【森ノ宮医療大学】小学5・6年生対象「ひらめき☆ときめきサイエンス」開催 人工腎臓で学ぶ腎臓の不思議な働き

 森ノ宮医療大学は、2022年7月16日(土)に「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」を開催しました。このプログラムは大学等の研究機関で研究者が行っている科学研究費助成事業(科研費)の研究について、その中に含まれる科学の面白さを、我が国の未来を担う小中学生、高校生に分かりやすい形で直に伝え、科学的好奇心を刺激し、”ひらめき”、”ときめく”心の豊かさと知的創造性を育むことを目的としています。

テーマ

 今回のプログラムでは、小学5・6年生を対象に、医療技術学部 臨床工学科 辻義弘准教授が「『おしっこ』ってどうやって作られるんだろう?人工腎臓で学ぶ腎臓の不思議な働き」をテーマに講義や実験等を企画し、10名の小学5・6年生とその保護者が参加しました。また、実施協力者として、臨床工学科の学生6名、本学臨床工学科卒業生2名が参加しました。

参加した子供たちの反応

 腎臓の解剖実験では、はじめは本物の腎臓(豚)を見て驚いている参加者もいましたが、説明をしっかり聞きながら真剣に腎臓の構造を観察している様子が見られました。次に、実際に医療現場で使用されている「人工腎臓」と「血液透析用監視装置」を使用し、ジュースや牛乳等をろ過する実験を行いました。ジュースや牛乳の変化から、腎臓の働きを学び、人工腎臓の仕組みについて学習しました。
 これらを通して、小学校の理科の単元「からだのつくりと働き(腎臓のはたらき)」で学習した内容が、医療の分野で人工腎臓として応用されて「人の命を救っている」ことを学び、自分自身や他人のカラダをいたわることができる優しい心を養うことができました。
 プログラムの最後には修了式が行われ、前川佳敬副学長より参加者一人ひとりに「未来博士号」を授与しました。アンケートでは、「ろかの実験がいちばんおもしろかったです。(参加者/小学校5年生)」、「腎臓の解剖や人工腎臓を使った実験など、学校では体験出来ないことが出来て、貴重な時を過ごせたことに感謝しています。子どもが将来のことを考えるひとつのきっかけにもなったと思います(保護者)」等の感想がありました。
 今回のプログラムを通して、一人でも多くの参加者が科学に関心を寄せることを期待しています。

次回予告

 なお、本プログラムと同内容のプログラムを今年度中(2022年秋)に開催します。
 また、本学では高校生を対象とした「ひらめき☆ときめきサイエンス」も開催します(2022年秋)。

プログラム名:病気を見つける!病気を知る!病気と闘う!
―基礎医学研究から診断・医療・治療へ―
対象:高校生
講師:松﨑伸介教授(森ノ宮医療大学 医療技術学部 診療放射線学科)

※新型コロナウイルス感染症の影響により、開催時期が変更となる可能性があります。


森ノ宮医療大学は、多岐にわたる医療系専門職養成学科を擁する関西最大級の医療系総合大学です。各学部・各学科・専攻科・大学院はそれぞれ高度な医学教育・研究を展開しており、また専門領域の垣根を超えた横断的医療教育プログラムにより魅力的な多職種連携チーム医療教育を実践していきます。
■看護学部:看護学科
■総合リハビリテーション学部:理学療法学科、作業療法学科
■医療技術学部:臨床検査学科、臨床工学科、診療放射線学科、鍼灸学科
■大学院 保健医療学研究科
■助産学専攻科
■はり・きゅうコスモス治療院(森ノ宮医療大学附属鍼灸施術所)
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