検索エンジン順位変動と動向(2015年10月)

【2015年10月の順位変動について】

添付画像参照

【順位変動観測指標の説明について】

下記URL参照
http://www.irep.co.jp/press/whitepaper_sup/rank_introduction.html

人材・旅行・小売/通販・不動産・メーカー・金融の、各業界別順位変動状況についてもまとめています。
http://www.irep.co.jp/press/whitepaper/2015/20151013.html

【PC・モバイルの変動状況のまとめ】

2015年10月のPCとモバイルの順位変動状況は、10月10日から14日までの5日間、PC検索と比較してモバイル検索の変動が平均27%大きくなっていました。しかし、それ以外の期間ではモバイル検索の方が平均8%大きな変動幅を記録しました。

【2015年10月 検索エンジン動向】

2015年9月30日
■米Google 、App Indexing API をランキング要素に採用
2015年9月30日、米Google のMariya Moeva氏が、App Indexing API の利用の有無をランキング要素に追加したとSMX East 2015で発表しました。
これまでも同APIを利用することで「オートコンプリートへの反映」「Now on tapへの反映」等、露出機会を増やす効果がありました。今後は「ランキング要素に追加」されたことで検索結果における露出機会増加の効果が加わります。
ランキング要素追加の理由は「APIを利用することで、Google はアプリから様々なエンゲージメントデータを収集し、アプリがユーザーに役立つものかを判断できるようになるため」としています。
http://searchengineland.com/google-adds-additional-ranking-boost-for-using-app-indexing-api-232018

2015年10月5日
■Google 、検索アルゴリズムに新たなスパム対策フィルタを導入
2015年10月5日、Google はスパム対策アルゴリズムの適用について公式ブログで発表しました。
ハッキングによってスパムページを埋め込む手法が横行している検索キーワードに対して、一部の検索結果のみ表示するフィルタリングを行います。
影響範囲は言語によって異なるものの、関連する検索キーワードの約5%とのことです。
※本件は、「検索エンジン順位変動と動向(2015年9月)」中の「ブランド・アパレル系キーワードでの検索結果数が急減、Google のスパム対策に起因」で記載した事項の詳細
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2015/10/an-update-on-how-we-tackle-hacked-spam.html

2015年10月10日
■Google 、iOSアプリ用App Indexing を一般公開
2015年10月10日、Google は iOSアプリ用App Indexing をすべての iOSアプリ で利用可能になったと発表しました。
SafariのGoogle 検索結果においても、App Indexing が機能しアプリ内に直接遷移することか可能になります(11月2日時点、実装を確認)。
なお、すでに iOS 7/8 向けのカスタムURLスキームを使用して実装している場合は、iOS 9 向けのユニバーサルリンクへ変更する必要があります。
https://plus.google.com/u/0/+GoogleDevelopers/posts/YufAxDQDHax
https://developers.google.com/app-indexing/ios/app

2015年10月20日
■米Yahoo!、Google との提携を発表
2015年10月20日、米Yahoo!社 は Google との提携を公式に発表しました。
世界各国の Yahoo!検索において、Google のウェブ検索・画像検索・検索向けAdSense を利用することが可能になります。
なお日本・EU諸国・ロシア・中国等は対象外となります。
https://investor.yahoo.net/releasedetail.cfm?ReleaseID=937519

2015年10月26日
■米Google 、人工知能「 RankBrain 」を導入していることを明らかに
2015年10月26日、米Google の上級科学研究員Greg Corrado氏が米Bloombergとのインタビューの中で、Google 検索に人工知能を用いた「 RankBrain 」システムを導入していたことを明らかにしました。
RankBrain は、検索キーワードの意図を推論し、検索結果をフィルタリングすることで検索品質を改善します。
数か月前から多くの検索キーワードに対して利用されており、特に検索キーワードの15%を占める「今まで検索されたことのないキーワード」の処理に役立てられているとのことです。
Google は検索結果を表示するために数百ものシグナルを用いていますが、その中でRankBrain は 3番目に重要なシグナルだとCorrado氏は述べています。
http://www.sem-r.com/google-2010/20151027164652.html

【2015年10月の総括】

2015年10月の順位変動は、PCとモバイル検索の両方において中旬に非常に大きな順位変動が発生しました。10月22日の順位変動規模は、100位までの変動を総合的にみた場合、6月18日に発生した変動以来の規模になります。なお、この変動に関するGoogle からの発表はなく、日常的なアルゴリズム改善によるものと推測します。
また、検索エンジンの動向では、人工知能を用いたシステム「 RankBrain 」を実装していた事実が明らかになりました。RankBrainは主に検索キーワードのインテント(ユーザーの検索意図)を理解する役割を担っているため、RankBrainのための特別な対策は必要ありません。

以上

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【アイレップ】検索順位変動(2015年10月)
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