「ビル再生100の物語」内見時に検討客がチェックするポイント

ビル再生100の物語 第64話

テナワンでは、これまで多くのビルの空室対策や賃貸運営を行ってきました。

それぞれの問題を解決してきたビル再生の事例を「100の物語」としてこれから公開していきます。

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前回は、「内見はお見合いパーティーだ」として、内見客の第一印象の大切さや、たくさんいるライバルビルと見比べられているなかから競争を勝ち抜かないといけません、という話をしました。

内見客の見るポイント

じゃあ、どうすればいいのでしょうか?

他のビルとの競争を勝ち抜くために、内見客がどういう点を気にしてみているのか、そのポイントをもう少し掘り下げて考えてみることにします。これ、知ってると知らないとでは相当に違ってきます。

「ココに大事な客を呼べるかどうか?」

まずは、エントランスやお部屋の入口を見ながら、こういうことを考えます。それだけにエントランスの印象はやはり大事なわけですね。

内見客は、社員の士気が上がるようなビルの雰囲気とか、共用部がキレイかとか、窓からの景色とか、そういう印象を気にします。

「そんなに気にするなら新築のビル行けよ」
って言いたくもなりますが、賃料の予算もありますし、いろいろと見比べながら掘り出し物を探しているものです。

内見客はステキな雰囲気を勝手に想像しながらビルを内見ツアーすると思ってください。

それから

「自分はどこに座るか?」

意外なところでは

「お昼はどうする?」「通勤はどうなる?」

ランチは特に女性が気にします。
近くにおいしいお店があるか、とか、お弁当屋さんの場所とか、コンビニの位置ですね。

「この辺はどこでお昼食べるんですか?」

という質問をもらうことがよくありますが、やはり毎日のことですので気になるポイントです。

通勤も毎日のことですから当然気になりますよね。
できることなら社長の自宅の場所を事前にチェックしておけるとベターです。

いくつか駅が使えるビルの場合は、わかりやすく資料に書いておくことをオススメします。

今のオフィスから移った時に、通勤が不便になる社員がどれくらいいるんだろう、ということも総務の人は気にしますし、交通費がどれくらい上がるか試算してくれ、と言われたこともありました。


始めて読まれる方に

中小築古ビルのオーナーを対象に空室対策を実戦的に解説した空室対策技術集を無料配布してします。

これまで、東京都心の中小型ビルが検討客を集められない4つの原因へ対応する考え方として、リーシングマネジメントという考え方が大切だとご説明しました。

リーシングマネジメントの基本的な考え方は、

「打点(空室を埋めること)は、打席数(認知度を上げること)×打率(決まりやすい条件やウリ)に比例する。」

です。

弊社での空室対策の事例やオーナーさんの声など、テナワンのHPにて詳しくご覧いただけます!


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