住みながらのキッチンリフォームの注意点

住みながらのキッチンリフォームは不便です。大前提としてキッチンが全く使えません。

そして、キッチンだけではなく、ご自宅にある水道が一時的に使えなくなります。古い住宅では、水洗トイレが使えなくなることがあります。比較的新しい住宅では、水抜栓は独立して設置されていますので問題ありません。

日中お住まいで過ごす専業主婦の方は、キッチンが使えないうえに、作業音にも注意しなければなりません。
大きな作業音は、別の部屋にいても苦痛です。近隣住民の方も工事の騒音に関しては迷惑がかかりますので、事前の挨拶回りにて、工事内容やスケジュールなどをしっかりと説明しておかなければ近隣トラブルに発展します。

工事中は、職人の出入りが激しくなります。駐車場までの出入りが多いと気になって仕方なくなります。不在の場合は、鍵を渡しきりになりますので、防犯にも配慮する必要があります。

住みながらのキッチンリフォームは、工事前後も工事中も気苦労が増え、ストレスがかかります。予想以上に疲れます。

工事中は、外出しても構わないけれど、知らない職人さんが何度も出入りする状態になりますので、気になってトイレや掃除、洗濯などの日常生活に必要な作業もやりにくくなります。
雨などが続くと工期の遅れが生じ
やすく、雨が少なく気温もほどよい安定した気候の時期に集中的に行うべきでしょう。

埃やプライバシーの問題から洗濯物も干しにくくなります。
キッチンが使えませんので、外食や調理済みの食事が多くなります。
ペットを飼っているお宅では、興奮して吠える回数が増えますので、一時的にペットホテルに預けるなどの手間と費用がかかります。
エアコンが使えませんし、ドアも開けっ放しの状態になり、防犯には特に注意する必要があります。

キッチンリフォームの進行具合を見て、工事の出来具合をチェックできるので、住みながらのリフォームにはメリットが豊富です。

できる限りスムーズに、ストレスを減らすには、事前準備やスケジュール管理が重要となります。

特に工事の時期や季節には十分に配慮しましょう。
スケジュールには余裕をもってもらい、遅延ややり直しのないようにしてもらいましょう。
キッチンが使えない、トイレやバスルームが一時的に使えない場合は、そのタイミングと対処法を事前に考えておきましょう。

たまには外食や銭湯もおすすめです。

貴重品や大切な家財道具は、トランクルームに預けて工事のためのスペースを確保するといいでしょう。
使用する建材や水回り機器は、工期を短縮でき、既存の建材にも設置しやすいパーツを選ぶと、無駄な工事が減りスケジュールも短くなります。