近大若手シンポジウムを開催 「太陽光利用促進のためのエネルギーベストミックス研究拠点の形成」 9/9(金)東大阪キャンパスにて開催

近畿大学大学院総合理工学研究科と理工学部(大阪府東大阪市)は、平成28年(2016年)9月9日(金)に文部科学省「平成26年度私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」に採択されたプロジェクト「太陽光利用促進のためのエネルギーベストミックス研究拠点の形成」に関して「近大若手シンポジウム~光による物質・エネルギー変換の新展開~」を開催します。

【本件のポイント】
●文部科学省の事業に採択されたプロジェクトに関わる学生が研究発表を実施
●研究発表を通して若手研究者の人材育成を目指す
●学生および大学院生はプレゼンテーション能力や研究発表能力を身につける

【本件の概要】
文部科学省「平成26年度私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」に採択された「太陽光利用促進のためのエネルギーベストミックス研究拠点の形成」は、5年間(平成26~30年度)で、総事業費約3億6,400万円のビッグプロジェクトです。
プロジェクトリーダーの本学理工学部学部長・大学院総合理工学研究科教授の藤原 尚を中心に、多くの教職員と大学院生、大学生が、「光物質変換」・「光エネルギー変換」・「省電力素材」の3つの研究テーマに取り組んでいます。
今回は、大学院総合理工学研究科の大学院生(89人)と理工学部の学生(25人)が本プロジェクトに関する研究について、口頭発表およびポスター発表を行います。あわせて、北海道大学の三澤弘明教授および名古屋大学の山口茂弘教授による特別講演も実施します。

■日  時:平成28年(2016年)9月9日(金)9:30~17:30
■会  場:近畿大学東大阪キャンパス11月ホール 小ホールおよび1階ロビー
      (大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩10分)
■対  象:プロジェクト関係教職員、大学院生、学生
■お問合せ:近畿大学理工学部事務部 TEL(06)4307-3047

【近大若手シンポジウム プログラム】
09:30~09:35 研究代表者挨拶 近畿大学大学院総合理工学研究科 教授 藤原 尚
09:35~10:55 口頭発表 4人  近畿大学大学院総合理工学研究科 博士後期課程院生
11:05~11:55 特別講演「局在プラズモンを用いた太陽光エネルギー変換システムの開拓」
                北海道大学電子科学研究所    教授 三澤 弘明
13:00~15:10 ポスター発表  近畿大学大学院総合理工学研究科 大学院生、大学生
15:30~16:30 口頭発表 3人  近畿大学大学院総合理工学研究科 博士後期課程院生
16:40~17:30 特別講演「光・電子機能性分子の物性追求により拓く未来」
                名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所
                                教授 山口 茂弘

【「太陽光利用促進のためのエネルギーベストミックス研究拠点の形成」の概要】
■研究内容
太陽光エネルギーを利用して水素ガスやメタノールといった1次エネルギー物質を生成する際に必要不可欠とされるソーラー触媒の開発や人工光合成における化学的機能の開拓(研究テーマ1)を推進します。
同時に、ウェアラブル端末などに広く利用可能な薄膜太陽電池における光電変換効率の高効率化(研究テーマ2)、さらには、光磁気機能を駆使した省エネルギー記憶媒体に関わる基盤的物質の創成(研究テーマ3)を目指します。

■プロジェクトの波及効果
東京電力福島第1原子力発電所の事故以降、わが国のエネルギー政策は歴史的な転換期にあり、利用可能なエネルギー資源の特徴を生かしつつ各々を効果的に運用していくための施策を必要としています。その際、立ち遅れの目立つ太陽光エネルギー利用についても可能性をポジティブに評価したうえで有効に活用していく必要があります。太陽光エネルギー利用の可能性を最大限に引き出すための基盤的研究を推進します。

■プロジェクトの将来と人材育成
総合理工学研究科・理工学部の教員16人の参画を得て発足した本研究プロジェクトは将来的に近畿大学における原子力、火力、太陽光研究をゆるやかに束ねる総合エネルギー研究開発拠点として社会基盤の整備等に関して科学的見地から発信力を強化していくことを目指します。また、活動を通じて優れた人材の育成に力を尽くします。

【関連リンク】
理工学部応用化学科 教授 藤原 尚
http://www.kindai.ac.jp/meikan/335-fujihara-hisashi.html

「太陽光利用促進のためのエネルギーベストミックス研究拠点の形成」
「太陽光利用促進のためのエネルギーベストミックス研究拠点の形成」

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