高校生対象の再生医療オープンラボを開催 iPS細胞の観察や電子顕微鏡の操作体験で医学を身近に

近畿大学医学部附属病院(大阪府大阪狭山市)の高度先端総合医療センター再生医療部とライフサイエンス研究所は、平成30年(2018年)7月24日(火)・25日(水)の2日間、近畿大学附属高等学校の高校生(16人)を対象に、再生医療に関する大学の研究現場や研究者の実験・研究を体験できるオープンラボを開催します。

【本件のポイント】
●未来の再生医療を担う高校生にラボを開放し、最先端の研究に触れるイベントを開催
●普段ふれることのない電子顕微鏡を用いてiPS細胞を観察し高校生の意欲を高める
●医師や研究者との交流により、高校生が将来について考える機会を提供

【本件の概要】
近畿大学医学部では、これまでにも社会貢献活動の一環として、病院におけるさまざまな職業の紹介や職業体験を通じて、地域の小・中学生の育成に貢献してきました。特に再生医療部では、未来の再生医療を担う高校生を実際の研究室に招待する本格的なオープンラボを平成27年(2015年)から開催しており、今回で4回目となります。
近年、iPS細胞に関する報道が増え、再生医療研究への関心も高まっていますが、このような細胞の研究は一部の特殊な専門機関にとどまり、実際に高校生の目に触れることはほとんどありません。本企画では、最先端の研究室で行われている細胞の観察や電子顕微鏡の操作など、専門の施設でしか体験できないプログラムを特別に高校生に提供します。

■日時:平成30年(2018年)7月24日(火)・25日(水)14:00~16:00
■場所:近畿大学医学部附属病院 高度先端総合医療センター再生医療部
    ライフサイエンス研究所 医学部共同研究施設
    (大阪府大阪狭山市大野東377-2 南海高野線「金剛駅」からバス約15分)
■対象:近畿大学附属高等学校 中高一貫コースの高校2年生 16人
■内容:ヒトiPS細胞の観察、受精作業、電子顕微鏡の操作体験 他

【プログラム】
14:00~14:10 講義「再生医療ってなに?」
        近畿大学医学部附属病院
        高度先端総合医療センター再生医療部講師 寺村岳士

14:10~14:50 再生医療部実験室での細胞実験
        (1)無塵衣(むじんい)を着ての作業体験
           清潔な実験を行うための「無塵衣」という特殊な実験服を着用しての細胞実験
        (2)ヒトiPS細胞の観察
           再生医療部で作成したヒトiPS細胞を顕微鏡で観察
        (3)受精作業
           マウスの精子と卵子を観察し、実際に受精させる作業を体験
        (4)細胞観察
           がん細胞など、さまざまな細胞を観察

14:50~15:30 電子顕微鏡の操作体験
        マウスの精子を観察
        学生が準備した試料にて、自ら電子顕微鏡を操作し観察

15:30~16:00 質疑応答

細胞を観察する様子
細胞を観察する様子

AIが記事を作成しています