地域の元気度は回復の兆し 「商店街の活気」が地域の元気を取り戻す決め手 全国「地域元気指数調査2021」発表!
~コロナ禍で地域への回帰と再評価が元気度を回復~
株式会社アール・ピー・アイ(所在地:千代田区、代表取締役:長澤 博英)は、住民自身が地域の元気度、幸せ度を評価する「全国『地域元気指数調査』」を2016年より毎年実施しています。
6回目となる今回は、コロナ2年目という状況下、「地域元気指数」はコロナ前の水準に回復、「幸せ指数」は過去6年間で最高値となりました。この結果はオンラインコミュニケーションの拡大、テレワークの普及による働き方の変化、娯楽・レジャーや暮らしの活動範囲が狭まった中でもできることを見つけ出すような生活スタイルの変容が背景にあるものと考えられます。
これらの変化によってもたらされた地域への回帰と再評価は、地域の元気度を回復させ、地域での買い物や楽しみといった暮らし時間の充足、おうち時間の充実は幸福感を増大させました。また、地域元気指数と幸せ指数は居住地の人口規模、性・年代によっても違いがあることが明らかになりました。
「地域元気指数」「幸せ指数」とは
全国の男女約10万人を対象に、現在自分が暮らす地域がどのくらい元気か、自分がどのくらい幸せかを1~10点で採点してもらい、その平均値を自治体ごとに算出した独自の指数です。指数に換算することで地方公共団体などの施策立案などに活用されています。
調査サマリー
地域元気指数はコロナ禍前の水準に回復。幸せ指数は過去6年間で最高値に。
2020年から2021年で、地域元気指数(5.52→5.64)、幸せ指数(6.04→6.15)ともに上昇。
自粛を余儀なくされ地域の元気度が落ち込んだ前年に対し、新しい生活スタイルを充実して楽しみを見出すようになってきたと推察される。
■男性20代・女性30代で幸せ感・地域を元気と感じる指数が増加、新しい生活スタイルをいちはやく確立している。
前年差をみると男性20代や女性30代で幸せ感・地域元気度が伸びている。コロナ禍が長引く中、新しい生活スタイルをいちはやく確立している世代かもしれない。
■「移住者の増加」「新しい店の増加」から地域の元気を感じる一方、地域コミュニティのつながりが弱まっていることが懸念される。
前年比で評価の高まった要素は、「新しい店が増えている」「移住者が増えている」など。一方、評価の低下した要素は、「地域の祭りやイベント」「地域一体となった取り組み」など。
「商店街の活気」は地域の元気を取り戻すための決め手となる。
地域が元気であるために重要と思う要素は「商店街の活気」が最も多くの回答を得たものの、「商店街に活気がある」と感じる割合は他の要素に比べて低く、ギャップが大きい。
調査結果の詳細は、以下リンク先をご覧ください。
全国「地域元気指数調査2021」
https://rpi.co.jp/chiiki-genki/genki_summary/
※データを転載する際には、『全国「地域元気指数調査2021」(株式会社アール・ピー・アイ調べ)』と明記いただきますようお願い申し上げます。
「地域元気指数調査」の活用イメージ
本調査結果は、都道府県別・市町村別にアウトプットし、各地域の地域運営に資する有益なデータとして活用していただくことが可能です。例えば、地域元気の評価47要素を詳細に分析することによって、各地域の元気を支える要因や、弱い項目=地域課題を明らかにし、これからの施策立案や地域住民との相互理解に役立てることができます。また、経年調査であることから、施策のKPI(重要業績評価指標)のひとつとして、効果検証や進捗管理等への活用も期待できます。
株式会社アール・ピー・アイについて
アール・ピー・アイは「まちづくり」を中心とした、調査・コンサルティング・事業プロデュース・運営サポートを行う会社です。私たちは地域づくりのさまざまな分野、場面において、地域が抱えるテーマに対し、ともに最適解を導きだし課題を解決する、グッドパートナーとしてチカラになることを目指しています。
私たちは、地域を元気にし、より多くの人々が幸福な生活をおくることのできる地域社会の実現に向けて、これからも労を惜しまず、情熱をもって努力し続けます。