インドの膨大な生産年齢人口により医薬品と医療サービスへの需要が増大

株式会社グローバル インフォメーションは、GlobalDataが発行した報告書「Healthcare, Regulatory and Reimbursement Landscape - India (インドの医療・規制・医療費償還情勢)」の販売を開始しました。

2011年にはインドは約12.1億の人口を有し、全世界で中国に次いで人口の多い国となっています。地域的近隣国である中国や日本とは異なり、将来、生産年齢人口の比率が大きく増大するものと見られています。都市化の割合も顕著に増加してきており、2020年までには全人口の34% が都市圏に居住することになると予測されています。人口が巨大であることから、薬品や質の良い医療サービスに対する需要もやはり増大することになります。

インドはヘルスケア市場としては新興であって、健康保険の普及率の低さ、特に地方農村地域をはじめとした医療機関不足、高齢者人口の増大に伴う疾病の増加といった様々な制限要因と、また一方では法令整備の進行といった要因により、未だ飽和にはほど遠い市場となっています。質の良い医療サービス需要の増大や入手性の向上があり、また治療を受けるための海外渡航業が市場の一部門として成長していることや、相次ぐ新しい医薬品の発売などから見て、医薬品市場の成長に必要な条件は整っていると言えます。

2010年において医薬品市場は金額にして129億米ドルの規模を持ち、その主流は国内で生産された安価なジェネリック医薬品となっています。病気の主体が伝染病から非伝染性の病気に移ってきたことから、今後数年のうちに循環器系および呼吸器系などの医療分野が成長するものと予測されます。生物製剤市場も、政府の奨励策と、いくつかの量産医薬品について特許による保護というものが無いことから急速に拡大しています。2005年から2010年にかけて、当市場は年平均成長率(CAGR)にて17% の成長を遂げました。

さまざまな慢性疾患の罹患率が増加していること、また医薬の需給ギャップが増大していることから、医薬品市場はCAGRにして15.4%、2011年の約149億米ドル規模から、2020年には541億米ドル規模に成長しようとしています。この市場の成長を促進している要因としては、医療が身近に受けられるようになってきたこと、価格的な入手性のレベルが向上したこと、また通常の病気に対する意識が全般的に高まり、医師の投薬指示に対する遵守率が良くなってきたことなどが挙げられます。

市場調査レポート: インドの医療・規制・医療費償還情勢
Healthcare, Regulatory and Reimbursement Landscape - India
http://www.gii.co.jp/report/gd249006-healthcare-regulatory-reimbursement-landscape.html
出版日: 2012年08月
発行: GlobalData

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