「ドレスかな?いえいえガラスです」倉敷芸術科学大学 卒業制作展2023受賞作品

ガラスに真摯に向き合う姿勢が今回高く評価

 2023年1月17日(火)~22日(日)まで開催した倉敷芸術科学大学 卒業・修了制作展2023 学部生の部。会場の倉敷市立美術館には芸術学部の学生72人が制作した71点の作品が並びました。

 17日には芸術学部の教員の審査があり、最高賞の加計勉大賞にはデザイン芸術学科4年生 板野尚美さん(岡山県立総社南高等学校出身)のガラス作品「纏(まとい)」が輝きました。

 芸術学部長の馬場教授は「日常を切り取り表現したいという興味を突き詰めてきた結果が今回花開いた結果となりました。アイデアを形にするために磨いた高い技術とその努力と工夫、ガラスに真摯に向き合う姿勢が今回高く評価されました。」と大賞の理由を述べます。

ガラス作品「纏(まとい)」と板野さん
ガラス作品「纏(まとい)」と板野さん

1年間の試行錯誤や葛藤が無駄じゃなかった

 「先輩方もこれまでやったことのない表現でしたのですべてが手探りでした。この1年間の試行錯誤や葛藤が無駄じゃなかった、実を結んでくれてうれしいです。これに驕らずこれからも謙虚に頑張ろうって思いました。」
そう話す板野さんは以前Twitterで「本物の袋みたい!」とバズったガラス作品「ささやか」の作者。
この作品を起点に彼女の制作活動に注目が集まり、東京のギャラリーから声がかかったり、グループ展を開いたりと活動の幅を広げていたところ今回の受賞でした。

卒業後もガラス関係の進路が決まっている板野さん。
「もともとガラスをほかの物に見立てることが好きで、ガラスに興味がない人でも「え?」って感じで興味をもってもらえる作品を作りたい」と変わらぬ想いを貫き、この先も多くの人に作品を見てもらえるように制作活動を続けていきます。

ガラス作品「ささやか」
ガラス作品「ささやか」

実力は大賞と負けず劣らず 他7名の受賞作品

「風海彩」
「風海彩」

加計勉優秀賞
「風海彩」
メディア映像学科
清水 友梨香さん
技法:プロジェクションマッピング

「備前磁器 備前焼作家 石田和也の挑戦」
「備前磁器 備前焼作家 石田和也の挑戦」

加計勉奨励賞
「備前磁器 備前焼作家 石田和也の挑戦」
メディア映像学科
加藤 優衣人さん
技法:ドキュメンタリービデオ

「The Space Mining」
「The Space Mining」

加計勉奨励賞
「The Space Mining」
メディア映像学科
城木 優香さん
技法:3Dアドベンチャーゲーム

「蓮の中」
「蓮の中」

倉敷市長賞
「蓮の中」
デザイン芸術学科
櫛本 望聖さん
技法:日本画

『自分らしい生き方について〜発達障害グレーゾーンの方に向けて〜絵本「きつねくん旅に出る」』
『自分らしい生き方について〜発達障害グレーゾーンの方に向けて〜絵本「きつねくん旅に出る」』

山陽新聞社長賞
『自分らしい生き方について〜発達障害グレーゾーンの方に向けて〜絵本「きつねくん旅に出る」』
デザイン芸術学科
横山 菜南子さん
技法:絵本

「Water Word Wizardry」
「Water Word Wizardry」

岡山大学薬学部長賞
「Water Word Wizardry」
デザイン芸術学科
宮本 楓さん
技法:デジタルプリント(インクジェット他)

「セクシャルマイノリティの視点 〜ちょうどいい自分が迷子です〜」
「セクシャルマイノリティの視点 〜ちょうどいい自分が迷子です〜」

岡山大学薬学部長賞
「セクシャルマイノリティの視点
〜ちょうどいい自分が迷子です〜」
デザイン芸術学科
脇本 麻友美さん
技法:デジタルプリント(インクジェット他)

倉敷芸術科学大学 卒業・修了制作展2023  修了生の部はまだまだ開催中

●期間
修士1期:2023年1月5日~2023年1月11日
修士2期:2023年1月14日~2023年1月20日
修士3期:2023年1月24日~2023年1月31日
博士課程:2023年2月4日~2023年2月12日

●時間
9:00 - 17:00 (入館は16:30まで・月曜は休館日)

●会場
加計美術館(倉敷市中央1丁目4−7)

関連サイト

倉敷芸術学科学大学卒業・修了制作展特設サイト
https://www.kusa.ac.jp/academics/arts/ge/

倉敷芸術科学大学 Webサイト
https://www.kusa.ac.jp/


お問い合わせ先

倉敷芸術科学大学
入試広報部
所在地:岡山県倉敷市連島町西之浦2640番地
電話番号:086−440−1113
E-mail:koho@kusa.ac.up


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