5月31日は世界禁煙デー【喫煙者必読】健康保険を使って禁煙治療ができる!もったいない喫煙習慣を見直して、老け顔も回避?!~簡単!「3分で分かるニコチン依存症テスト」つき~
(ヴェリタスジャパン、産業医ラボ.com 更新のお知らせ)
企業のヘルスケアをサポートする産業医ラボ.comを展開する株式会社Veritas Japan(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:中川隆太郎、以下産業医ラボ.com)は、5月31日の世界禁煙デーに際し、禁煙に関するコラムを更新しましたのでお知らせいたします。
毎年5月31日は「世界禁煙デー」というのをご存じですか?当社の運営する産業医ラボ.comにも、企業より禁煙ついてのご相談が増えています。3分でニコチン依存症かどうか分かるテストや、喫煙していると起こるデメリット、健康保険が利用できる禁煙外来についてなど、喫煙者必読の禁煙対策についての情報をご紹介いたします。
■『世界禁煙デー』とは・・・
世界保健機関 (WHO)が制定した禁煙を推進するための記念日の事。毎年5月31日が世界禁煙デーとなっており、国際デーの1つです。厚生労働省においても、平成4年から世界禁煙デーに始まる一週間を「禁煙週間」として定め、各種の施策を講じています。令和3年の「禁煙週間」のテーマは、『たばこの健康影響を知ろう!~新型コロナウイルス感染症とたばこの関係~』となっており、禁煙及び受動喫煙防止の普及啓発を積極的に行うものとしています。
喫煙が健康に与える影響は大きい上、受動喫煙の危険性やニコチンの依存性を踏まえると、喫煙習慣は個人の嗜好にとどまらない健康問題であり、生活習慣病を予防する上で、たばこ対策は重要な課題になっています。
出典:厚生労働省 2021年世界禁煙デーについて https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000202210_00007.html
■『3分で分かる!ニコチン依存症テスト』をしてみましょう!!
2021年5月31日の世界禁煙デーに向けて下記リンクよりニコチン依存症テストを受け、ご自身の喫煙習慣について振り返ってみましょう。
(平成30年7月25日に健康増進法 法律第78号により、望まない受動喫煙を防止する法案が改正されました。)
【診断結果】
・ブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)200以上、かつTDSテスト(ニコチン依存のスクリーニングテスト)の合計点数が5点以上の方は、『ニコチン依存症』の疾患者です。
・禁煙の意志さえあれば、『禁煙外来』で健康保険を使い3割負担で治療が受けられます。
皆さんの診断結果はいかがでしたでしょうか?えっ、実は私も依存症だったの??と、驚かれた方も多いのではないでしょうか?!
■喫煙による『5つのもったいない!』
上記のテストの結果をみて、これを機に禁煙してみようかな?と思った方もいらっしゃるかと思います。日々の生活でも仕事でも喫煙をすることにより、もったいない!という場面が多々見られます。生活編、仕事編それぞれ「5つのもったいない!」のポイントをまとめてみました。
5つのもったいない!生活編
①時間を奪われる!
・1本5分の喫煙でも10本で50分時間を奪われる
・禁煙すると吸っていた本数が多い人程、時間にゆとりができる
②老けて見える
・皮膚が黒ずんだり、皮下の
コラーゲンが壊れてしわが増える
・乾燥肌になりやすい
③たばこ代がかかる
・例えば1箱(20本入り)440円のタバコを1日に1箱吸っている場合、たばこ代は1カ月約13,000円、1年で約16万円かかる
④病気にかかって医療費がかかる
・タバコは万病の元
・糖尿病やメタボにもなりやすい
・インフルエンザや新型コロナウイルス感染症で重篤化しやすい(免疫力の低下)
⑤家族も道連れする
・受動喫煙により家族も病気になりやすい
・換気扇の下など家の中で吸う場所を配慮しても受動喫煙は完全には防ぐことは出来ない
・親が喫煙する子供は、親が喫煙しない子供に比べて将来2~3倍喫煙しやすくなる
5つのもったいない!仕事編
①知らないうちにお客様に嫌がられている
・タバコを吸わない人はタバコのにおいに敏感
・せっかくの接客態度をタバコが台無しにしている可能性がある
②仕事をさぼっているようにみられる
・最近では勤務時間中の喫煙は仕事を離れているとみなされる
・喫煙による労働生産性の損失は喫煙者1人で年間平均20万円にもなる
③病気で休みがちになる
・タバコを吸う人は吸わない人に比べ約2倍会社を休みやすい
・喫煙はアルコール依存症などの深刻な薬物依存の入り口になる(お酒の強い方は要注意)
④ストレスがさらに増える
・ニコチンを補給して一時的にイライラを抑えただけ
・禁煙するとストレスがむしろ減ることがわかっている
⑤火事の原因になる
・タバコは放火に次いで火事の原因第2位
・タバコの火の不始末で職場も火事の原因になり人命を含めて大きな損失につながる
出典:厚生労働省 禁煙支援マニュアル(第二版)
https://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/kin-en-sien/manual2/dl/addition01.pdf
■禁煙治療のメリットを知って、禁煙に努めましょう!!
もったいない!ポイントを見て禁煙してみようかな?と思っている方にオススメなのが、健康保険を利用した禁煙外来による禁煙治療です。自力での禁煙に比べてどんなところがオススメなのでしょうか?
禁煙治療を利用するメリット
①比較的楽にやめられる
②より確実にやめられる
禁煙の可能性が自力に比べて3~4倍UP!
③あまりお金をかけずにやめられる
出典:厚生労働省 禁煙支援マニュアル(第二版)https://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/kin-en-sien/manual2/dl/addition01.pdf
出典:Kasza KA, et al: Effectiveness of stop-smoking medications: findings from the International Tobacco Control (ITC) Four Country Survey. Addiction 2013; 108(1): 193-202. 日本循環器学会 ほか.
禁煙治療のための標準手順書 第6版, 2014.
■まとめ
禁煙したいと思っていても、なかなかタバコがやめられない!という方もたくさんいらっしゃると思います。禁煙外来を利用すれば健康保険3割負担で治療が受けられます。喫煙している時よりも健康になり、金銭負担も軽くなるなどメリットがたくさんあります!世界禁煙デー・禁煙週間を機に、禁煙について今一度考えてみるのはいかがでしょうか?
■ 執筆 ■
小岩 統子(こいわ とうこ)
株式会社ヴェリタスジャパン
産業医ラボ.com専属保健師臨床にてICU・内科・訪問看護を5年ほど経験したのち、健康保険組合・企業などにて13年間産業保健師として活躍。
現在は、当運営会社 株式会社ヴェリタスジャパンに入社し、産業医ラボ.comの専属保健師として活躍している。
Veritas Japan 会社概要
・ 会社名:株式会社 Veritas Japan
・ 代表者:代表取締役 中川隆太郎
・ 所在地:〒231-0015 横浜市中区尾上町 6 丁目 87 番地 3 産経横浜ビル3階
・ 事業内容:産業医紹介、メンタルヘルス対策、医療コンサルタント事業 他
・ 公式HP:https://veritas-japan.co.jp/