中国におけるサイバー攻撃への恐怖が防衛費を刺激、2020年までに500億米ドル規模に

株式会社グローバル インフォメーションは、GlobalDataが発行した報告書「Cyber Security in Smart Grid - Market Size, Key Issues, Regulations and Outlook to 2020 (スマートグリッドのサイバーセキュリティ:市場規模、主な課題、規制、2020年までの展望)」の販売を開始しました。

国際的なビジネス分析をおこなうGlobalDataによると、中国における電力インフラの安全性に対する懸念は、今後10年間で天文学的な額のセキュリティ支出につながるとみられます。

当レポートでは、中国のサイバーセキュリティ市場はこれから大幅に拡大すると見ており、その評価額は2011年の18億米ドルから2020年には500億米ドルに達し、複合年間成長率44.7%という劇的な増加が予想されています。

当レポートは中国のサイバーセキュリティ市場を、支出規模を他の地域と比べて「例外的」としており、欧州と北米をあわせても、同期間の支出は比較的穏やかな160億米ドルと予測されます。

中国はサイバーセキュリティに関してはいくつかの国と緊張状態にあり、特に米国は、中国のハッカーが米国の電力システムを破壊しようとしているとたびたび告発しています(中国政府は否認)。こうした告発は不信関係を生み、中国当局は報復的なサイバー攻撃を受けることを予測しています。

しかし、GlobalDataによると、急激な都市化を経験し広大な土地でスマートグリッドの建設を進めている中国にとっては、あらゆるアクセスポイントを保護する費用は莫大なものになります。スマートグリッドの建設段階は2015年までに完了する予定で、その時には数万世帯が、1世帯当たり約1,000ドルのコストで安全にインターネットに接続することになります。

2010年に見つかったコンピュータウィルス「Stuxnet」は、電力グリッドの脆弱性を狙った悪意あるサイバーアタックの一例です。このウィルスはイランを拠点とした5つの組織を狙い、イランの原子力プログラムを破壊するために用意されたと広く考えられています。

市場調査レポート: スマートグリッドのサイバーセキュリティ:市場規模、主な課題、規制、2020年までの展望
Cyber Security in Smart Grid - Market Size, Key Issues, Regulations and Outlook to 2020
http://www.gii.co.jp/report/gd251029-cyber-security-smart-grid-market-size-key-issues.html
出版日: 2012年09月30日
発行: GlobalData

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