ビルエネルギー管理システムの年間販売収益が2020年までに56億米ドルに到達の見込み
株式会社グローバル インフォメーションは、市場調査会社Navigant Research (formerly Pike Research)が発行した報告書「Building Energy Management Systems (ビル用エネルギー管理システム)」の販売を開始しました。
ビルエネルギー管理システム(BEMS)市場は技術が進歩したこと、および顧客層にBEMSがもたらす利益が広く知られるようになったことで成長が持続しています。多くの新規参入企業および既存企業がソフトウェアベースのシステム基盤を開発中であり、これによって顧客が自分のビル構成の中でエネルギー効率を高めてコストを削減し、また運営上の利点を得ることができるよう努めています。Navigant Research 社の新調査レポートにでは、世界全体のBEMS販売収益は2020年までに56億米ドルに到達するものと予測しており、これは2013年レベルの2倍以上の額となっています。
Navigant Researchの上席リサーチアナリストであるEric Bloom氏は、「ビルエネルギー管理システムは、ビル業界でこれまでに起きた革新の波の中で最も急速に拡大を遂げ、また最も高い将来性を有するものの一つです。世界中のビルで、BEMSがあれば企業はエネルギー消費を削減できるだけではなく、ビル設備の運用実績を向上することができ、またビルへの入居動向見通しを得ることができるという認識がエンドユーザーの間に高まって来ています。」と述べています。
多くのBEMSベンダー企業はこれまでビジネス顧客や政府関連顧客をイメージして自社システムの基盤設計を行って来ました。しかし上記調査レポートによれば、次第に電気やガス事業者がBEMS市場で重要な役割を果たすようになって来ています。電気・ガス事業者は、米国でのエネルギー効率化資源固定枠制度(EERS)などのようにますます多くの規制に直面しており、このためこれらの事業者は率先して自社顧客層のエネルギー消費削減を進める役割を果たすことが必要となっています。電気・ガス事業者は自社の顧客向けにBEMSを配備し、エネルギー効率を向上させることによって、上記のような規制に適合していると表明することができます。
同調査レポートは、ハードウェア、ソフトウェア、ならびにサービス要素を含めたBEMS世界市場について精査しています。同レポートでは市場の現況について詳しく述べ、さらに新たな機能や技術的実現性、また消費者の要求事項に基づいて将来技術の方向性に対する見通しを提供しています。BEMSの世界市場予測については、顧客分野別、製品分野別、また世界の地域別の分析を行っており、2020年までに至る市場予測を示しています。また主要企業の詳細な企業プロファイルを提供しています。
市場調査レポート: ビル用エネルギー管理システム
Building Energy Management Systems
http://www.gii.co.jp/report/pike229594-building-energy-management-systems.html
出版日: 2013年07月31日
発行: Navigant Research (formerly Pike Research)
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