【ノーコード】DXは社内開発(自社開発)が良い?内製化とDX人材の育成について

こんにちは。
各所でDX推進が叫ばれながらなかなか進まない昨今、困っている担当者・現場の方々も多いと思います。
今日はそんなDXを社内開発(自社開発)で進める方法について考えてみたいと思います。

社内開発(自社開発)とは?

システム(アプリやWebサイトなど)を外注するのではなく、自社の社員で開発することです。
一般的に、日本の企業はほとんど外部のITベンダー(システム開発会社)に発注していることがほとんどでしょう。
確かに、本業がITでは無い会社にとっては、無理に自分達で作るより外部のベンダーに丸投げしてお願いした方が効率が良いという考え方は納得感ありますよね。
しかし、外部に発注することも簡単ではなく、問題も沢山あります。
逆に社内開発(自社開発)はにもメリットがあるのです。
その辺をもう少し掘り下げて話していきましょう。

アプリやWebサイトの開発を外注するデメリットは?

「外注する」と一言に言っても、ペンやコピー用紙を発注するのとは訳が違います。
理想的には、発注側にも相応のITスキル・経験が必要です。
それが無い場合、ざっくりいうと以下のような問題が発生します。

ベンダー(システム開発会社)の選定に失敗。
相見積もりをしても、各社バラバラで見積もりの妥当性が分からない。
要件定義がうまくできない。
エンジニアの言ってることが分からない。
完成してもバグだらけ。
指示通り完成したけれど、思ってたのと違い使い物にならない。
最悪、ベンダーに逃げられる。

結構普通に発生する問題です。・・・困りますよね。。
こうならないためにも、発注側にもある程度のITスキル、知識、開発経験(少なくとも発注側として必要な経験)を持たなくてはなりません。
以下の記事もご参考まで:
【DXの難しさ:ベンダー選定編】なぜアプリ開発会社の選定は難しいのか?
【DXの難しさ:開発コスト編】なぜアプリ・Web開発にはこんなにお金がかかるのか?
ではどうすればいいのでしょう?

DX人材の確保が不可欠

経産省のDXレポートでも上記のように記載されています。
https://www.meti.go.jp/press/2020/12/20201228004/20201228004-3.pdf
各企業において、社内のDX活動を牽引するDX人材の確保が不可欠であると。
その下に、「自社のビジネスを深く理解した上で、データとデジタル技術を活用して・・・」と書いてありますね。
この、「自社のビジネスを深く理解した上で」という部分は外部パートナー、外部ITベンダーだけに任せきることはできません。
もちろん、そういったコンサル面から頼れる開発ベンダーを探し、協力して欲しいですよね。
確かにそれは重要ですが、自社の社員以上に自社の業務に精通している人は存在しません。
やはり、社内にDX人材を育成していくことが重要になってきます。
昨今、学び直し・スキルアップデート(リスキリング)の重要性が謳われているのはこういう背景もあるのでしょう。

じゃあ社内開発(自社開発・内製化)した方がいいの?

私の考えでは、すべてを急に内製化に変えることは難しいと思っています。
ITエンジニアを育成するのには最低数年かかりますし、優秀なエンジニアは売り手市場でそう簡単に中途採用もできません。
そうなると、八方塞がりでなにもできなくなってしまいますが・・・
ノーコードから始める、という手法がとても良いと思っています。

ノーコードとはエンジニアではなくても簡単にアプリやWebサイトを構築できるツールのことで、学習コストが小さく非エンジニアでもすぐ習得できる点が魅力です。
開発期間も開発コストも格段に抑えることができます。

このノーコードを用いてできるところから始めていく、というのが良い進め方です。

ノーコードで社内開発(自社開発)を始めるメリットは?

