都内の立地相談窓口「東京都企業立地相談センター」より、設計・試作・量産までトータルに請け負い“夢をかたちにする会社”「株式会社YONEDA」の企業コンテンツを公開しました。

■設計・試作・量産までトータルに請け負い“夢をかたちにする会社”

「ものづくりのまち」として知られる東京都大田区に本社と工場を構える株式会社YONEDA。設立以来30年以上、「夢をかたちにする会社」をモットーに、あらゆる分野のものづくりを企画から製造まで一貫サポートしています。

大田区のものづくりをもっと盛り上げていきたいと熱く語る代表取締役社長の米田英一氏に、事業内容や今後の展望、東京立地のメリットについて伺いました。

株式会社YONEDA 代表取締役社長 米田英一氏
株式会社YONEDA 代表取締役社長 米田英一氏

■ジャンルを問わず、どんなアイデアもかたちにする引き出しの多さが強み

ものづくり発祥の地といわれる大田区には、高度な技術を持つ町工場が多数集まっています。大田区で生まれ育ち、実家も工場を営んでいた米田氏は33年前に、20代で独立起業。目指したのは、図面のないところからの“ものづくり”でした。

「商品開発のコンサルティングから企画、設計、試作、量産まですべてをトータルサポートして、お客様のアイデアをかたちにしています。図面があってそれ通りに作るのではなく、図面のないところからものづくりを行っている会社は大田区でも珍しい。他ではやっていないことをやりたかったんです。ジャンルを問わず、企業はもちろん、個人の方からの依頼も喜んで引き受けます」(米田氏。以下同)

これまでに数多くの商品開発を手がけ、その中には世間の話題を集めた商品も少なくありません。例えば、20年前に米田氏が開発したのが、シャンプーや洗剤の詰め替え袋に取り付けてそのまま使える便利グッズ。エコで詰め替えの手間を省き、家事の時短につながると人気を博し現在では年間40万個を売り上げるヒット商品に。さらに数年前から従来品の改良を進め、弱点を克服した進化版『詰め替えクリッピュ』が今年9月に発売開始となりました。

「医療分野ではカテーテルから、車の内装部品、コピー機やカメラの部品、学習教材の付録、生活雑貨まで、どんな分野でもお客様の要望に応えられる引き出しの多さが強み。駆け込み寺のようにいろいろな相談が持ち込まれ、お客さんの相談役になりながら新しいものづくりに挑戦しています。自信があるから主張は強いですが、だからこそ頼ってくれるお客様が多く、仕事は順調に増えています」

詰め替えパックがそのまま使える便利グッズは米田氏が開発したもの
詰め替えパックがそのまま使える便利グッズは米田氏が開発したもの
進化版の「詰め替えクリッピュ」は、大田区らしくロケットをイメージしたデザイン。アルコール系に弱いという欠点を克服するため試行錯誤を重ね抽出口を改良。ボタン部分のタッチ感覚にこだわり、3カ月かけて絶妙の気持ちよさを実現した
進化版の「詰め替えクリッピュ」は、大田区らしくロケットをイメージしたデザイン。アルコール系に弱いという欠点を克服するため試行錯誤を重ね抽出口を改良。ボタン部分のタッチ感覚にこだわり、3カ月かけて絶妙の気持ちよさを実現した
YONEDAが手がけた商品開発事例。アタッチメントを変えるだけで好みの濃さのコーヒーが淹れられるドリルドリッパー。高精度の金属精密加工で水の滴下速度を調整できる
YONEDAが手がけた商品開発事例。アタッチメントを変えるだけで好みの濃さのコーヒーが淹れられるドリルドリッパー。高精度の金属精密加工で水の滴下速度を調整できる
プラスチック成型の技術を駆使した商品開発事例。高難度の金型設計・製作を得意とする
プラスチック成型の技術を駆使した商品開発事例。高難度の金型設計・製作を得意とする

■グローバルな人材、製造拠点を武器に新しいものづくりを推進

2014年に有限会社から株式会社に移行し、現在の社員数は中国、ベトナム、ミャンマーの出身者を含め16名。近年は仕事の増加によって工場が手狭になっているといいます。

「3年ほど前に事業所拡大のため物件を探しましたが難航。そこで東京都企業立地相談センターを利用して事業所探しを手伝ってもらいました。紹介された不動産会社が尽力してくれたおかげでスムーズに話が進み、東京都のサポート力を実感しました。その後、そこはすぐに手狭になって移転し、今もより広いところへの移転を検討中です」

