近大生による環境保全活動の支援自動販売機に講談社コミック「なないろ探訪記」とのコラボバージョンが誕生
近畿大学農学部(奈良県奈良市)の学生が結成した任意団体「灯と奈菜(ひとなな)」(顧問:環境管理学科教授 北川 忠生)は、奈良県の在来生物環境の調査・保全活動(愛称:「ひとななプロジェクト」)を行っています。サントリービバレッジソリューション株式会社は、令和3年(2021年)10月から、その活動への募金ができる支援型自動販売機を運用し、支援を行っています。
このたび、「ひとななプロジェクト」をモデルとして、奈良で自然保護活動をする大学生たちを描いた講談社コミック「なないろ探訪記」(著者:日生マユ)の主人公らが描かれたコラボバージョンの支援型自動販売機をJR奈良駅前の新三条ビル(運営:大和リース株式会社)敷地内に設置します。令和4年(2022年)4月25日(月)、現地にてお披露目会を行います。
【本件のポイント】
●奈良県の在来生物環境の調査・保全活動への募金ができる支援型自動販売機を追加設置
●「ひとななプロジェクト」の活動がモデルとなっている漫画とコラボした支援型自動販売機
●自動販売機からの募金は、全額が近畿大学を通じて任意団体「灯と奈菜」の活動に寄付
【本件の内容】
近畿大学農学部の学生任意団体「灯と奈菜(ひとなな)」は、「ひとななプロジェクト」として奈良県内の池の水質や生物調査、外来生物の捕獲、清掃活動などの環境調査・保全活動を行っており、生命(いのち)を育む働きかけを地域とともに取り組んできました。
サントリービバレッジソリューション株式会社(当時、サントリービバレッジサービス株式会社)は、令和3年(2021年)7月に近畿大学と支援型自動販売機設置に関する契約を締結しました。10月に興福寺境内無料休憩所に第1号機が、令和4年(2022年)1月に猿沢池に隣接するホテルのセトレならまちに第2号機が設置され、3月末日までに総額49,278円の募金が集まりました。
この度、講談社の漫画雑誌『BE・LOVE』で連載中の「なないろ探訪記」とのコラボバージョンの支援型自動販売機が、活動を支援する大和リース株式会社の協力のもと、新三条ビル敷地内に第3号機追加設置されます。著者の日生マユ先生と講談社が、漫画作品の取材を通じて交流のあった学生たちからの要望に応じる形で、今回のコラボレーションに至りました。
今後も、活動に賛同いただける奈良県内外の団体や企業に、この支援型自動販売機設置の協力を呼びかけていきます。
【支援型自動販売機お披露目会】
日 時:令和4年(2022年)4月25日(月)14:00~14:30
場 所:新三条ビル1階
(奈良県奈良市三条町500-1、JR奈良線「奈良駅」から徒歩約1分)
内 容:支援型自動販売機のお披露目と募金活動についての説明
参加者:近畿大学農学部環境管理学科 教授 北川 忠生
灯と奈菜 代表 奥田 理紗
(近畿大学大学院農学研究科環境管理学専攻博士前期課程1年)
サントリービバレッジソリューション株式会社
奈良第二支店 支店長 樫坂 茂
大和リース株式会社 奈良支店 支店長 小原 孝清
【支援型自動販売機による募金活動】
活動をPRする広告やラッピングを施したうえで、活動への募金ができる募金ボタン設置型と売上金の一部を団体に寄付する寄付型のタイプがあります。今回設置するのは前者で、商品ボタンの代わりに募金する金額を示した募金ボタンが設置されます。支援型自動販売機には飲料の購入ボタンと並んで募金ボタンがあり、お金を入れて10円、100円、500円の各ボタンを押すと全額が調査・保全活動に使われます。集められた募金または寄付金はサントリービバレッジソリューション株式会社が回収し、全額が近畿大学を通じて任意団体「灯と奈菜」の活動に寄付されます。
【講談社コミック「なないろ探訪記」(著者:日生 マユ)】
近畿大学農学部が取材協力し、環境管理学科教授 北川 忠生が監修している漫画作品。講談社発行の漫画雑誌『BE・LOVE』で連載されており、令和4年(2022年)4月13日には単行本第2巻が発売されました。
<あらすじ>
生き物への愛を胸に、農学部で学ぶ男子大学生・レイ。「真実」を求めて、ひとりさまよう女子中学生のカナ。孤独なふたりを結ぶのは絶滅危惧種の「ニッポンバラタナゴ」という淡水魚で――…。古都・奈良を舞台に織りなす、珠玉のヒューマンドラマ。(講談社漫画雑誌『BE・LOVE』公式サイトより)
【関連リンク】
農学部 環境管理学科 教授 北川 忠生(キタガワ タダオ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/890-kitagawa-tadao.html