「ビル再生100の物語」次世代オフィスとは?

ビル再生100の物語 第83話

テナワンでは、これまで多くのビルの空室対策や賃貸運営を行ってきました。

それぞれの問題を解決してきたビル再生の事例を「100の物語」としてこれから公開していきます。

オフィスってそのうちいらなくなっちゃうのかも?

働き方の変化とともにオフィスに求めるものも変化しています。

スペックよりも感情に訴えかける環境や個性的かどうかが選択の基準になってきています。

以前「個性派オフィスのススメ」でこういうニーズにこたえるオフィスを「個性派オフィス」と呼びましたが、ここはあえて「次世代オフィス」と言ってみることにします。

このニーズの根底には成熟社会における欲求の段階のステップアップがあり、
オフィスも進化を求められていると思うからです。

ノマドワーカーや小規模ベンチャーにとっては、オフィスでなくてもカフェでOKという話をしました。しかし、ある程度仕事が軌道に乗ってくると、さすがに一日ずっとカフェ仕事というわけにもいかなくなってきますし、業種によっては資料が多かったりノートPCではなくデスクトップでないとダメ、ということもあります。来客型のビジネスはもちろんNGですよね。

また、シェアオフィスやコワーキングスペースの代わりに、仲間とシェアしてオフィスを借りる動きもあります。

これは空間としてのオフィスをシェアできればいいので特別な施設である必要はありませんが、今どきのシェアオフィスやコワーキングスペースは内装がカッコいいものが多く、それらと見比べて選ばれていることがポイントです。

「個性的な」オフィスにしたがる会社が増えてきています。

社員のモチベーションを上げたい、業種的におカタいオフィスを嫌がる、社長の趣味などの理由もありますが、先日当社にオフィスの改装を依頼してきた経営コンサルティング会社の社長は、明確に「採用のため」と言い切っています。

人手不足になってくると、企業も選んでもらうためのイメージ戦略の工夫をしますが、その社長曰く「オフィスをカッコよくすることで、採用率が上がる。人材募集媒体にかける広告費よりよっぽど効率がいい」んだそうです。

こうした会社にとっても、これまでのタイルカーペットと蛍光灯のオフィスよりも、感性を刺激する内装が大事だってことになります。

小規模企業より体力があるので、より自分たちの好みにカスタマイズしたがる傾向にありますが、これまでのオフィスのジョーシキとされている「原状回復の壁」が大きなネックになっています。

この壁を取っ払って好きに改装を認めてあげる、もしくは最初から改装されることを前提として床をモルタルむき出しのままにしたり、天井もバラしてアゲておく、など、改装前のベース部分を仕上げておいてあげると喜ばれます。


始めて読まれる方に

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これまで、東京都心の中小型ビルが検討客を集められない4つの原因へ対応する考え方として、リーシングマネジメントという考え方が大切だとご説明しました。

リーシングマネジメントの基本的な考え方は、

「打点(空室を埋めること)は、打席数(認知度を上げること)×打率(決まりやすい条件やウリ)に比例する。」

です。

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