低コストかつ高品質なものづくりを実現するため、数々の国際規格を満たした海外工場と提携。中国やベトナムの提携工場は約60社に及びます。
「お客様に安心して仕事を任せてもらうために、海外の提携工場を視察するツアーを行っています。現地を見てもらうことで不安を取り除くことができますから。社内にグローバルな人材がいるので現地とのやり取りもスムーズで、お客様の要望に柔軟に対応できるのも弊社の利点だと考えています」

今後の展望について伺うと、「大田区を背負って立つ気持ちで、自信を持って新しいものづくりに挑戦していきたい」と力強い言葉が返ってきました。
「実は、弊社は区が運営する斡旋窓口を介した依頼も多いんです。大田区に相談すれば何でも作れると皆さんの期待は大きく、多種多様な仕事が舞い込んできますが、それらを全部クリアにしていく自信があります。何より新しいものが世の中に出ていくのは楽しいですから、これからも挑戦を続け大田区のものづくりを盛り上げていきます」

イラストなどをベースに図面を起こし、段階を踏んで量産に持っていく。「漠然としたアイデアでも大歓迎。いかにお客様のイメージ通りのものにしていくか。そこが面白いところです」(米田氏)
イラストなどをベースに図面を起こし、段階を踏んで量産に持っていく。「漠然としたアイデアでも大歓迎。いかにお客様のイメージ通りのものにしていくか。そこが面白いところです」(米田氏)
特注フィギュアの製作も行う。自分自身や家族、ペットのフィギュアが写真2枚あればオーダーできる
特注フィギュアの製作も行う。自分自身や家族、ペットのフィギュアが写真2枚あればオーダーできる

■東京立地のメリット~スピーディな移動で信頼関係の構築もスムーズ~

最後に東京という立地にどんなメリットを感じているか伺いました。

第一のアドバンテージは移動の早さ。「本社の所在地は大田区羽田。空港まで10分という近さで、提携工場のある中国に日帰りもできるし、製品のハンドキャリーも可能。我々の仕事は納期が短いことが多く、現場でスタッフが待っていて、でき上がった試作品などをそのままお客様に届けるといったケースも多々あり、羽田空港をフル活用できるメリットは大きい。トラブルがあったときはすぐに現地に飛べるように社員は常にパスポートを持って出勤しています。それぐらいグローバルに動ける立地ということです。

また、コロナ禍ではWEBで打ち合わせを行いましたが、実際に触って説明や確認ができないため時間も手間もかかりました。今は対面の打ち合わせが復活。北海道や九州のお客様にとっても羽田ならアクセスしやすいですから、対面で話すことによって格段に仕事をスピーディに進められます」

第二のメリットは、東京のネームバリュー。「東京は世界に通用するグローバルシティ、その中で“ものづくり”といえば大田区。ダブルのネームバリューでお膳立てができているので、国内でも海外でも営業がしやすいですね。加えて海外の人は実績を重視します。その意味では、弊社はこれまでに実に多様なことをやってきたので、一緒に仕事をしたいと思ってくれる方が多く、信頼関係を築きやすいと感じています」

本社の壁には会社のモットーが掲げられている
本社の壁には会社のモットーが掲げられている

■企業概要・お問い合わせ先

会社名:株式会社YONEDA
住所: 東京都大田区羽田1-14-13
代表者:代表取締役社長 米田英一
設立:2014年(平成26年)3月
事業内容:商品開発、設計、試作、金型製作、プラスチック加工
ホームページ:https://yonekin.jp/

■情報配信元

東京都企業立地相談センター 担当秋山
住所:東京都江東区東陽2-4-24 サスセンター1F
電話番号:03-6803-6280
E-mail:4909@ilsc.tokyo
ホームページ:https://ilsc.tokyo/

■東京都企業立地相談センターとは
企業や個人事業者様を対象に創業や事業拡大する「場所」探しのご相談を不動産専門アドバイザーが無料で承っております。ご希望条件をお伺いし、事務所、店舗、工場、事業用地などを取り扱う民間不動産事業者に一斉照会いたします。
その他、都や都内区市町村の公的物件情報や支援制度もご案内しております。
(東京都企業立地相談センターは東京都産業労働局が運営しております。)

■記事掲載
東京都内に立地し活躍されている企業様や区市町村の企業支援担当者へインタビュー記事を東京都企業立地相談センターホームページに掲載しております。
ページURL:https://ilsc.tokyo/voice/036.html


AIが記事を作成しています