廃棄された革ジャンを利用した リメイクレザーで作った極薄折り畳みサイフ 全国販売で1週間100万円以上の売り上げに
富山県八尾町にある小さな輸出入会社「トモスメイカー合同会社」がクラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」を通して、開発した「破棄された革ジャケット」を使ったリメイクレザーとして再利用された折り畳み財布が、すでに1週間で100万円以上を売り上げ、アクセス数は20,000PVを越えました。
~今回の販売について~
2020年2月28日20時から「Makuake(マクアケ)」を通して販売を開始。瞬く間にFacebook等、SNSで拡散され1週間で20,000PV越え、1週間で100万円以上の売り上げになりました。元々の販売は売上30万円ほどを計画していましたが、販売してわずか120分で売上30万円を達成。
1週間ですでに115万円を超す売り上げとなっています。
~販売の経緯について~
こちらの商品は破棄された革ジャケットを使った「リメイクレザー」です。あまり知られておりませんが、破棄された服は85%が焼却ではなく埋め立て処分になります。アメリカだけでも年間950万トンの服が捨てられています。また革製品をしっかりなめす際は二酸化炭素の排出も非常に多く、化学物質も使うため環境を考えた場合、リメイクレザーはその工程を省けますので、環境にも非常に優しいのが特徴です。
今回は全部ヨーロッパの高級ブランドから販売されていたイタリアで作られた革ジャケット。ジャケット1つ数十万円もする、つまり「イタリアンレザー」を使って作られた財布です。
せっかくの良い素材ですので、破棄するのではなく環境に優しく使用できるようにした形です。実際に2018年9月に出された世界銀行報告書では「緊急対策が講じられなければ、世界の廃棄物は2050年までに現在のレベルより70%増加する」という報告書を出しており、2000年以降世界銀行は世界中の国々で340以上の廃棄物管理プログラムに47億ドルを超える資金を、世界各地に投入しておりその問題の深刻さは言われている以上です。
その排出ごみを削減する1弾として廃棄されるアパレル商材を使って、商品作り、ブランド化して、ビジネスをしながら「世間やお客様にこういう実態がある。問題があることを知ってもらう。」ことを目的として立ち上げたのが今回のプロジェクトです。
~リメイクレザーの特徴~
リメイクレザーはそもそも人の手に渡っていたものですから、通常の革と違い「非常に柔らかく、手に馴染み、さらにコスパよく販売できる。」というメリットを兼ねそろえています。
もちろんリメイクレザーですので専用洗濯機、洗剤を使って洗浄、洗濯は基準を設けて、基準をしっかり満たした革だけを使用しております。
すべて使用済みで廃棄処分になるようなものを、再度使用し製品に作り上げています。
~財布の特徴~
リメイクレザーを使ったのであまりの柔らかさになり、硬貨10枚とお札20枚入れても厚さはなんと1.8cmです。大きさは縦9.5cm×横11.5cmの極薄サイフ。カードも外側に2ポケット(4枚)、内側にも2ポケット(4枚)、計8枚を収納できる形です。
ポケットや小さなバッグにサッと入るサイズ感となっており、外ポケットもついておりますのでここに電子マネー等を入れればキャッシュレス決済も簡単です。
今回は提携した工場がタイにあるのですが、そこでは世界各国で賞を取っており、日本でも有名なのがグッドデザイン賞も受賞したことがあるところと企画していたものなのでデザイン的にも非常に良いものができあがったと思います。
~今後はどうするのか?~
今回はリメイクレザーを使った折り畳み財布の企画でしたが、素材はもちろんのこと思った以上に軽量で薄くできあがりました。今後販売していくにあたってリメイクレザーを使った商品を次々と企画しており、今後も一生懸命取り組んでいきたいと思います。また引き続き社会貢献ならびに良い企画が出るように努めさせて頂ければと思います。
このような積み重ねで世間から出ている産業ゴミを少しずつでも減らして、未来の子供たちのために残せる良い地球を守っていければと思っています。
Makuake(マクアケ)リメイクレザー折り畳み財布のURL↓
販売先URL: https://www.makuake.com/project/gokuususaifu/
会社概要
会社名:トモスメイカー合同会社
所在地:富山県富山市八尾町
代表 :松田 大輔