農学部生による森林環境教育「中高大連携森林学習プロジェクト」 奈良県立高等養護学校の生徒に出張授業と森林体験等を実施

過去の「中高大連携森林学習プロジェクト」活動の様子
過去の「中高大連携森林学習プロジェクト」活動の様子

近畿大学農学部(奈良県奈良市)の学生団体「中高大連携森林学習プロジェクト」は、中高生を対象にした森林環境教育に取り組んでいます。令和3年(2021年)11月19日(金)に奈良県立高等養護学校山辺分教室において出張授業と林業体験を行うとともに、12月1日(水)に同校生徒を近畿大学奈良キャンパスに招待し、里山林での森林浴や採取した松ぼっくりを使ったクラフト作りといった森林体験の授業を行います。

【本件のポイント】
●農学部の学生による、中高生を対象とした森林環境教育活動
●奈良県立高等養護学校の生徒に出張授業、林業体験、森林体験を実施
●中高生への教育活動を通じて、学生自身も森林や林業を守るためにできることを考えるプロジェクト

【本件の内容】
学校教育において森林や林業に関する授業は多くなく、小学校では総合学習として自然や森林に触れ合う機会があるものの、中学校・高校になると授業で扱われることはほとんどありません。
近畿大学農学部の学生団体である「中高大連携森林学習プロジェクト」は、森林に触れ合って学ぶことを通して森林や環境についての興味関心を喚起する目的で、平成30年(2018年)から中高生向けの森林環境教育を実施しています。これまで奈良県内の7つの中学・高校において延べ11回の出張授業を行っており、林業体験や森林体験なども実施してきました。
今回は、奈良県立高等養護学校山辺分教室での出張授業および間伐を行う林業体験と、近畿大学奈良キャンパス内の里山林での森林浴や、松ぼっくりを採取してのクラフト作りといった森林体験を行います。森林体験では、学生がガイドとなり森林を散策し、樹種や森林の成り立ちを学ぶフィールドワークを実施することで、身近にある自然が豊かで楽しいものであることを感じ取ってもらい、森林に関心を持つ機会とします。
なお、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、感染予防対策を徹底して実施します。

【開催概要】
(1)出張授業・林業体験
日 時:令和3年(2021年)11月19日(金)9:00~12:00
場 所:奈良県立高等養護学校山辺分教室(奈良県立山辺高校内)
    (奈良県奈良市都祁友田町937番地、
     JR桜井線・近鉄天理線「天理駅」からバス約40分)
参加者:奈良県立高等養護学校 15人(生徒11人、教員4人)
    近畿大学農学部生 6人

(2)森林体験
日 時:令和3年(2021年)12月1日(水)10:00~15:00
    ※ 雨天時は12月8日(水)に延期
場 所:近畿大学奈良キャンパス
    (奈良県奈良市中町3327-204、近鉄奈良線富雄駅からバス約10分)
参加者:奈良県立高等養護学校 15人(生徒11人、教員4人)
    近畿大学農学部生 8人

【中高大連携森林学習プロジェクト】
奈良県の公募事業である「県内大学生が作る奈良の未来事業」として、県の支援を受けて平成30年(2018年)より開始し、奈良県事業終了後の令和3年(2021年)からは近畿大学農学部独自の活動として継続しています。
本プロジェクトでは、森林や林業を守るために自分たちができることは何かを考え、大学生主導で中高生に向けた森林の出張授業や林業体験といった森林環境教育活動を行っています。
当初、近畿大学農学部生3人でスタートしましたが、現在では21人が所属しています。令和2年(2020年)には、中高生に森林・林業についての学びの機会を提供してきた実績が評価され、林野庁主催の「ウッドデザイン賞2020」のライフスタイルデザイン部門賞を受賞しました。

【関連リンク】
農学部
https://www.kindai.ac.jp/agriculture/


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