日本ユニシスと日本オラクル SOAに基づくシステム構築サービスで協業

本ニュースリリースは日本ユニシス株式会社、日本オラクル株式会社の両社から配信しております。重複する場合がありますが、予めご了承ください。

日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:籾井 勝人、以下 日本ユニシス)と日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄、以下 日本オラクル)は、SOA(注1)に基づくシステム構築サービスを共同で推進することに合意しました。

近年、ビジネス環境の変化は激しさを増し、今まで以上にITのコスト削減が求められています。
ビジネスを支える企業情報システムは、競争力を強化すると同時に、環境変化に柔軟かつ迅速に対
応することが不可欠となっています。そして、これらの競争力強化と柔軟性を備えた情報システムを構築するためのシステムアーキテクチャーとしてSOAの適用を希望する企業が増えています。

中でも、ビジネス環境や顧客ニーズの変化による業務プロセスの変化を可視化し、こうした変化をいち早く情報システムに反映する「BPM(注2)アプローチ」に関心が高まっています。この「BPMアプローチ」には、ビジネスプロセス分析の高度なノウハウ、およびサービス定義の経験や実際の情報システム構築につなげる開発方法と高い実装技術力、信頼性の高いプラットフォーム製品が重要となります。

今回の協業では、日本ユニシスと日本オラクルの両社が持つSOA分野での経験・製品を、コンサルティングからシステム構築、サポートまで一貫したサービスとして提供します。日本ユニシスと日本オラクルは、顧客のビジネス戦略を迅速かつ柔軟に実施するための情報システム基盤を構築することにより、企業経営の効率化とコストの低減に貢献することを目指します。

 今回の協業の概要は、以下のとおりです。

1. 両社のSOA分野における経験・製品の連携を強化し、一貫したシステム構築サービスの提供

両社はSOAに基づく情報システム基盤の構築に向け、「プロセスコンサルティング」、「システム構築」、および「システム運用」までのシームレスなサービスを提供していきます。検討フェーズにおいては、顧客のニーズに応じて日本オラクルのSOAコンサルティングサービスである「SOA Insight(注3)」を組み込み、経験豊富な日本オラクルのSOAアーキテクトによりSOA化のROI算定などの支援サービスを提供します。

日本ユニシスは、日本オラクルが提供するSOAプラットフォーム製品群との連携を強化することで、日本ユニシスのシステム構築サービスを円滑に提供できるだけでなく、顧客のニーズに沿ったコンサルティングからシステム運用までのシームレスなサービスを提供できます。

2. 日本オラクルの「Oracle SOA Suite(注4)」と、日本ユニシスの「AtlasBase®(注5)」を適用

システムを支えるSOA実装基盤製品として、「Oracle SOA Suite」と「Oracle WebLogic Suite注6)」を採用し、品質の高いSOA基盤を提供します。
「Oracle SOA Suite」と「Oracle WebLogic Suite」は、すでに国内外で多くの稼働実績があります。

また、数多くのオープン系システム開発で適用実績を持つ、日本ユニシスのシステム基盤「AtlasBase」を活用し、SOAシステム構築における開発方法の標準化と品質向上を図ります。
両社は継続して共同での製品検証を実施し、「AtlasBase」へ反映させていきます。

3. 共同でのマーケティング

今後両社はSOAがもたらす企業経営へのメリットを紹介するCIO向けセミナー、技術者向け製品検証セミナーなど実施し、本サービスのセールス展開を積極的に推進します。

日本ユニシスは、今回の協業によりビジネスプロセスを分析する「BPM」、企業の重要な資産であるデータの価値を高める「データ統合」、情報システムの可能性を高める「システム連携」をはじめとする企業IT投資最適化の一環としてSOA導入サービスを提供していきます。

以上

注1:SOA(Service-Oriented Architecture):
サービス指向アーキテクチャ。ビジネスレベルの「サービス」を組み合わせてアプリケーションの連携や統合を行うシステム構築の考え方です。

注2:BPM(Business Process Management)
ビジネスプロセスマネジメント。企業の業務プロセスを経営のビジョン・ミッションに最適化し、最適化されたプロセスに基づいてITや組織をデザインし、それをモニターしながら継続的に改善することです。BPRとの違いは、KPIを設定し、プロセスの最適化を継続するところです。

注3:「SOA Insight」
日本オラクルのSOA専門組織SOAアーキテクトが、SOA導入をお考えのお客様に実施する2〜4週間のコンサルティングサービスです。期待価値策定、成熟度診断、SOA適用範囲の特定、投資対効果の算定など、SOA実現のプロジェクト化に必要な検討を効果的に実施します。

注4:「Oracle SOA Suite」
オープン規格に準拠し、ホットプラガブル・アーキテクチャに基づいて構築された「Oracle SOA   
Suite」は、自社/他社製問わず、さまざまなアプリケーション・サーバーおよびメッセージン
グ・テクノロジーに対応した包括的なSOAソリューションです。この製品には「Oracle BPEL Process Manager」、「Oracle Business Activity Monitoring」、「Oracle Business Rules」、「Oracle Service Bus」、「Oracle Complex Event Processing」、「Oracle JDeveloper」、および「Oracle Web Services Manager」が含まれています。

注5:「AtlasBase」
「AtlasBase」は、日本ユニシスのシステム開発のノウハウと知財を体系化・標準化したオープン系システム基盤です。「AtlasBase」は、システム基盤をシステム共通機能領域とインフラストラクチャ領域の2層に区分し、プロダクトと開発方法策定、知財蓄積と活用に取り組んでいます。これによりシステム構築におけるリスク削減、品質向上、および安定稼働を実現します。

注6:「Oracle WebLogic Suite」
「Oracle WebLogic Suite」は、「Oracle WebLogic Server Enterprise Edition」に、「Oracle Coherence Enterprise Edition」、「Oracle JRockit Real Time」、「Oracle WebLogic Operations Control」を組み合わせることでアプリケーション・グリッドを実現する製品群です。「WebLogic Server」をベースとしたアプリケーション実行環境の構築と、負荷の高い要求に対する高速アクセス/スケールアウトを同時に実現することができます。さらにJava仮想マシンを置き換えるだけでガベージ・コレクションの影響を確実に制御することが可能なため、コーディングすることなく既存のJavaアプリケーションをリアルタイム対応にできます。

■セミナーのご案内■
日本ユニシスのSOAへの取り組みを下記のセミナーで紹介します。
●BITS2009(Nihon Unisys Group Business&ICT Strategy Forum)
・セッションB17:今、CIOが「SOA」を選択する理由
          〜SOA適用のカギ〜業務課題からのSOAアプローチ〜
・開催日時:2009年6月5日(金)17:00〜17:40
・開催場所:ANAインターコンチネンタルホテル東京

*AtlasBaseは、日本ユニシス株式会社の登録商標です。
*Oracleは、米国オラクル・コーポレーションおよびその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
*その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。

*関連URL:
「日本オラクル株式会社」 http://www.oracle.com/lang/jp/technologies/soa/index.html
「日本ユニシス株式会社」 http://www.unisys.co.jp/soa/

<お客様問合せは以下の連絡先をご利用ください>
Oracle Direct 0120-155-096
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<報道関係問合せ窓口>

日本オラクル株式会社 広報室 野見山
電話:03−6834−4835   E-mail:Yuko.Nomiyama@oracle.com

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ジャンル:
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