ジョリーグッド、福岡大学と共同開発した「看護基礎教育VR」を初公開!日本看護科学学会のVR100台同時接続セミナーにて
〜 AMED研究事業にて看護教育VR開発のパートナー施設を追加募集 〜
株式会社ジョリーグッド(東京都中央区、代表取締役:上路健介、以下 ジョリーグッド)は、2022年12月3日〜4日に広島で開催される「第42回日本看護科学学会・学術集会」のセミナーにて、AMED研究事業(*)の一環として福岡大学(福岡県福岡市、学長:朔啓二郎)と共同開発した「看護基礎教育VR」を初公開いたします。本セミナーはVRゴーグル100台同時接続の大規模医療セミナーとなります。
本セミナーでは、共同開発に携わった福岡大学医学部看護学科の大田博講師に登壇いただき、医療や看護の基本的な技術となるアセスメント能力をトレーニングする「看護基礎教育VR」を使用したVR講義を行なっていただきます。また、講義の中では、「看護基礎教育VR」を開発した背景や福岡大学の看護学生に対して実際どのようにVR講義を行なっているかなどにも触れながら、セミナー参加者と共に看護教育の深化と発展を考えます。
なお、ジョリーグッドは福岡大学に続き、AMED研究事業にて看護教育VR開発のパートナー施設を追加募集いたします。本セミナーにてAMED研究事業について詳細を紹介いたしますので、VRを活用した看護教育にご興味がある施設(教育・医療機関)の皆様は、是非本セミナーへご参加ください。
(*)AMED研究事業「VR遠隔臨床学習プラットフォームの構築に関する研究」(ジョリーグッド採択)
採択事業詳細:https://www.amed.go.jp/koubo/07/01/0701C_00007.html
■VRゴーグル100台同時接続セミナー詳細
タイトル:暗黙知を形式知へ!VRで実現する看護教育の深化と発展
日時:2022年12月4日(日)12:35~13:35
演目名:①看護師目線で入院患者の療養環境アセスメントを学ぶ(福岡大学医学部看護学科 大田 博)
②ドクターカーでの重症外傷例における医師と看護師、救命士とのチーム連携について(島根大学医学部附属病院 高度外傷センター 比良 英司)
会場:広島国際会議場 第4会場 B2F ダリア2
登壇者:
座長 山崎 早苗(東海大学医学部付属病院 看護部中央手術室)
演者 大田 博 (福岡大学医学部看護学科 福岡大学大学院医学研究科)
演者 比良 英司(島根大学医学部附属病院 高度外傷センター)
演者 細木 豪 (株式会社ジョリーグッド)
※会場にお越しいただいた方の中から先着100名にVRゴーグルを用いたデモンストレーションをご体験いただけます。
■「看護基礎教育VR」コンテンツ概要
本コンテンツでは、入院患者の療養環境についてアセスメントし、必要な援助を考えるため、人工膝関節置換術で手術を受ける患者の「入院時」「術後2日目」「術後5日目」のそれぞれの回復過程にあわせた療養環境を整える視点を、看護師目線から学習することができます。
<シナリオ①:手術前々日午後の入院時の場面>
手術前の杖歩行の患者は、入院という環境変化に順応することが難しく、入院と手術を控えた状況から、環境への適応と転倒予防の視点が重要となります。
<シナリオ②:術後2日目の朝食後の場面>
術後の苦痛やライン類により、患者のセルフケア能力は著しく低下しています。そのため、環境整備と併せて、安楽な体位やライン類の管理の視点が重要となります。
<シナリオ③:術後5日目の午前の場面>
順調に回復した患者はリハビリテーションも開始し、徐々に患者自身で活動できる範囲が拡大します。患者がリハビリテーションの意欲を維持しながら、転倒転落予防の視点が重要となります。
■福岡大学医学部看護学科 福岡大学大学院医学研究科 大田博 講師 コメント
福岡大学医学部看護学科では、学生の臨床状況の想起の促進、実践や学習への興味・関心の向上、複雑多様な実践の場と対象・方法の理解、従来の実習での受け持ち困難事例や希少事例・異文化・災害・高度救命・先端医療などの医療の多様性を理解するため、VR教材(プラットフォーム)を導入しました。また、福岡大学病院看護部との協同によりVR看護コンテンツ制作をはじめています。今後は、早期導入教育・科目横断的および統合的な演習および実習での展開、自己学修(セルフトレーニング)支援の充実のための応用利用を目指しています。ほかにも、他学部学科との共同利用、近隣の看護師養成機関・病院や保健福祉施設との共同利用も想定しています。少しずつではありますが看護教育の新たな価値の創造がはじまっています。
■臨地実習の課題
療養環境のアセスメントは看護の基本的な技術である一方、患者の個別的な好みへの配慮、患者の清潔ケアや安全性への認識など、臨床現場によって様々なケースが存在するため体系的に学ぶことが難しく、臨地実習が重要とされています。しかし、近年はCOVID-19の影響で、看護学生の教育現場において全国的に臨地実習ができていない状況が続いています。
■公益社団法人 日本看護科学学会について(https://www.jans.or.jp/)
日本看護科学学会は、看護学の発展を図り、広く知識の交流に努め、もって人々の健康と福祉に貢献することを目的に、1981年(昭和56年)7月25日に第1回の設立総会をもって発足致しました。当時六大学であった「日本看護系大学協議会」を基盤としています。
■福岡大学について(https://www.fukuoka-u.ac.jp/)
福岡大学は、1934(昭和9)年に創立された、9学部31学科、大学院10研究科34専攻を擁する西日本屈指の総合大学です。一つのキャンパスに学生約2万人が集い、留学生も交えて密な交流が行われています。令和4年度にはカーボンニュートラル推進拠点を設置し、省エネ・創エネ等の様々な取り組みと研究を行っています。また、「FUスポまちコンソーシアム」を発足させ、スポーツを通じた健康なまちづくりの推進に取り組んでいます。令和5年末には福岡大学病院新本館が竣工し、医療面においても更なる地域貢献を果たしていきます。
■JOLLYGOOD+(ジョリーグッドプラス)について(https://jollygoodplus.com/about)
JOLLYGOOD+(ジョリーグッドプラス)は、医療施設に高精細360度カメラとサーバーを常設してあらゆる症例を簡単にセルフで高精度VR化することができ、さらに様々な医療機関でセルフ制作された医療VRコンテンツを活用して臨床学習が何度でもできる総合プラットフォームです。
本サービスは、臨床実習ツールとして医科大学をはじめとする教育機関や研究センターへの導入の他、医療機器メーカーの安全教育など、全国各地の医療機関で豊富な導入実績を誇っています。
<JOLLYGOOD+の看護専用サイトもオープン>
導入・問い合わせはこちら:https://jollygoodplus.com/about/contact/
■株式会社ジョリーグッドについて(https://jollygood.co.jp/)
ジョリーグッドは、高精度なVRソリューションと、VR空間のユーザー行動を解析するAIによる医療福祉向けサービスを開発するメディカルテクノロジーカンパニーです。VRやAIなどのテクノロジーにより、医療教育、障害者支援、精神疾患治療など、人の成長や社会復帰を加速し、医療の進化や人の生きがいを支えるサービスを様々な研究機関や企業の皆様と共に展開しています。
【企業理念】
テクノロジーは、それを必要とする人に使われて、初めて価値がある。
【ミッション・ビジョン・バリュー】
ミッション:『テクノロジーで人の成長を加速する』
ビジョン:『成長体験を増やし、人生を豊かなものに』
バリュー:『アップデートを楽しみ、本質と価値にこだわる』