元素名として名を残した物理学者 ユーリイ・オガネシアン氏 講演会開催
近畿大学理工学部(大阪府東大阪市)は、存命中に周期表の元素名に名を残した史上2人目の、ロシア・フレロフ原子核反応研究所 教授のユーリイ・オガネシアン氏をお招きし、本学学生・教職員を対象に、平成29年(2017年)3月16日(木)、東大阪キャンパスにて講演会を開催いたします。
【本件のポイント】
●存命中に周期表の元素名に名を残した史上2人目のフレロフ原子核反応研究所 教授のユーリイ・オガネシアン氏が講演会を開催
●本学学生・教職員の研究力向上や、本学で行われている新しい元素を作りだす研究の活性化をはかる
●今後は日本とロシアの親善を目的にロシアへ1年間の交換留学等を行う予定
【本件の概要】
存命中に周期表の元素名に名を残した史上2人目のフレロフ原子核反応研究所 教授のユーリイ・オガネシアン氏が来日されることに伴い、オガネシアン氏にちなんで名づけられた、史上最も重い元素であるオガネソン(Og:原子番号118番)の発見に至るまでの道のりについて、講演会を開催します。この講演会を通して、日本の大学で本学だけが取り組んでいる新しい元素を作りだす研究のさらなる活性化を図ります。
また、本学理工学部ではモスクワ大学やドゥブナー大学と学生交流協定および学術交流に関する覚書を締結しており、ロシアの大学との交流を深めています。今後は日本とロシアの親善を目的に、ロシアへ1年間の交換留学や、将来的には学生・研究者の交流も行う予定です。講演会当日はモスクワ大学の学生も参加する予定です。
■日 時:平成29年(2017年)3月16日(木)16:00~17:00
■会 場:近畿大学東大阪キャンパス C館1階 多目的室
(大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
■テーマ:「史上最も重い元素を追い求めて」
ロシア・フレロフ原子核反応研究所 サイエンティフィックリーダー
教授 ユーリイ・オガネシアン氏
■対 象:本学教職員・学生、一般の方(150人、事前申込不要)
【講演者プロフィール】
名 前:ユーリイ・オガネシアン
生年月日:1933年4月14日(83歳)
学 歴:モスクワ工科大学卒業
職 歴:現在 ロシア科学アカデミー会員・数理科学
1976年から1989年 フレロフ原子核反応研究所 副所長
1989年から1997年 フレロフ原子核反応研究所 所長
1997年から フレロフ原子核反応研究所 サイエンティフィックリーダー
モスクワ工科大学 原子核物理実験部門長、客員教授
1969年から1970年 パリ大学(オルセー)客員教授
1997年 甲南大学 客員教授
受 賞:1975年 USSR賞
1989年 ロモノフ賞、クルチャトフ賞
1993年 フレロフ賞
1995年 アレキサンダーフォンフンボルト賞
1999年 労働赤旗賞、祖国4等勲章
2000年 リーゼマイトナー賞
2000年 チェコ科学アカデミー マッハメダル
2003年 祖国3等勲章
2010年 Natinal Award
委 員:ロシア科学アカデミー会員
セリビア科学芸術アカデミー客員会員
アルメニア国際科学アカデミー会員
Europian Physical Society 委員
GANIL(1991-95,1998-02)科学協議委員
理研協議委員
名誉学位:フランクフルト大学
メッシーナ大学
エレバン大学