国産有機JASキクラゲを使いやすい“ジェルタイプ”に加工！食品レトルトパウチとなって新登場、ハルカインターナショナルより今秋から本格発売

～岐阜県出身の医療従事者3,000人に先行モニター配布～

2020-08-14 10:00

有機JASキノコメーカーの株式会社ハルカインターナショナル(本部農場・岐阜県郡上市和良町、井上九州男会長)は、自社生産の有機JASキクラゲを、流動タイプのジェルに加工した食品レトルトを世界で初めて開発しました。当社のキクラゲは専門機関の栄養分析によって、ビタミンDが通常のキクラゲの4倍も含まれていることが判明。ビタミンDは感染症禍の中、免疫力を上げる栄養成分として注目されています。新商品は、このキクラゲを食べやすく、使いやすいジェルタイプに加工した上、常温で2年間保存可能な食品レトルトパウチに仕上げました。店頭販売は9月から順次、開始します。

新商品はキクラゲ100％を使い、無糖タイプ。添加物は一切ありません。無味無臭の流動食材のため、あらゆる料理の食材としてすぐに使えます。離乳食から、美容食、シニア食まで、御賞味頂く年齢層は幅広く、料理も和食や洋食、中華の様々な食材に活用できます。ドレッシングやジャム、スムージー、デザートにも混ぜるだけで使えます。キノコをジェル加工して、食品レトルトにするアイデアは、当社商品のファンクラブ、京都きのこ女子会の中から生まれました。女性ならではの消費者目線に立った着想をカタチにしたのが、今回の新商品です。レトルト1パック80g入りで、1箱2パック入り。店頭希望小売価格は1箱450円(税別)

当社は有機JAS菌床シイタケの生産販売を主力に、計8種類のキノコの有機JAS認証を獲得しています。次世代型の自然開放栽培技術によって、低コストで高品質なキノコ商品を生み出すことを可能にしました。キクラゲでは国内トップメーカー(林野庁統計)として、大手外食や大手流通に出荷しています。農薬や殺虫剤、化学物質に依存しない有機JAS菌床キノコの栽培方法は、従来の植物工場タイプの栽培技術とは異なり、厳しい自然環境に負けないキノコを生み出しています。このため、日持ちが良く、栄養価も高い商品にもなっています。

当社のキクラゲ(アラゲキクラゲ)のビタミンD含有は、日本食品分析センターの解析によって、100gあたり502μg(マイクログラム)が検出されました。これは文科省の日本食品標準成分表の128・5μgの約4倍という、圧倒的に高い栄養価を示しています。キクラゲはビタミンD、鉄分、カルシウム、食物繊維が全食品中でトップクラスですが、当社のキクラゲはさらにビタミンDが4倍も高いことが判明しました。理由は自然開放型栽培によって栽培期間中から、間接的に太陽光線を受けて活性化し、収穫後は手間がかかる天日干しを行うことで成分量を上げているのが要因と推測されます。

新商品は岐阜県庁林政部の特用林産物競争力強化・販路拡大支援事業の助成を受けて開発しました。菌床原料はすべて岐阜県産の広葉樹(雑木)を使い、伐採活用によって広葉樹の萌芽更新を促進させ、森林資源の活性化も図っています。また、感染症禍の中で最前線の医療業務に尽力している従事者の支援の一助になればと、岐阜県出身の全国医療関係従事者のうち、先着申し込み3,000人を対象に無料モニター配布を行います。申し込みは当社の通販サイト「きのこな時間」 https://kinoko-time.jp/ で、新商品を選択し、住所、氏名などを入力、送信してください。1人1箱限定で商品、送料とも無料で配布致します。応募が配布数になり次第、受付終了とさせて頂きます。同サイトで3箱セット(販売記念価格1,200円、送料・税別)の販売も開始しました。

今回の新商品は、小売り用の自社開発商品ですが、とろみ付けが難しい離乳食商材に好適として、食品メーカーからキクラゲの原料提供オファーを頂き、商談を開始しました。介護食や病院食では、とろみ付けによって嚥下(えんげ)を促す上、豊富な食物繊維が要介護者らの便通改善にもつながるとみられています。当社では安全かつ高栄養価のキクラゲジェルを業務用にも提供し、感染症禍に打ち勝つ健康生活へ、高機能キノコ食材の浸透を図ってまいります。

また、新商品の販売に合わせて開設した通販サイト「きのこな時間」では、当社のキノコ商品を中心に、オーガニック農産物の魅力を紹介していきます。個人栽培用のキクラゲ菌床やシイタケ菌床の販売も、同サイトで順次開始致します。