日本オラクル、「Oracle Exalogic Elastic Cloud」の最新版を国内提供開始
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)は、Javaベースのアプリケーションをはじめとする多数のアプリケーションを集約し、クラウド環境で超高速に実行できるように設計されたエンジニアド・システム「Oracle Exalogic Elastic Cloud(オラクル・エクサロジック・エラスティック・クラウド)」の最新版「Oracle Exalogic Elastic Cloud X3-2(以下、「Oracle Exalogic X3-2」)を本日から提供開始したことを発表します。
「Oracle Exalogic X3-2」は、8コアの「インテルXeon Processor E5-2600 シリーズ」を搭載する「Sun Server X3-2」、共有ストレージとして「Sun ZFS Storage Appliance」、最大40GbpsのスループットでストレージI/O速度を高速化する「InfiniBandスイッチ」を統合しています。
また、仮想化ソフトウェア「Oracle VM」に対応し、物理サーバー本来のパフォーマンスに近い性能を発揮し、業務アプリケーションの仮想化をサポートします。仮想化に対応することで、オラクルのエンジニアド・システムズに適用される新しいライセンス・モデル「Oracle Trusted Partitions for Oracle Engineered Systems*」による、オラクル・ソフトウェアの柔軟な使用が可能です。
- 「Oracle Enterprise Manager」と「Oracle Exalogic Elastic Cloud Software 2.0」 を使用することを前提に、オラクル・ソフトウェアが稼働するCPU数を制限することで、ライセンス数の効果的な利用が可能:http://www.oracle.com/jp/direct/partitioning-jp-168078-ja.pdf
「Oracle Exalogic X3-2」は最新のハードウェア、仮想化テクノロジーを採用し、これらの性能を高め、ミドルウェアを高速処理するソフトウェア群「Oracle Exalogic Elastic Cloud Software 2.0」に対応しています。「Oracle Exalogic Elastic Cloud Software 2.0」は、InfiniBandと関連ソフトウェアを最適化する「Oracle Exabus(オラクル・エクサバス)」、エンタープライズ・クラウドの導入から運用までのライフサイクル全体を統合的に管理する「Oracle Enterprise Manager 12c」、大量のアプリケーション・トラフィックを動的に管理する「Oracle Traffic Director」などの機能により、インフラストラクチャ・アズ・ア・サービス(IaaS)における大規模なプライベート・クラウド環境を容易に構築することができます。
「Oracle Exalogic X3-2」の特長は以下の通りです:
-アプリケーションの稼働効率を最大で60倍向上*:I/Oデバイス自体の仮想化をハードウェアで実装する「Single Root I/O Virtualization」、サーバー仮想化、従来比約2.6倍に拡大した搭載メモリ(Oracle Exalogic X3-2 Full Rack構成のメモリ容量は7.7TB)により、アプリケーションの稼働効率を最大で60倍向上
オラクル調べ:前機種との比較で、搭載メモリの容量拡大と「Oracle Exabus」の高速化により実現
-アプリケーションの展開時間を最大で95パーセント削減:サーバー、ネットワーク、ストレージの仮想化に完全に対応し、事前検証済みのテンプレートを使用することで、アプリケーションの展開時間を最大で95パーセント削減
*オラクル調べ
-前機種と同等の価格で提供:「Oracle Exalogic X3-2」は、ハードウェア性能を向上する一方、前機種と同等の価格で提供されます。
●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NASDAQ:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com をご覧ください。
■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
TEL: 03-6834-4837 FAX: 03-6834-6129 E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/
- OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。
●参考資料
「Oracle Exalogic Elastic Cloud」:
・オラクルのアプリケーション製品である「E-Business Suite」や「PeopleSoft」、「Oracle ATG Web Commerce」などを実行する上で、「Oracle Exalogic」は最適な選択肢です。これらのアプリケーションは、「Oracle Exalogic」上での最適化、テスト、ベンチマーク測定が完了しており、優れた性能を発揮します。
・「Oracle Exalogic」は、業界をリードする「Oracle WebLogic Server」、「Oracle Coherence」、「Oracle SOA Suite」、「Oracle Tuxedo」などで構成される「Oracle Fusion Middleware」製品ポートフォリオの実行に合わせて最適化されています。「Oracle Tuxedo」は「Oracle Exalogic」上で最適化されており、IBMのCICS、IMS、バッチ・アプリケーションの迅速なリホスティングによるITコストの削減に有効です。
・「Oracle Exalogic」は、データベース・マシン「Oracle Exadata」と密に連携し、「Oracle Database」および「Oracle Real Application Clusters」の性能を向上します。
最小構成価格:
「Oracle Exalogic Elastic Cloud X3-2 Eighth Rack」(1/8ラックモデル)
50,788,500円(税抜き)
「インテル Xeon Processor E5-2600」シリーズ 8個、64コア搭載
最大共有メモリ:1 TB
最大共有ストレージ:60 TB
「Oracle Exalogic Elastic Cloud Software」を含む
製品画像
・「Oracle Exalogic Elastic Cloud X3-2」
http://japanmediacentre.oracle.com/ImageLibrary/detail.aspx?MediaDetailsID=222
・「Oracle Exalogic Elastic Cloud Software 2.0」のスクリーンショット
http://japanmediacentre.oracle.com/ImageLibrary/detail.aspx?MediaDetailsID=216