELL|EMCストレージ、「Oracle Content Services」で構成される当該システムに対し、業界で高い評価をいただいておりますシステムサービス、サポートサービスをワンストップソリューションとして提供させていただき、デル株式会社と日本オラクル株式会社の協業を推進してまいります。
ユニアデックス株式会社 執行役員 樋口 孝光

●デルについて
デル株式会社は、米Dell Inc.の日本法人で、独自の直販方式「デル・ダイレクト・モデル」を活かした販売/マーケティング/サービス・サポート業務を行っています。業界標準技術を採用したサーバー/ストレージ製品およびソリューションの拡充に注力しており、エンタープライズ市場においても「デル・ダイレクト・モデル」による優れたバリューをお客様に提供しています。

●日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月28日に東証一部上場。従業員数1,502名。(2005年11月末)

■本件に関する報道関係お問い合わせ先
デル株式会社 広報本部 新井原
電話:044-556-3450 e-mail:keiichiro_araihara@dell.com
本プレスリリースはデルの「オンライン・プレスルーム」でもご覧いただけます。
URL:http://www.dell.com/jp/press/

日本オラクル株式会社 コーポレート・コミュニケーション室 広報部 北川
TEL:03-6238-8180  FAX: 03-5213-6990  E-mail: Natsuko.Kitagawa@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/

Oracleは、Oracle Corporationの登録商標です。デルロゴ、PowerEdge、PowerConnect、Dell|EMCは、米国Dell Inc.の商標または登録商標です。その他、記載されている会社名、製品名ならびにサービス名は、各社の登録商標または商標です。

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