東日本の温泉宿で初!「2023年度 省エネ大賞」受賞【宮城県・温泉リゾート 一の坊】

【宮城県・株式会社一の坊】温泉熱エネルギー利用など先進的な省エネ取組が評価「資源エネルギー庁長官賞」受賞

宮城県の「株式会社⼀の坊(イチノボウ)」(本社/宮城県仙台市 代表取締役 髙橋 弘行)は、2018年から実施している「快適エコ活動~地球にやさしい高付加価値な温泉リゾートの創造~」が経営改善につながる省エネルギー好事例として、2023年12月18日「2023年度 省エネ大賞」を受賞しました。

名称 省エネ大賞 省エネ事例部門(CGO・企業等分野)資源エネルギー庁長官賞
主催 一般財団法人 省エネルギーセンター(後援 経済産業省)
受賞対象 株式会社一の坊「経営トップと社員が一体となり取り組んだ持続可能な温泉リゾートの実現」
表彰式 2024年1月31日(水) TOC有明 ENEX2024「第48回 地球環境とエネルギーの調和展」

「省エネ大賞」受賞においては、快適エコ活動推進にあたり、お客様の快適性を損なわず地球環境にやさしい再生可能エネルギーの利用も含めて全スタッフがエネルギーの無駄を自ら発見して改善していける工夫をすることで、経営トップと社員が一体となり取り組んだ“持続可能な温泉リゾートを実現”する、スピード感を持った活動と、他社の模範となる優れた省エネ成果が評価されました。
一の坊グループとして2018年から取り組んだ「快適エコ活動計画」は3年間の一次計画を完了し、2021年度から第二次計画として温泉宿の先駆者として「温泉廃熱による再生可能エネルギー利用」の他施設展開等に取り組んでいます。

快適エコ活動による省エネ成果

第1次快適エコ活動実施前の2016年と、2022年との比較では、二酸化炭素排出量42%削減、エネルギー使用量37%削減の成果となっています。今後も「地球環境にやさしい高付加価値な温泉リゾートを創造する」目標のため各種施策を実行していきます。

① 循環ポンプのインバータ化(設備改修)の成果
・エネルギー使用量(原油換算)の削減:58KL/年
・電気使用料の削減:671万円/年
② 給湯機へのエネルギー転換(設備改修)の成果
・エネルギー使用量(原油換算)の削減:114KL/年
・A重油使用料の削減:798万円/年
③ 空調の個別化(設備改修)の成果
・エネルギー使用量(原油換算)の削減:235KL/年
・電気使用料の削減:2,719万円/年
④ 照明のLED化(設備改修)の成果
・エネルギー使用量(原油換算)の削減:79KL/年
・電気使用料の削減:913万円/年
⑤ 施設利用スペースの見直し(設備運用)の成果【推定値】
・エネルギー使用量(原油換算)の削減:477KL/年
・電気使用料の削減:2,188万円/年
⑥ スタッフの改善意識(設備運用)の成果
・エネルギー使用量(原油換算)の削減:24KL/年
・電気使用料の削減:240万円/年
①~⑥成果の合計:987KLのエネルギー使用量削減、7,529万円の光熱費削減となりました。

ピックアップ 「空調の個別化(設備改修)とスタッフの改善意識(設備運用)」

客室空調の空調方式を中央方式から個別式に109台更新、お客様個々のニーズに合わせた客室温度設定によるお客様満足度向上とともに、集中リモコンによりスタッフは客室から離れた位置にいても空調機の個別管理可能となり、スタッフが温度調整・稼働時間を工夫して省エネ化を推進できるようになりました。
不必要な時間と場所でエネルギーが浪費されていないかを発見し、スタッフ一人一人が考えて日々の業務を改善できる体制になりました(食器洗浄の仕方、調理の仕方、空調機の温度調整の仕方、照明の点灯消灯の仕方など)。特に、ゆづくしSalon一の坊では、デマンド監視装置の有効利用により、基本料金年間 64 万円を削減しました。

第二次快適エコ活動計画「温泉廃熱による再生可能エネルギー利用」

2018年度、グループ会社において「廃熱」に着目し温泉廃熱を利用したヒートポンプシステムの導入により、再生可能エネルギーの活用と環境負荷の低減を実現しました。温泉の廃湯熱を利用して温泉の加温・ボイラーのプレ加熱を、地下水熱を利用して室内冷房を行います。
この温泉廃熱利用システムを、第二次快適エコ活動計画(2021年~2023年)に取り込み、2022年5月にゆづくしSalon一の坊へ導入。現在その他グループ施設への導入準備を進めています。省エネ法改正に伴う再生可能エネルギー利用の促進となるべく、既に導入した温泉廃熱利用システムを改良しながら省エネ活動を深化していきます。地球の恵みである温泉資源を無駄なく活用することで、「カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現」に向け、地球環境にやさしいリゾートホテルの実現を目指しています。

一般財団法人 省エネルギーセンター主催「省エネ大賞」概要

省エネ意識、活動及び取組の浸透、省エネ製品等の普及促進に寄与することを目的とし、一般財団法人省エネルギーセンターが経済産業省の後援を受け主催しています。

■目的
本表彰事業は、事業者や事業場等において実施した他者の模範となる優れた省エネ取り組みや、省エネルギー性に優れた製品並びにビジネスモデルを表彰するものです。この表彰事業では、公開の場での審査発表会(製品・ビジネスモデル部門および省エネ事例部門の小集団活動分野でのビデオ審査選択者は、ビデオ審査実施)や受賞者発表会(オンライン配信)、さらには省エネ事例部門の全応募事例集や製品・ビジネスモデル部門の受賞概要集などを通じ、情報発信や広報を行うことにより、わが国全体の省エネ意識の拡大、省エネ製品の普及などによる省エネ型社会の構築に寄与することを目的としています。
■対象部門
●省エネ事例部門
企業や組織全体あるいは事業場や事務所等における省エネ取り組みや、現場における小集団活動あるいは他者との連携等による省エネ活動により成果をあげた案件等を対象とします。
●製品・ビジネスモデル部門
原則、当該年度11月1日までに国内で購入可能な優れた省エネルギー性を有する製品(業務用・家庭用製品のほか、運輸分野の製品や住宅・ビル等建築分野の製品、及び各製品の要素製品や部材を含みます)、または省エネルギー波及効果の高いビジネスモデルを対象とします。

表彰式

省エネルギーセンター主催「ENEX2024-第48回地球環境とエネルギーの調和展」において「省エネ大賞」表彰式が実施され、「ENEX2024」アワードコーナーにて受賞内容が展示されます。
■2024年1月31日(水) 10:00~12:00
■TOC有明 EASTホール4階 (東京都江東区有明3丁目5-7)

一の坊リゾート・これまでの快適エコ活動推進委員会の活動

一の坊リゾート・SDGs取組み事例

【一の坊リゾートのSDGs#1】
地球環境にやさしい温泉リゾートへ改善していく社会貢献活動

【一の坊リゾートのSDGs#3】
温泉熱利用システムの導入で年間68トンのCO2排出量削減を実現

【一の坊リゾートのSDGs#8】
宮城県内の宿泊業で唯一の認定!省エネ取組の優良事業者「Sランク」として経済産業省HPに掲載

省エネ法の定期報告に基づく評価制度で、計画的かつ継続的なエネルギー消費量削減の取組みが評価され、株式会社一の坊として2021年度・2022年度、2年連続で『Sクラス』の優良事業者に認定されました。


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