マーベリック、自動車データ特化の エリアターゲティング広告サービス「CAR TRACE」の提供開始
DSP(*1)の開発・販売などを行うマーベリック株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:美留町 督、以下 マーベリック)は、自動車データ特化のエリアターゲティング広告サービス「CAR TRACE」を開発し、2017年6月8日(木)から提供開始したことを発表いたします。
概要
今回マーベリックが提供する「CAR TRACE」は、オフライン広告システム「Sphere Paper」が保有する車検データ等を基に、町丁目・市区町村単位でWeb広告配信を行うことが可能となりました。約4,700万台分の自動車の初度登録年や走行距離、ブランド車種名や年収等のセグメントを保有しており、車の買い替え検討ターゲットへのアプローチや、高収入かつ競合車保有ターゲットへのアプローチなどが実現できます。
「CAR TRACE」提供の背景
日本の自動車メーカーの国内生産台数は1990年頃をピークに下降傾向が続き、リーマンショック直後の2009年にはピーク時の約半分までに落ち込んでいます。国内販売台数も国内生産台数と同じく1990年頃がピークであり、若者の「車離れ」や少子化、高齢化などの影響で下降傾向にあります。
ただ、上記状況に反して、自動車の機能は年々進化し、現在でも日本の自動車メーカーの評価は高く、適切な人に適切な情報の伝達を実現することで、自動車業界の課題解決の一助になればと思い「CAR TRACE」を開発いたしました。自動車関連のデータは、オフラインで貴重なデータが数多くあるにも関わらず、Webでのプロモーションに生かせないという課題がありました。そのため、これまでの自動車業界のWebプロモーションは、Web上での行動データを基に行うものが主流でありました。
しかし、今回自動車データ特化のエリアターゲティング広告サービス「CAR TRACE」をリリースしたことにより、オフラインの自動車関連データをWebプロモーションに生かすことが可能となりました。これにより、車検データ等を基に、ユーザーの最適なタイミングに、最適な広告を、最適な場所に出稿することが実現できます。本サービスのリリースにより、自動車業界のWebプロモーションは1段上のアプローチ手法を取ることが可能になったと考えております。
今後の展望
引き続きマーベリックは様々な手法を検討し、自動車市場の活性化、次世代自動車の普及に貢献できるよう、ユーザーにとって最適なタイミングに、最適な広告を提供できるように一層取り組んでまいります。
マーベリック株式会社について
マーベリックは、広告配信プラットフォーム(DSP)事業を展開しており、DSP(*1)の開発・販売、RTB(*2)インフラやDMP(*3)の構築支援を行う企業です。また、新たな取り組みとして、ビッグデータ解析技術を活用し、O2O(*4)を推進するエリアマーケティングの新システムの開発を担います。
本社所在地: 東京都新宿区西新宿1-22-2 新宿サンエービル4F
代表者 : 代表取締役 美留町 督
事業内容 : DSPの開発・販売、RTBインフラの導入支援など
創業 : 2013年
URL : http://www.mvrck.co.jp/
(*1) DSP (Demand Side Platform)
複数の広告枠の配信最適化および、効果検証などの一元管理を目的に開発された広告主向けのシステムを指します。
(*2) RTB (Real Time Bidding)
広告の表示毎に閲覧ユーザーや広告掲載面、1ユーザーあたりの表示回数などの情報を分析して、最適と判断できる場合のみオークション方式で入札と配信が可能となる仕組みです。
(*3) DMP (Data Management Platform)
各種Webサイトのアクセスデータ・広告配信・顧客・その他の外部サプライヤーのデータを管理し、広告配信や分析調査等のデータ活用チャネルと連携するデータ統合管理システムを指します。
(*4) O2O (On-line to Off-line)
オンラインとオフラインの購買活動が連携し合い、オンラインでの活動が実店舗などでの購買・来店に影響を及ぼすようなマーケティング活動を指します。
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