日本オラクル「Oracle Business Process Analysis Suite」の最新版を発表

日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区紀尾井町、代表取締役社長:新宅正明)は本日、より強化された「Oracle Business Process Analysis Suite」を2007年11月20日より提供開始することを発表します。この最新版は、業務レベルとITレベルで相互にプロセスを改善し、コラボレーションできる機能を備え、BPMNとBPEL規格に対応して一般業務とITとの整合性を高めることにより、生産性、業務効率、イノベーションの改善を実現する最新のビジネス・プロセス分析と設計のためのソフトウェア群です。

オラクルは、2006年12月に「Oracle Business Process Analysis Suite」の初版をグローバルで提供開始以来、継続的にBPM(Business Process Management)機能のポートフォリオを強化してきました。今回の最新版では包括的BPMの提供に向けた大きな一歩として、ビジネス・プロセスの分析、設計から実行・監視までを「Oracle Business Process Analysis Suite」と「Oracle SOA Suite」の連携により強化しています。共通のモデル・フォーマットである「Process Blueprint」を基盤としたこの画期的な統合によって、業務分析や開発の担当者はニーズに合わせた最適なツールを利用し、BPMのライフサイクル全体にわたって密接なコラボレーションを行うことができます。

この最新版によって企業の一般ユーザーは「Oracle Business Process Analysis Suite」内でビジネス・モデルの作成と変更を行うことができるほか、IT部門のユーザーは「Oracle SOA Suite」を使用してプロセスを並列的に監視、修正することが可能になりました。同様に、IT部門のユーザーが加えた変更は、モデルへの組み込みが可能な改善提案として一般ユーザーに提示されます。プロセスのライフサイクル全体を通じて、「Oracle Business Process Analysis Suite」と「Oracle SOA Suite」の両方が、プログラミングを必要とせずに共通の「Process Blueprint」フォーマットをサポートします。そのため、業務上の要件の変化に迅速に対応し、ビジネス戦略と実施のギャップを削減し、生産性の向上に貢献するアプリケーション・プラットフォームが実現します。

「Oracle Business Process Analysis Suite」では、トップダウンアプローチの設計が可能であるため、企業の戦略レベルから明確にし、バリューチェーンを定義し、上流から詳細レベルにいたるまでのモデルリングやプロセス設計が可能となります。また、「Oracle Applications」を始めとする業務アプリケーション導入の際にも、既存のビジネス・プロセスの分析を通して、最適なアプリケーションの導入や活用方法を導くことができるため、効率的な実装が可能になります。

「Oracle Business Process Analysis Suite」について
「Oracle Fusion Middleware」コンポーネントである「Oracle Business Process Analysis Suite」は、エンド・ツー・エンドのビジネス・プロセスのモデリング、公開、シミュレーション、および最適化を可能にします。一般業務とITの管理者は複数のステップにわたるプロセスを自動化し、組織、構成、および技術的な問題を実際に発生する前に特定することが可能になります。オープン、標準準拠、ホット・プラガブルなアーキテクチャに基づく「Oracle Business Process Analysis Suite」は、オラクルおよび非オラクルのアプリケーション・サーバーやパッケージ・アプリケーションとを合わせて使用することができ、特にオラクルの企業向けアプリケーション製品群に最適化されています。

■予価
¥1,125,000(税込み¥1,181,250)/Named User Plus(最少5ユーザー)

■対応プラットフォーム 
Linux x86、Microsoft Windows (32-bit)、Solaris Operating System (SPARC)、HP-UX PA-RISC (64-bit)、AIX5L Based Systems

「Oracle Business Process Analysis Suite」は以下のコンポーネントで構成されますが、「Oracle Business Process Architect」および「Oracle Business Process Simulator」は、Linux x86 およびWindows (32-bit)上でのみ利用可能です。

「Oracle Business Process Architect」
「Oracle Business Process Simulator」
「Oracle Business Process Publisher」
「Oracle Business Process Repository Server」

■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報部 玉川、鈴木
Tel: 03-6238-8178 / Fax: 03-5213-6990 / E-mail: Takeo.Tamagawa@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/

*Oracleは、米国オラクル・コーポレーション及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。その他のブランドまたは製品は、それぞれを保有する各社の商標または登録商標です。

<参考資料>
◆「Oracle Business Process Analysis Suite」発表に関する各社の取組み(五十音順)

●IDSシェアー・ジャパン株式会社は、日本オラクル株式会社の「Oracle Business Process Analysis Suite」の提供を歓迎します。当社のビジネスプロセスマネジメント(BPM)製品である、「ARIS Platform」が基盤になった「Oracle Business Process Analysis Suite」と「Oracle SOA Suite」を組み合わせることで、ビジネス・プロセスのモデリングから、シミュレーション、実行、モニタリング、プロセス改善にいたるBPMのライフサイクルを包括的に実現し組織全体を支援します。今後も連携を強化し、企業の BPMがより一層市場に浸透することを期待し、当社もその活動を大いに支援してまいります。

