千葉科学大学 昆虫で世界の食料危機救え 資源再生会社と共同プロジェクト契約/まずコオロギ養殖技術を確立し、魚や家畜のエサとして実用化へ

2018-12-26 19:00

千葉科学大学(千葉県銚子市潮見町)は、「世界的食料危機を救う、グローバル食料増産プロジェクト―未来のタンパク源としての昆虫類の養殖技術及び有効利用に関する研究(コオロギの養殖開発事業)」をテーマに2018年12月20日、同市内の資源再生会社ガラスリソーシング株式会社と共同研究の契約調印式を、本部キャンパスで行いました。
 
プロジェクトでは産学連携のもとで、1年後をめどに食用コオロギの養殖技術の完成を目指すとともに、安全性などを検証しながら、まずは養殖魚や家畜のエサとして実用化させる計画です。ガラスリソ―シング社は共同プロジェクトに研究費1000万円を充て、昆虫を粉体加工する技術などに、自社ノウハウを応用する考えです。

世界の人口は増加を続け、将来は深刻な食料不足が懸念されています。タンパク源としてあまり利用されていない昆虫をはじめ、新たな代替食料を開発することで、食料問題の解決に貢献することを目指します。

千葉科学大学の木曽功学長と同社の伊藤憲一会長が共同研究契約の覚書を交わしました。伊藤会長は「千葉科学大学との連携で銚子発の新技術を開発し、地域活性化にも結びつけたい」と話していました。

【千葉科学大学について】
http://www.cis.ac.jp/
2004年4月設立。危機管理の素養を持ち、より幅広い分野で社会貢献できるスペシャリストの養成を目指す大学。建学理念は「ひとりひとりの若人が持つ能力を 最大限に引き出し 技術者として 社会人として 社会に貢献できる人材を養成する」です。

【本リリースに関するお問い合わせ先】
千葉科学大学 入試広報室 青井 克憲、袁 安民(エン アンミン)
TEL:0479-30-4545 (9:00~17:00)
E-mail:koho@cis.ac.jp

覚書を交わす木曽学長(右)と伊藤会長
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