島津製作所、グローバル共通の基幹業務システム基盤を「Oracle SuperCluster M7」によるプライベート・クラウド環境に全面刷新へ

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 兼 CEO:杉原 博茂、以下 日本オラクル)は本日、株式会社島津製作所(本社:京都府京都市中京区、代表取締役社長:上田 輝久、以下 島津製作所)が、本社および国内外グループ会社の基幹業務システムとして運用しているオラクルのERPソフトウェア「Oracle E-Business Suite」が稼働するIT基盤として、「SPARC M7」プロセッサを搭載したオラクルのエンジニアド・システム「Oracle SuperCluster M7」を採用し、グローバル共通のプライベート・クラウド環境に刷新することを発表します。新システムは2017年1月の稼働開始を予定し、2020年までにグローバルで8割の売上を占める関係会社の基幹業務システムを「Oracle E-Business Suite」に移行する計画です。

分析計測機器や医用機器、航空・産業機器の製造・販売をグローバルに展開する島津製作所は、国内外に73社の子会社を有し、地域ごとのニーズに応えるグループ体制を構築しています。島津製作所グループでは、原材料調達から最終製品の販売までの一連の業務プロセスを支える「eSCOPE (Shimadzu Supply Chain Operation for Perpetual Evolution)」と呼ばれる基幹業務システムを「Oracle E-Business Suite」により構築し、2006年より運用してきました。島津製作所は、今後のグローバル展開のさらなる拡大にともなう処理量増加に対応し、かつ災害対策のためのBCPサイト増強を図ることを目的に、最新の「SPARC M7」プロセッサを搭載し、データの入出力を大幅に削減できる「Smart Scan」などのソフトウェア機能を搭載した「Oracle Exadata Storage Server」を内蔵することで高いデータベース処理性能を実現する「Oracle SuperCluster M7」の採用を決定しました。

島津製作所では、2020年までにグローバルで8割の売上を占める関係会社の基幹業務システムを、新たなプライベート・クラウド環境に移行することを計画しています。2020年には現システムの処理量を大幅に超えることが想定されており、システム基盤には高いデータベース処理性能が必要とされていました。「Oracle SuperCluster M7」の実機を用いた事前検証では、拡張機能の処理の1つで処理時間が最大191分の1()に短縮されました。また、オールフラッシュ構成の「Oracle Exadata Storage Server」により入出力の応答時間が10分の1程度()に短縮し、レスポンスの安定性向上が見込まれています。さらに、CPU処理の並列度を高めるチューニングを施すことで、さらなる処理性能向上も期待されています。

  • 島津製作所調べ

島津製作所はまた、災害復旧の迅速化を図るため、本番サイトと同等構成のシステムを災害復旧サイトに構築し、災害対策を強化することを決定しました。データベースの高可用性とデータ保護、および障害時の復旧を可能にする「Oracle Data Guard」の採用により、両サイトのデータベースをほぼリアルタイムに同期させることで、災害時の早急なシステム復旧を実現します。

本プロジェクトでは、新日鉄住金ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区新川、代表取締役社長:謝敷 宗敬)が、オラクルとの強力なパートナーシップのもと、事前検証から基盤構築、運用にいたるプロジェクト全体を支援しています。

日本オラクルでは、「Digital AID (デジタル・エイド)by POCO (The Power of Cloud by Oracle)」をキーワードに、社会に貢献するクラウドカンパニーとして、オラクルのクラウドのメリットを最大限に活用いただけるよう推進しています。「Oracle SuperCluster M7」をはじめとするクラウド・インフラストラクチャ製品群により、プライベート・クラウド環境の構築に最適なメリットを提供します。

日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。
「No.1クラウドカンパニー」を目標に掲げ、広範かつ最大限に統合されたクラウド・アプリケーションおよびクラウド・プラットフォーム、ビッグデータから情報価値を創出する製品群の提供と、それらの利用を支援する各種サービスの事業を展開しています。2000年に東証一部上場(証券コード:4716)。URL http://www.oracle.com/jp

日本オラクル公式ソーシャルメディアチャネル
・Facebook http://www.facebook.com/OracleJP
・Twitter https://twitter.com/Oracle_Japan

オラクルについて
オラクルは、クラウド・アプリケーションおよびクラウド・プラットフォームの広範なサービス群を最大限に統合し提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。

【本件に関するお問い合わせ先】
日本オラクル株式会社 広報室 坂元
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/

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