東大阪キャンパスのトイレで生理用ナプキンの無償提供を開始 「生理の貧困」対策や女性のQOL(クオリティオブライフ)向上の取り組み
近畿大学(大阪府東大阪市)は、令和5年(2023年)4月1日(土)から、東大阪キャンパスのトイレで生理用ナプキンの無償提供を開始します。これにより、「生理の貧困」対策や女性のQOL向上に取り組みます。無償提供する生理用ナプキンは、防災備蓄品として用意しているもののうち使用期限が近付いたものを利用することで、廃棄物の削減を目指します。
【本件のポイント】
●4月1日(土)から東大阪キャンパスのトイレで生理用ナプキンの無償提供を開始
●「生理の貧困」対策や女性のQOL向上に取り組む
●防災備蓄品として使用期限が近付いた生理用品を使用することで廃棄物の削減を目指す
【本件の内容】
近畿大学東大阪キャンパスでは、在学生約25,000人のうち約8,500人が女性です。近年、節約のために「生理用品の交換回数を減らす」、「トイレットペーパーなどの代用品で補う」などの「生理の貧困」が身近な社会的問題として提起されており、心身の健康への影響はもとより、生理用品がないことを理由に欠席や遅刻、早退をするなど授業への影響も出ています。
今回、本学教員から使用期限が近づいた防災備蓄用の生理用ナプキンを廃棄せず学内トイレへの設置をしてはどうかとの提案があり、学内のトイレの一部で無償提供することとしました。学内トイレに生理用品を設置することで、少しでも女性の不安を減らし、QOL向上に貢献することを目指します。
また、東大阪キャンパスは、東大阪市から第3次避難所に指定されていることを踏まえ、災害時の備えとして生理用ナプキンを備蓄しており、使用期限が近付いたものをこの取り組みに利用することで、資源の有効活用も図ります。
【概要】
開始日 :令和5年(2023年)4月1日(土)
設置場所:近畿大学東大阪キャンパス 女子トイレ 計61個室
アカデミックシアター1号館1~4階、実学ホール、
3号館1~5階、4号館1~2階
Eキャンパス ブロッサムカフェ 2・3階
(大阪府東大阪市小若江3-4-1、
近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
【関連リンク】
近畿大学
https://www.kindai.ac.jp/