近大附属小学校の3年生が農業とSDGsについて学ぶ 五條市の明治時代から続く農家による特別授業を実施
近畿大学附属小学校(奈良県奈良市)は、令和6年(2024年)9月26日(木)に、明治36年(1903年)から6代続く奈良県五條市の農家であり、くだものを用いた加工品の販売やくだものカフェを展開する「堀内果実園」の堀内俊孝氏をお招きし、小学3年生114人を対象に「農家の仕事とSDGsへの繋がり」について特別授業を行います。
【本件のポイント】
●明治36年(1903年)から続く奈良県五條市の農家「堀内果実園」の堀内俊孝氏による特別授業を実施
●社会科「農業の仕事」学習の一環として、地域の農業の仕事への理解を深める機会
●児童たちは、地球温暖化などの環境問題が農業にもたらす影響と、堀内果実園で実施しているSDGsの取り組みについて学ぶ
【本件の内容】
本校では小学3年生を対象に、社会科「農業の仕事」の学習の一環として特別授業を実施しています。地域の農業の仕事への理解を深めるため、過去には畑やスーパーの訪問、お茶づくりの見学などを行ってきました。令和4年(2022年)からは、堀内果実園の堀内俊孝氏を講師としてお招きしており、昨年度は一年を通じて農園で果実が収穫できる栽培方法や、ウクライナとロシアの戦争の影響で肥料が高騰していることなどについて学びました。
堀内果実園では、木を粉砕して作るチップと無化学肥料で土壌をつくることで農薬回数を減らす「特別栽培」で旬の時期にあわせたフルーツ生産をしたり、住宅木材として使われなかった木を発酵させて肥料にしたりすることでSDGsにも貢献しています。
地球温暖化などの環境問題が農業にもたらす影響と、堀内果実園で実施しているSDGsの取り組みを学ぶことで、児童が農業と環境問題の繋がりについて考える機会とします。
【開催概要】
日時:令和6年(2024年)9月26日(木)14:40~15:25
場所:近畿大学附属小学校
(奈良県奈良市あやめ池北1‐33‐3、近鉄奈良線「菖蒲池駅」から徒歩約1分)
対象:小学3年生 114人
講師:株式会社堀内果実園 代表取締役 堀内俊孝氏
【講師プロフィール】
堀内俊孝(ほりうちとしたか)氏
株式会社堀内果実園 代表取締役
奈良県西吉野村(現・五條市)で明治36年(1903年)に開墾し、吉野の広大な山々を守り受け継ぐ果樹を専門にする農家の6代目。
平成25年(2013年)に法人化し、「しあわせのくだもの」をコンセプトに現在は柿以外にも梅やすもも、ブルーベリーなどを育てながら、ドライフルーツやコンフィチュールなどの加工品を製造し、果物の新しい魅力を開発・発信。また、「くだものを楽しむお店」としてかき氷やパフェなど、美味しいだけではなく、見た目も楽しんでいただけるようなメニューを取り揃えた直営くだものカフェを4店舗展開しています。
明治36年(1903年) 農園開墾
平成25年(2013年) 堀内農園として加工品製造開始
平成25年(2013年) 法人化、株式会社堀内果実園 設立
平成29年(2017年) 直営店「堀内果実園 奈良三条通り店」オープン
平成31年(2019年) 直営店「堀内果実園 グランフロント大阪店」オープン
令和元年(2019年) 直営店「堀内果実園 エキュートエディション渋谷店」オープン
令和3年 (2021年) 直営店「堀内果実園 東京ソラマチ店」オープン
【関連リンク】
附属小学校
https://www.fes-kinder.kindai.ac.jp/fes/