IDSシェアー・ジャパン株式会社
代表取締役社長 
梨澤 利隆

●アクセンチュア株式会社は日本オラクル社による「Oracle Business Process Analysis Suite」の提供を歓迎します。弊社はITによる卓越したプロセス構築こそがビジネスの価値を最大化させると考えており、その実現に向けて、「Oracle Business Process Analysis Suite」が重要な役割を果たすことを期待しています。今後もAccenture Innovation Center for Oracleなど、オラクル社と弊社のグローバル規模での協業体制や、Accenture SOA Reference Architecture for Oracleといったアセットを活用しつつ、より多くの顧客にビジネスの革新をもたらすソリューションを提供していきます。

アクセンチュア株式会社
システムインテグレーション&テクノロジー本部
アプリケーション&テクノロジーアーキテクチャ グループ
パートナー 白川 智之

●日本オラクル社の「Oracle Business Process Analysis Suite」の提供を歓迎します。当社では、「Oracle SOA Suite」を活用した“より柔軟なシステム”構築のための手法を2007年3月に実用体系化し、企業におけるシステム再編成に向けた取組みを行って参りました。市場環境変化や新たな規制への対応が求められる現在、BPMによるプロセス最適化活動とその結果を迅速に反映できる柔軟なシステムは、その重要性を増しています。SOAと連携強化した製品群は、開発負荷削減にも大きな効果をもたらします。今後、当社は、「Oracle Application Integration Architecture(AIA)」に基づくアプリケーション開発の推進に向けた取組みを強化して参ります。

新日鉄ソリューションズ株式会社
取締役 産業ソリューション部門担当
秋元 一彦

●東洋ビジネスエンジニアリング株式会社は、日本オラクル株式会社による「Oracle Business Process Analysis Suite」の最新版提供開始を歓迎します。弊社は「グローバル」「SCM」「SOA」を次世代IT変革のコアと考え、製造業を中心にシステム構築のご支援をしてまいりました。特にSOAについては、本年10月に「Oracle Fusion Middleware」を活用したSOA 推進専門組織「オラクルフュージョンテクノロジーセンター」を設立するなど力を入れております。このたびの最新版「Oracle Business Process Analysis Suite」の提供によって、より多くのお客様に対し、サービスとITの融合による事業基盤構築のご支援を推進できるものと確信しております。

東洋ビジネスエンジニアリング株式会社  
執行役員ソリューション事業本部副事業本部長 兼 営業本部長
古田 英樹

●日本HPは「Oracle Business Process Analysis Suite」最新版の発表を歓迎します。
私どもは、お客様のSOA導入計画を、その上流コンサルティングから開発プロジェクト、共通基盤構築、そして運用管理に至る全工程でご支援するため「HP SOA 7 Services」を提供しております。これまでも「Oracle SOA Suite」を初めとするオラクル製品をエネーブルメント・ツールとして採用し、多くのプロジェクトで日本オラクル社との協業を実施してきました。今回の「Oracle Business Process Analysis Suite」の発表により、弊社サービスと「Oracle Fusion Middleware」製品との連携をさらに強固なものとし、これまで以上に質の高いサービスの実現を目指します。

日本ヒューレット・パッカード株式会社
コンサルティング・インテグレーション統括本部
ソリューション戦略本部
本部長 中村 時彦

●日本ユニシスは2004年よりBPM/モデリングツールを標準手法に組込んだビジネスプロセス・コンサルティングサービスを提供してきました。この度発表される「Oracle Business Process Analysis Suite」は弊社が多くの導入実績を持つ「E-Business Suite」や「PeopleSoft」といった「Oracle Applications」に最適化されているとのこと。企業戦略を反映したビジネス・プロセスとERP、CRMパッケージ製品での実装をより乖離なく行うことが出来るようになり、また継続的な改善まで支援する環境を顧客に提供できるようになることを大いに期待しております。

日本ユニシス株式会社
ビジネスイノベーションオフィス BPMコンサルティングユニット
統括パートナー 日沖 博道

●ベリングポイントは、日本オラクル社による「Oracle Business Process Analysis Suite」の提供を心より歓迎いたします。弊社は、ManagementとTechnologyの両面からクライアントを支援し、戦略立案からシステム導入・運用定着まで一貫したコンサルティングを行っております。事業戦略を業務プロセスとしてどのように具現化し、これを支えるITへどう連携するのか、その相互のつながりを明確に示すことはわれわれの重要な役割であります。「Oracle Business Process Analysis Suite」の採用により、エンタープライズSOAの実現、そしてわれわれの成果物が“継続的なプロセス改善基盤”として、クライアントへより付加価値の高いサービス提供に貢献することを期待しております。

ベリングポイント株式会社
執行役員マネージングディレクター 椎名 茂

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