「ビル再生100の物語」ネコなビル!
ビル再生100の物語 第52話
テナワンでは、これまで多くのビルの空室対策や賃貸運営を行ってきました。
それぞれの問題を解決してきたビル再生の事例を「100の物語」としてこれから公開していきます。
テナントしてネコカフェが入居してくれました。
その名も「ネコリパブリック(ネコ共和国。通称ネコリパ)」
ネコをこよなく愛し、ネコの殺処分をゼロにしたい!というアツい思いで岐阜でスタートしたネコリパさんがこの度お茶の水のビルに東京店をオープン。
これ、それだけでも面白いんですが、我々は古いビルの活用事例としても注目しています。
「オフィスビルにネコカフェって他のテナント大丈夫?」
「ネコが逃げたりして近隣に怒られない?」
そう思いますよね?
ほとんどのオーナーさんは受け入れないテナントだと思います。
でも空室に困っているビルなら、こういうユニークなテナントにも門戸を開くとまったく新しい世界が開けます。
もちろん、ちゃんと使い方のルールを決めて使ってもらっていますので、ビルとしては健全な運営の範囲です。
今回借りてれくれた部屋は、古くてエレベータがない4階。客商売のテナントがそんなところを借りてくれるってだけでも驚きです。
ネコを愛する人たちにとって、階段で4階まで上がることなんて何の障害にもならないようです。
しかも、もともとはオーナーさんの自宅だった部分で、そもそも貸して賃料取れるなんて思ってもなかった場所です。
それだけではない効果
我々が注目しているのはそれだけではありません。
単に他で嫌われがちなテナントを受け入れて空室を解消する、というだけでなく、ネコリパさんが入ってくれたことで、勝手にビルの認知度も上げてくれているからです。
フェイスブックなどで
「ただいま工事中」とか「オープンイベントやります!」などの記事が出るたびにビルの場所も案内されますし、「あのネコリパのビル」としてネコ好きな人たちの聖地になる可能性だってあります。
(というか、もうなっているのかも)
そうなると、もうただのビルではありません。
「オフィスにネコってあり得ないから」
という常識にとらわれず、面白がってOKしてくれたオーナーさん(オーナーさんも実はネコ好きだったことが今回判明しましたw)、さすがです。
始めて読まれる方に
中小築古ビルのオーナーを対象に空室対策を実戦的に解説した空室対策技術集を無料配布してします。
これまで、東京都心の中小型ビルが検討客を集められない4つの原因へ対応する考え方として、リーシングマネジメントという考え方が大切だとご説明しました。
リーシングマネジメントの基本的な考え方は、
「打点(空室を埋めること)は、打席数(認知度を上げること)×打率(決まりやすい条件やウリ)に比例する。」
です。
弊社での空室対策の事例やオーナーさんの声など、テナワンのHPにて詳しくご覧いただけます!