参考資料XMLコンソーシアム、「Webサービス推進委員会」を発足
XMLコンソーシアム(会長:鶴保征城NTTソフトウェア株式会社代表取締役社長、会員数200社:2001年10月10日現在)は、2001年10月12日、Webサービスを普及啓蒙し、その実用化を推進するために「Webサービス推進委員会」を発足したことを発表しました。
Webサービスは、インターネットを媒介として、オペレーティングシステムやプログラミング言語の種類を問わず、動的な結合によるビジネスプロセス構築やシステム構築を行うことのできる画期的な技術であり、その基盤技術としてXMLが採用されています。
XMLコンソーシアムのWebサービス推進委員会では、XMLコンソーシアム内の基盤技術部会、応用技術部会およびモデル研究部会と連携を図りながら、以下のようなアクティビティを実施することにより、国内におけるWebサービスの実用化を積極的に推進してまいります。
・Webサービスのデモ・プロトタイプシステムの開発・公開
・Webサービスに関する他団体・組織との協業
(例:相互運用実験、リポジトリ)
・Webサービス優良事例や資料の公開
・Webサービスに関するセミナー講演
Webサービス推進委員会を発足させ、Webサービスについて既に活動を開始している部会との連携をとりながら具体的な活動を開始します。
Webサービスとは
Webサービスとは、アプリケーションの機能をモジュール化し、Web上のサービスとして提供するテクノロジーで、XML、SOAP (XML Protocol)、WSDL、UDDIといったWebの標準テクノロジーを基盤として実現されます。提供されたWebサービスは、ネットワークを通じて他のアプリケーションやシステムの一部として統合でき、また、Webサービスそのものをネットワーク上で検索・発見して、ダイナミックに結合しシステムを構築することも可能となります。アプリケーションが、他のWebサイトにあるアプリケーションの機能、すなわちWebサービスを利用できることが、人間を相手にすることを前提とするWebアプリケーションと違うところであり、これにより、インターネット上のビジネスに大きなインパクトを与える可能性が期待されています。Webサービスが、インターネット上で安心して使える基盤が整い、多くのプラットフォーム間で相互接続できるようになることが、Webサービス普及のカギと言われています。
XMLコンソーシアムについて
XMLコンソーシアムは、国内200社(2001年10月10日現在)の会員を擁するXML技術のビジネスにおける実用化推進を行う国内唯一の団体です。セミナー・イベント、部会活動、情報発信、標準化推進、海外との連携などの具体的な活動を通じて、さまざまなコンピュータシステムにおけるXML技術の適用に貢献してまいります。
以上
<お問合せ先>
XMLコンソーシアム事務局 田中 (富士ソフトABC内)
URL http://www.xmlconsortium.org/