骨および関節を対象とした再生医療市場、2018年までに39億米ドル規模に達する見込み
株式会社グローバル インフォメーションは、市場調査会社BCC Researchが発行した報告書「Regenerative Medicines: Bone and Joint Applications (再生医療:骨および関節への応用)」の販売を開始しました。
2012年における骨および関節を対象とした再生医療市場の規模は27億2000万米ドルとなりました。同市場は、2013年には27億2000万米ドルに達する見込みです。また、今後5年間にわたり7.3%の複合年間成長率(CAGR)で拡大し、2018年には総市場規模で39億米ドルに到達することが予測されています。
上記の再生医療適用範囲の中では、骨置換および骨移植が最大の市場となっており、90%近くの市場シェアを占めています。この再生医療分野では、あと2つの主な市場があり、それらは電気および超音波を用いた骨成長刺激市場、細胞医療ならびに軟骨再生治療市場です。
再生医療は、幹細胞研究やその応用を含む研究開発の一分野です。この療法は効果の限られた治療法しかない病気や、あるいは他には全く治療法がない病気への対処や治療にも用いられます。例えば、胚性幹細胞を特定の細胞タイプにうまく分化させることが、糖尿病や筋ジストロフィー症、心臓病、また、視力や聴力の喪失等の病気治療と並び、外傷性脊髄損傷を治療できる手法として広く探求されています。同レポートでは、再生医療がどのようにして医療の成果を向上し、生活の質を高め、また全体的な医療コストを低減できるのかを示しています。
BCC Research が同レポートに盛り込んだ主要目標の一つは、生きた細胞を活用して怪我や病気、または高齢化のプロセスなどで損傷した体組織を修復または置換できることを示すことです。最も大きな成功を収めた製品群は、生物学や医学、工学、およびバイオ医療技術等の専門分野を結集したところから生み出されています。歯や神経系、臓器再生、循環器系、泌尿器系、そして糖尿病といったその他の分野への再生医療の適用も治療応用として将来目標となっています。
BCC Researchは、再生医療が骨および間接への適用領域を広げて行く数々の促進要因を見出しました。主な促進要因としては、再生医療製品が極めて広く知られていること、技術の幅がますます広がってきていること、臨床試験が数多く行われていること、トップクラスの大学や政府の研究機関における学問的研究が増加していること、そして患者数の増加などがあります。
市場調査レポート: 再生医療:骨および関節への応用
Regenerative Medicines: Bone and Joint Applications
http://www.gii.co.jp/report/bc102126-regenerative-medicines.html
出版日:2013年06月28日
発行: BCC Research
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