ノーコードは機能的に制限はあるものの、開発期間が短く済み、コストも安く作れ、勉強する際も学習期間が短くて済む、というメリットがあります。
それは前提としてあった上で、それ以外に大きなメリットがあるので紹介します。

ノーコードで社内にDX人材を育成できる

これが何より大きいと思います。ノーコードで何かを作ることで、その人たちは社内で貴重なDX人材へと成長していきます。
自分達で何かしら作った経験があるのと、全くないのでは、外部に発注する際も全然違います。
例をあげて説明してみましょう。

例:まずはノーコードでパイロット拠点向けにDX

例えば、ノーコードでまず特定の拠点(パイロット拠点)向けにシステムを作り、DX化をして仕事のやり方を変革したとします。
ノーコードのbubbleやAdaloを自分達で覚えて、社内開発(内製化)としてアプリやWebサイトを作ります。
それを自分達で運用し、業務を変革するのです。
おそらくシステム的な苦労も業務改革の苦労も沢山発生すると思います。
しかし、苦労の末、業務改革により一定の成果が出て、集客率アップやコストダウンなど評価ができる状態になったとしましょう。
その後、その成功例を実績として、全社的に展開しようとする、、、という流れはよくありそうな話ですよね。
その時です。

外注の際にノーコードでの内製化で培ったノウハウが活きる

全社的に展開するのであれば予算も取れるし、大きなお金をかけて外注(外部ITベンダーに発注)して大規模システムを作る必要があるので、ノーコードではなく本格的にシステムを作る、ということになると思います。
しかし、その際に、ノーコードでパイロット拠点のDX化を回したメンバーが社内にいれば、圧倒的に楽になります。
一度開発を経験したことで、業務をシステム化する際にどういうところが困ったか、システム化に何が必要だったか、パイロット拠点のシステムでは何が不足だったか、今後はどんな機能が欲しいのか、などの課題を明確に持っています。
それをユーザー視点だけではなく開発者視点でも持てるというのが大きいのです。
これぞDX人材です。この経験者たちこそがDX人材として全社開発の際にチームを牽引することになっていくでしょう。

逆に、DX人材がいない場合はどうなるか?

こうした経験を積んだメンバーがいない状態で、大規模開発を始めるとどうなるでしょう?
ITベンダー側も一生懸命に貴社の業務を理解しようとして、システムの設計・開発に取り組んでくれることでしょう。
ただ、どうしてもその会社で実際に働いているわけではないので、現場感のある業務のイメージを社員と同じレベルで持つことは難しいです。
発注者側も、ITの知見がないので、開発者側と認識がずれていることに気づかずに開発が進みます。
大きなシステムであればあるほどその認識のずれによるギャップは大きくなり、DXにより改革できるどころか、改悪されて現場は混乱することでしょう。

ノーコードでDX人材を育成する方法

このように、DX人材を育成することは非常に重要です。
しかしエンジニア不足のこの日本では、エンジニアを育成するには年数がかかってしまい現実的に不可能です。
であれば、選択肢はノーコード。
Adaloなどのノーコードツールを活用しアプリやWebサイトを自社開発していくのが良いでしょう。
ノーコードAdaloについてはこちら↓

ノーコードの学習方法

ITリテラシーの高い方であれば、独学でどんどん勉強していくのも良いと思います。
ただ、非IT系の会社であればITリテラシーの高い人がそう多くはいないかもしれません。
であれば、ノーコードのスクールがおすすめです。
ノーコードはネット上にまだまだまとまった情報が少なく、有識者に教えてもらうというのは効率的な手法です。
ノーコードAdaloスクールなどを用いて学んだり、研修を受けるのもいいかも知れません。
ノーコードAdaloスクールはこちら

【DX】アプリ・Webの開発やノーコード研修の無料相談はこちら

いかがでしたでしょうか?今回はノーコードを用いたDXの進め方について書いてみました。
このように、Adalo、bubble、STUDIOなどのノーコードを使うことで、リスクを抑えてスピーディにビジネスアイデアを形にすることができ、DX人材の育成にも繋がります。
弊社はスタートアップ・新規事業向けにコストを抑えた最速のアプリ・Webサービスの開発、さらにはサービス立ち上げのコンサルティングから提案を行なっております。
法人向けにノーコードAdaloの研修事業も行っています。


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