米国の塗料・塗装需要は、2015年に260億米ドルを超える見通し
株式会社グローバル インフォメーションは、ザ・フリードニア・グループが発行した報告書「Paint & Coatings to 2015 (米国の塗料・塗装市場(2015年まで))」の販売を開始しました。
米国の塗料・塗装需要は、年率7.8%で増加し、2015年には262億ドルに達すると予測されています。2005年-2010年の景気後退による需要の下落から、量、売り上げともに回復する見通しです。
2005年-2010年には、建設支出と製品生産高の双方が落ち込み、主要な建築、製造市場における塗装需要が縮小しました。市場価値の著しい下落は、製品価格の急速な成長によって阻止されました。
米国の塗料・塗装市場は、業界の持続可能性に向けての取り組みに、影響を受けつづけるでしょう。
環境への関心の高まりによって、この産業に対する政府規制がますます厳しくなってきています。
この傾向によって、塗料・塗装メーカーは革新的で、付加価値の高い塗料配合の開発のために多額の投資を行っています。
大規模建築市場は、年率10.8%で成長し、2015年には140億米ドルを超えると予想されています。
この需要は、住宅市場の力強い回復、特に2010年の低迷から回復した住宅建築活動によってけん引される見通しです。
建築塗料市場の中で内装部品の占める割合は、外装部品と比較すると依然として大きく、より急速に成長しつづける見込みです。
製造市場の塗料・塗装売上げは、2000年から2010年の低迷から回復し、2015年まではかなりの成長率で拡大すると予測されています。
様々な市場のなかで、家具と備品市場は最も大きく成長する部門のひとつで、2015年まで塗装売上において最大の部門でありつづけるでしょう。
しかし、自動車部門がそれ以上に急成長し、製造市場の塗装売上において第二位になると予想されています。
メンテナンスおよび特殊塗装市場は、2015年まで最も小さな市場でありつづける見通しです。この市場の主要部門としては、産業メンテナンスや道路、橋梁があり、平均を上回る成長率で拡大すると予想されています。
非住居建築物の改修・修理の増加や、老朽化した産業インフラのメンテナンスに対する膨大な支出が、成長をけん引する見通しです。
市場調査レポート: 米国の塗料・塗装市場(2015年まで)
Paint & Coatings to 2015
http://www.gii.co.jp/report/fd223021-paint-coatings-2015.html
出版日 2011年11月
発行: The Freedonia Group
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