～アメリカ人蔵人によるアメリカ人のための日本酒～　 Los Angeles International Wine Competition 2017 最高位ベスト・オブ・クラスをダブル受賞！！

2017-07-14 10:00

岐阜県飛騨市古川町の酒蔵有限会社渡辺酒造店(責任者：代表取締役社長　渡邉久憲)の製造する「Cody's Sake Junmai Ginjo」と「蓬莱　純米大吟醸　極意傳」が、2017年6月1日(木)にアメリカで開催されたLos Angeles International Wine Competition(ロサンゼルス国際ワイン鑑評会)にて、最優秀金賞に値する「ベスト・オブ・クラス」をダブル受賞しました。

同鑑評会には、17ヶ国991の醸造所から3,002本にわたるワインや日本酒が出品されました。その中で、最優秀金賞に値する「ベスト・オブ・クラス」を受賞したのは177本、受賞率5.8％という結果でした。

ロサンゼルス国際ワイン鑑評会とは

同鑑評会は、2017年で78周年を迎えるアメリカの中でも最も権威のある鑑評会の1つです。毎年、審査員には著名なマスターソムリエをはじめとする業界トップの審査員が、アメリカ国内だけでなくフランス、オーストラリア、イタリアから集まり、審査を行います。日本酒部門は2017年で8年目を迎え、日本酒への注目度・期待度は年々高まっています。

2017年度ロサンゼルス国際ワイン鑑評会の審査について

同鑑評会の審査方法として特徴的なのは、イルミネーション(加点方式)での採点であるという点です。ラベルを隠した瓶を並べ、審査員は順に試飲し、100点満点で点数をつけます。成績によりゴールドメダル・シルバーメダル・ブロンズメダルがつけられ、さらに各カテゴリーで最高得点を獲得した作品に最優秀金賞である「ベスト・オブ・クラス」が与えられます。

同鑑評会では、ゴールドメダル661本のうち、各部門最高得点の177本が「ベスト・オブ・クラス」に選出されました。渡辺酒造店では、「Cody's Sake Junmai Ginjo」が95点、「蓬莱　純米大吟醸　極意傳」が93点でそれぞれ最高得点を獲得し、ベスト・オブ・クラスを受賞しました。

※ロサンゼルス国際ワイン鑑評会公式サイト

http://fairplex.com/competitions/wine-competition/competition

受賞コメント

渡辺酒造店　代表取締役社長　渡邉久憲(48)

「コディが自らの夢を叶えるべく、自らの手で醸した『Cody's Sake』が、まさに夢の舞台であるアメリカの鑑評会で評価されたことは非常に喜ばしいこと。飛騨からアメリカンドリームを手に入れるべく、さらに加速していきたい。」と話しています。

渡辺酒造店　蔵人　ブレイルズフォードダリルコディ(45)

Cody's Sakeを提案し、自らの手で醸したコディは、今回の受賞を受けて「最初から自分でアイディアを考え、自分で作ったお酒がこうした国際的な鑑評会で評価され、非常にうれしく思います。この受賞によって、Cody's Sakeが、『蓬莱』の名にふさわしいお酒になり、自分自身が『蓬莱チーム』の一員になったように感じ、とても誇りに思っています。そして、アメリカ輸出に向けて作ったこのお酒が、アメリカの鑑評会で評価されたことで、『アメリカ大統領にお酒を飲んでもらう』という夢にまた一歩近づけたと思います。」と話しています。

受賞商品紹介

商品名　　　： Cody's Sake Junmai Ginjo

分類　　　　：純米吟醸酒

原料米　　　：ひだほまれ

精米歩合　　： 55％

アルコール分： 15％

内容量　　　： 720ml

特徴　　　　：上品で優しい味の純米吟醸酒です。

　　　　　　　独特な香りの中に広がる米の甘みと存在感、

　　　　　　　質感を合わせ持っています。魅力的で何度も飲みたくなる、

　　　　　　　酸味の少ない優しい味わいです。

商品名　　　：蓬莱　純米大吟醸　極意傳

分類　　　　：純米大吟醸酒

原料米　　　：山田錦

精米歩合　　： 40％

アルコール分： 15％

内容量　　　： 720ml、1,800ml

販売価格　　： 720ml／3,000円(税抜)　1,800ml／5,000円(税抜)

特徴　　　　：かつて酒屋が売り惜しんだと言われる伝説のお酒です。

　　　　　　　深い味わいを持ちながら、それでいてキレる。

　　　　　　　杜氏・岡田喜栄治の酒造りの極意を伝える純米大吟醸。

ブレイルズフォードダリルコディのご紹介

～日本酒から世界酒へ～

ブレイルズフォードダリルコディはアメリカユタ州の出身。2006年に日本で初のアメリカ人蔵人となる。現在日本に2人しかいないアメリカ人蔵人のうちの1人。「酒造りの毎日の中で学んだことは、一人の努力ではなく酒造りに打ち込む個々が集まりそれぞれの技術が集結して素晴らしい酒が完成する酒造りの奥深さでした」と語る。アメリカのみならず海外に日本酒や飛騨地域の素晴らしさを伝える伝道師として活躍している。

URL： http://www.sake-hourai.co.jp/hida_kody.html