書籍『毒出し歯みがき』で推奨する「舌みがき」で 細菌性肺炎のリスクを下げられる!

舌をきれいにして、命を守ろう

 口臭対策として、「舌みがき」を習慣にしている人もいらっしゃるかと思います。実は、この舌みがきには、肺炎対策としても効果があることを知っていましたか?
 その理由を、株式会社アスコム(所在地:東京都港区、代表取締役:高橋克佳)が、
2020年1月29日に発売した書籍『歯科医が考案 毒出し歯みがき』の著者で歯学博士の照山裕子先生に聞いてみました。同書の中では、舌みがきも推奨されています。

「舌みがき」は「肺炎のダブルパンチ」を発症するリスクを下げます

「口の中には、約1000億から6000億個の細菌が住み着いています」と照山先生。 
 この細菌は、呼吸を通してごくわずかな量が毎日肺に入り続けています。健康なら体に害を及ぼすことはありませんが、免疫力が低下している状態だと、細菌性の肺炎を引き起こすことがあります。
 とくに怖いのがウイルス性の肺炎と細菌性の肺炎が併発したときです。
 ウイルスに感染すると、肺の免疫力が落ちて、わずかな細菌でも肺炎を引き起こしてしまいます。さらに、ウイルス自体も肺炎を引き起こすため、細菌性肺炎とウイルス性肺炎がダブルパンチで引き起こされてしまうことがあるのです。
「舌みがきを行えば、口の中の舌苔を取り除くことができます。舌苔とは、舌についた白い付着物のことで、その正体は古くなった細胞、わかりやすく言えば『垢』です。口の中の細菌は、この舌苔をエサとしてどんどん繁殖していきます。つまり、舌みがきで舌苔を取り除くと、細菌の繁殖を防ぐことができ、ウイルスに感染したときに、少なくとも細菌性肺炎を併発するリスクを下げることができるのです」
ふたつ肺炎のうち、ひとつでも防ぐことができれば、それは命を守ることにつながります。

舌みがきのやり方はとても簡単です

それでは、照山先生に聞いた舌みがきの方法を紹介しましょう。
舌みがきにはやわらかいガーゼ、特に不織布のものが適していますが、入手が難しい場合は、清潔な布や紙ナプキンなどでも十分に舌苔を落とすことができるそうです。

 やり方はとても簡単で、ガーゼや清潔な布などを人さし指に巻き、やさしく舌をなでるようにみがくだけです。
 鏡を見ながら舌苔のある場所を中心に、奥の方から前へ指を動かして、舌苔を落としましょう。みがく回数は2~3回程度。右半分、左半分とわけるとふき忘れを防げます。

なお、歯ブラシで舌をみがくのはNGです。
「粘膜である舌は傷つきやすいため、汚れを浮かせるイメージでそっとなでることが大切です。歯みがきのついでに、歯ブラシでゴシゴシとこする人もいますが、絶対にやめましょう。舌の表面に傷がついて炎症を起こし、口臭が強くなったり、味覚を感じる味蕾が傷ついて味覚障害を起こしたりすることがあるからです」

NHKの「あさイチ」でも舌みがきが紹介されました

4月20日に放送された「あさイチ」(NHK)でも、舌みがきの習慣を取り入れることで、ウイルスに感染したときに、細菌性肺炎を併発するリスクを下げることができると紹介されました。ガーゼや清潔な布などで舌をぬぐう、それだけの習慣で命のリスクを低下させる舌みがきに、今注目が集まっています。


口の中をきれいにすることは、認知症や誤嚥性肺炎、生活習慣病などの予防にもつながります。
よい習慣を身につけて、あなたの大切な命を守ってください。

照山裕子著『歯科医が考案 毒出し歯みがき』
照山裕子著『歯科医が考案 毒出し歯みがき』

AIが記事を作成しています