世界の自動車保険テレマティクス加入者数は、2017年に8,900万人へ

株式会社グローバル インフォメーションは、ABIリサーチが発行した報告書「Insurance Telematics - PAYD, PHYD, and Driver Behavior Monitoring (自動車保険テレマティクス市場:PAYD、PHYD、および運転者行動のモニタリング)」の販売を開始しました。

世界の自動車保険テレマティクス利用者数は、2010年の185万人から、CAGR 90%で拡大し、2017年には8,900万人に達する見通しです。

「自動車保険テレマティクス、もしくは利用ベース自動車保険(UBI:Usage-based insurance)は、米国に本拠を置くProgressiveが2002年にUBIソリューションのトライアルを実施するなど、決して目新しいものではありません。 しかし、過去2年間にこの市場に対する新たな関心が高まっており、その導入が大幅に促進されています。 そして、UBIの性質は走行距離連動型保険金支払(PAYD:Pay As You Drive)から、運転行動に基づく保険金支払(PHYD:Pay How You Drive)へと劇的に変化しています。」と、テレマティクス及びナビゲーション部門のグループディレクターであるDominique Bonteは述べています。

競争が激化している自動車保険市場において、保険会社は、ブランドロイヤリティを構築するための継続的なコミュニケーションおよびフィードバックのチャネルとして、UBIを利用することができます。

さらにUBIは、緊急呼び出し、路上支援、盗難車追跡、および車両診断といった、安全およびセキュリティサービスともに、パッケージとして提供される傾向にあります

年齢や性別により決められる平均価格モデルから脱却し、顧客を個人として取り扱うというUBIの公正原則が、徐々に受け入れられるようになってきています。

しかし、UBIが大量消費市場に普及するには、多くの障壁が依然として残っています。

低リスクドライバーの逆選択、プライバシー問題、複雑な提供内容に対する不十分な理解、統計的データによる立証不足、標準の欠如、テレマティクスハードウェアの設置、そして知的財産権訴訟といった課題が挙げられます。

現在、既定UBIハードウェアソリューションは、車両診断OBDポートにプラグインする専用機器によって構成されています。

しかし、将来のUBIハードウェアソリューションは、車両搭載接続が普及するにつれて工場インストール型となる見通しです。

あるいはアフターマーケット用ではスマートフォンなどの融合機器が増えるでしょう。スマートフォンは、Bluetoothアダプターを用いてOBDバスへ無線接続されます。

市場調査レポート: 自動車保険テレマティクス市場:PAYD、PHYD、および運転者行動のモニタリング
Insurance Telematics - PAYD, PHYD, and Driver Behavior Monitoring
http://www.gii.co.jp/report/ab231273-insurance-telematics-payd-phyd-driver-behavior.html
出版日: 2012年02月
発行: ABI Research

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