スマートフォンの普及を後押しするMコマース、Eコマースの時価総額の24%に成長
株式会社グローバル インフォメーションは、ABI Researchが発行した報告書「M-Commerce: E-Commerce, Physical and Digital Goods, Mobile Online Shopping, Retail Innovation, Showrooming, Multi-Channel Strategy, New Technologies and Payment Options」の販売を開始しました。
最近の動向をみると、Mコマース市場は2017年末までに、Eコマースの収益全体の24.4%を占めるまでに成長する見通しです。これは、2011年における驚異的な成長の結果を示すものです。モバイルオンライン・コマースの市場規模は倍に拡大し、656億ドルに達しています。モバイルオンライン・コマースに関するABI Research社の報告書によると、成熟市場ならびに発展途上市場の双方において、スマートフォンが急速に普及したこと、小売業界ではインターネットベースのベンダーとの競争の激化を受け、従来方式の小売業者がマルチチャンネル戦略を実施しているこが、成長が加速している理由です。
Eコマース市場全体に占めるMコマースの割合は現在のところ、比較的に小さいものですが、急速な成長を遂げています。モバイル市場は2011年、スタンドアロンアプリケーションやストアフロントから現状への移行に後押しされ、転換点を迎えました。現在では、Mコマースのプラットフォーム、アプリ、サービスが拡大を続け、最適化され、統合されています。
プラクティス・ディレクターのジョン・デヴリン氏は、「Mコマースはまだ大量市場ではありませんが、厳しい経済情勢のなかでも著しい成長を遂げています。疑問点として残るのは、Mコマースの価値と投資収益率を最善の形で実現するにはどうすべきか、という点です。しかし、自社のモバイルポートフォリオの開発に投資を行うリソースを持った革新的な小売業者は、Mコマースを将来に向けての道と明確に特定しています」とコメントしています。
スマートフォンと“アプリストア・メンタリティー”が、驚くほど急速な市場の成長を支援してきました。消費者は自分のモバイル機器を使って、様々な商品やデジタル商品を購入することができます。支払い方法にも、様々な選択肢が提供されています。HTML5やビジュアルサーチ、NFC、オーグメンテッドリアリティ、フルインターネット・ブラウジング、(インドア)ロケーションの導入は、“ショールーミング”とMコマースにおいて今後、より大きな役割を果たすようになるでしょう。
同氏は、「当初は多くの人たちから小売における実験と見られていたモバイルは現在、十分に発達したマルチチャンネルのサービスにおける有望な分野へと変化しています」と付け加えます。「“グルーポン効果”によって引き上げられた消費者意識によって、現在では誰もが割引価格での購入を願うようになっています。これは、小売部門のニーズによって、さらに悪化していくでしょう。そのニーズとは、a)競合他社との差別化、b)価値の提供者としての評価、c)顧客エンゲージメントと意思疎通の強化に対するニーズの高まり、などです。モバイルは、こうした基準すべての達成を助けるものです」。
市場調査レポート: 世界のモバイルコマース市場:Eコマース、物理的・デジタル商品、モバイルオンラインショッピング、小売り革新、ショールーミング、マルチチャンネル戦略、新技術およびペイメントオプション
M-Commerce: E-Commerce, Physical and Digital Goods, Mobile Online Shopping, Retail Innovation, Showrooming, Multi-Channel Strategy, New Technologies and Payment Options
http://www.gii.co.jp/report/ab125494-mobile-comm.html
出版日: 2012年08月
発行: ABI Research
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