日本最大規模の皮革及び皮革関連資材の展示会 第107回東京レザーフェアを5月23日(木)24日(金)に開催
革は食肉用の動物の副産物でサステナブルですが牛皮では全体の45%も廃棄 皮を革にするなめしの技術や最新革素材を披露
日本全国の皮革関連企業で構成されている協同組合資材連は、日本最大規模の革と皮革関連資材の展示会「第107回東京レザーフェア」(以下略:第107回TLF)を2024年5月23日(木)・24日(金)に開催します。
TLFとは皮革の需要の拡大及び業界の発展を目的に「皮革製品素材である皮及び関連副資材」が秘める可能性や魅力を発信するための日本最大規模の展示会として年2回開催しており、1970年の初開催から半世紀以上の歴史を誇ります。
第107回東京レザーフェア 概要
日時 : 5月23日(9:00~17:00)・5月24日(9:00~16:30)
会場 : 都立産業貿易センター台東館4F~7F(東京都台東区花川戸2-6-5)
主催 : 協同組合資材連
共催 : 東京都
後援 : 経済産業省・台東区・一般社団法人日本皮革産業連合会
協賛 : リネアペッレ
URL : https://tlf.jp/
ご入場 : 事前登録が必要になります。
ご来場の際は、申込フォームより、事前登録をお願いいたします。
参加票をプリントアウトして当日ご持参ください。
参加票の無い方は入場できません。
申込フォーム: https://tlf.eventcloudmix.com/
見どころ
(1)今季の革素材やレザーファッションのトレンドを体感できる
(2)日本の革業界をリードする各社が最高峰の技術や知見を活かした渾身の「革・生地・素材」を各社1点展示
(3)世界最大級の皮革見本市「リネアペッレ」から最新マテリアルの展示やセミナー
(4)革製品は動物の革を無駄なく利用することであり、昔から続くサステナブルな活動
●2025年春夏トレンドラボラトリー
2025年春夏に向けた素材のトレンド提案を行うブースです。今季の各社のトレンドを3つのテーマに分類し、見て、触れて、感じていただく展示『TLFトレンドセレクション』や、企画の決め手となる色と素材感などのポイントを解説する『トレンドセレクション・ガイダンス』が行われます。
また、日本の革業界をリードする革問屋やタンナーなどが、究極の一点を提案する革のコンテスト「極めのいち素材」も行われます。前回の上位3社の素材や製品サンプルも展示されます。
ガイダンス日時:5月23日(木)11:00~11:15/5月24日(金)11:00~11:15
●2025年春夏トレンドセミナー&リネアペッレ・セレクションを展示
世界最大級の皮革見本市「リネアペッレ」のトレンドセレクション総責任者である、アントネッラ・ベルタニン氏を講師に迎えて、2025年春夏トレンドセミナーを5月23日に開催いたします。また、革の先進国であるイタリアミラノで毎年開催されている世界最大のマテリアル見本市、「リネアペッレ」(24年2月展)の最新マテリアルを独自編集し7Fに展示します。
セミナー日時:5月23日(木)14:00~15:30
講師 :アントネッラ・ベルタニン氏
(リネアペッレトレンドセレクション総責任者)
●第14回革のデザインコンテスト2024作品募集開始
今回で14回目となる同コンテストはファッション、生活雑貨、インテリア、革小物などの分野で、革製品の新しい価値を生み出すようなアイデアのデザインを募集し、その内容を競うものになります。コンテストはデザイン画のみの「クリエイティブ部門」と、実製作まで行う「プロダクト部門」の2部門に分かれております。
第107回TLFにて革コン2023の入賞作品を展示いたします。
第14回革のデザインコンテスト2024の応募期間は6月1日(土)~6月30日(日)となります。
公式サイト: https://kawalove.com/
●革は食肉の副産物でとてもサステナブル
革製品は、食肉、もしくは乳製品用などの動物から、お肉をいただくときに出る皮、いわゆる副産物を活用してつくられています。よって、革製品のためだけに、動物の命をいただくことはありません。
例えば牛の場合、2021年の世界のと畜数が3.2億頭、そのうち、革になっているのが55%といわれており※1、1億4400万頭分の牛皮が廃棄されていることになります。日本だけでも1年間に約100万頭分(2021年)が革製品になっていますが、逆にたくさんの廃棄も出ています。廃棄となると産業廃棄物として埋めたり、燃やしたりするため革製品を作るよりも原皮を廃棄するほうが環境負荷は高くなります。また、これまで革でつくっていた製品を別の素材でつくることになれば、さらなるCO2の排出につながる可能性すらあります。
国連食糧農業機関によると、世界の一人当たりの肉の平均消費量もゆっくりではありますが年々増加しており、今後も革製品の活用は必要なサイクルとなっています。
※1:出典:Nothing to Hide: Hide and skin production around the world, World Leather, Vol.33, No.6, p.20 (2021)
TLA(Thinking Leather Action): https://tla.jlia.or.jp/