「勤勉努力 ―素描 下絵 そして本画― 展」を開催します。

松園、松篁の、努力を表す素描、そこから生み出された下絵や本画を中心に紹介

 本年3月22日(金)に開館30周年を迎える、近鉄グループの文化事業である「松伯美術館」は、本年3月22日(金)から5月6日(月・休)まで「勤勉努力  ―素描 下絵そして本画―展」を開催します。当館でしか見ることのできない松園、松篁の、努力を表す素描、そこから生み出された下絵や本画に加えて、二人の背中を見てきた淳之の素描や本画も展観します。
 30周年当日の3月22日(金)から24日(日)までの3日間にご来館いただいた皆さまに、当館オリジナルの一筆箋をプレゼントします。
 詳細は別紙のとおりです。

「緋桃」
「緋桃」

上村松篁「緋桃」昭和45年(1970)

「緋桃」下絵
「緋桃」下絵

上村松篁「緋桃」下絵 昭和45年(1970)

「唐美人」(部分)
「唐美人」(部分)

上村松園  「唐美人」(部分)大正13年(1923)

「唐美人」下絵(部分)
「唐美人」下絵(部分)

上村松園  「唐美人」下絵(部分)大正7年(1918)頃

別紙

 女性初の文化勲章を受章した松園は、「一途に、努力精進をしている人にのみ、天の啓示は降るのであります」、「まして芸術の世界は不休々々死ぬまで精進しつづけてもまだ、とどかぬ遙かなものである」と語り、松園の息子・松篁は、「母はまことに勤勉努力の人であった」、「母から絵のことについては何の注意も受けたことがありません。しかし、勤勉、努力していく母の後ろ姿をずっと見続けていました。それが母のいちばん大きな遺産だったと思います」と語っています。また、松篁の長男・淳之は、父について「その道は限りなく深く遠いが、己の力の及ぶ限りの努力をした作家であった」、祖母について「大変な量の素描などを整理しながら、努力とはこれなのだと今更の如く思い知らされている」と語っています。

1. 名  称     「勤勉努力 ―素描 下絵 そして本画―」
2. 開催期間   2024年3月22日(金)~2024年5月6日(月・休)
3. 主   催    公益財団法人 松伯美術館、毎日新聞社
4. 会  場   松伯美術館
5. 休 館 日    月曜日(4月29日は開館し、翌30日休館。5月6日は開館)
6. 開館時間   午前10時00分~午後5時00分(入館は午後4時00分まで)
7. 入 館 料    大人〔高校生・大学生を含む〕820円、小・中学生410円
         ・20名以上は団体割引(入館料1割引)
         ・障がい者手帳のご提示によりご本人と同伴者1名まで入館料2割引
8. 展示作品数   約60点
9.   主な展示作品
●上村松園 【本 画】「唐美人」「美人納涼」「雪」「暮秋」
      【下 絵】「唐美人」「美人納涼」「姉妹三人」「月蝕の宵」「待月」
           (大正15)「青眉」「春」「雪」(昭和21)「夕暮」
           「新蛍」「待月」
      【縮図帖】
●上村松篁 【本 画】「緋桃」「燦雨」「白木蓮」「双鳩」「五月」「五位鷺」
           「夏草」
      【下 絵】「緋桃」「燦雨」「白木蓮」
●上村淳之 【本 画】「鳧」「小千鳥」「春禽」(個人蔵)
10.  その他  3月22日(金)から24日(日)までの3日間にご来館いただいた皆さまに、
       当館オリジナルの一筆箋をプレゼントします

上村松篁「燦雨」一筆箋
上村松篁「燦雨」一筆箋

上村松篁「燦雨」一筆箋
以 上


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